先日、山の友人たちと京王沿線の街で飲んだ時に、一軒目は普通の居酒屋でたっぷり飲んで、千鳥足で次の店を探していて目についた看板につられてショットバーに飛び込みで入った。酔っ払っていたので何をしゃべったかはあまり覚えていないが、カウンターの後ろにはレコードが大量に並び、入ってからずっとビル・エヴァンスがかかっていたので、ドリンクのおかわりを頼む時に酔っ払た勢いでリクエストしてみたら、ちゃんとレコードかCDかiPodなのかわからないけどかけてくれて、なかなか心地良かった。
Affinity / Bill Evans
タイトル”Affinity"は親近感、親和性、共感といった意味だが、アルバム全体ではビル・エヴァンスのピアノとトゥーツ・シールマンスのハーモニカは馴染むというよりは、どちらかというと押しの強いハーモニカをビルの包容力あるピアノで包みこむという印象。特にエレピの曲はそれが顕著で、それがこのアルバムの良さになっている。
ちなみに数年前、トーツ・シールマンスのバンドでベースを弾いていた人と話す機会があり、そのときに聞いた話では、彼は数年前に脳溢血で倒れて、それ以降回復したが指が少し不自由になったためもうギターは弾けないとのこと。それでも
公式ホームページを見ると現在でも精力的にライブをこなしているようでなによりだ。
蒸し暑い夜、クールなハーモニカとピアノを聞きながらまた酒でも飲むか・・・