岡崎京子未刊作品集 森
装丁の美しい本。
私が山を歩き始めたのは子供が生まれる少し前の1994年頃から。岡崎京子が事故にあって漫画がかけなくなったのは1996年のこと。この本の巻頭の「森」という作品は1996年に連載第一回で中断を余儀なくされている。都会から始まる物語はどのように森へと繋がっていくのか。先が読みたい。
他に80年代~90年初頭の作品も幾つか載せられているが、なんだか恥ずかしいようなくすぐったいような感覚。作中に登場する「バリでマジックマッシュルームを楽しみたい、彼氏がグラフィックデザイナーの美大出身のOLやってる女の子」みたいな人が実際に近くにいたなあ。今何やってるかなあ。忘れた頃にでてきた昔埋めたタイムカプルみたいな匂いと恥ずかしさ。
ちなみに、どーでもいいけど、2011年は国際森林年らしいです。
最後に森に行ったのは5月です。年内にあと一度山や森を歩きたい。