奥多摩をぐるりと縦走する


今年3月に奥多摩の石尾根と長沢背稜を繋いで奥多摩主脈をぐるり一周する山歩きを試みたが、重い春雪に阻まれ予定した行程の半分、石尾根を歩くだけで終わった。別に急ぐ理由などどこにもないけど、季節は秋から冬に移りつつあり、雪こそ当分は積もったりしないにしても、あまり寒くなると装備、服装もそれなりに重くなり軽快に尾根歩き!とはいかなくなるので、好天の先週末、再度歩いてみることにした。


2010年11月5日

4:30に起きて始発に乗り電車を乗り継ぎ、奥多摩駅に7時半過ぎについた。平日でハイカーは少ないし、みんなバスに乗って登山口まで入るようだ。氷川橋を渡り、コンビニの横を抜けて車道を登り始める。登校する小学生数人から「おはようごさいます」と声をかけられる、晴れ渡ったすがすがしい朝。羽黒三田神社で身支度を整える。

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8:20 石尾根登山道入口出発。

尾根に出る。日当たりよい尾根上はまだ緑の葉も残っているが、登るにつれ色づいた葉が増え、足元の落葉も増えてくる。

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防火帯の切ってある広い尾根を西へと進む。尾根の北側、そして高い樹ほど紅葉、落葉の進みが早い。

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巻き道は使わず、ふかふかの絨毯、黄色いトンネルの尾根道を行く。

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11:30 鷹ノ巣山山頂。ここまで3人の単独ハイカーとすれ違っただけだったが、山頂では数人の幸せなハイカーたちが展望と好天を満喫していた。

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晴れ渡り、絶好の展望。富士山、これから進む石尾根、長沢背稜の稜線はもとより、遠く雪を纏った南アルプスの稜線まで見渡せる。

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鷹ノ巣避難小屋の前で昼食。チョコスティックパン一袋。寒くなるこれからは、冷たくなると固くなって食べにくいおにぎりよりもパンが食べやすい。

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ここからも尾根どおしに進む。日陰名栗峰、高丸山、千本ツツジ。

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これらの峰と尾根には巻き道がついているが、尾根道には登り降りの苦労を上回る価値がある。強風とかよほどのことがないかぎり巻き道を使ってはいけない。

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13:30 七ツ石山山頂。無人。鷹ノ巣から七ツ石のあいだ、たったひとりで道と風景を独占できたのは平日の山歩きへのご褒美。ここまで来ると雲取は手の届きそうな近さだ。

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ブナ坂あたりでは防火帯の下刈り作業をしていた。

14:00 奥多摩小屋 テント6,7張り。プロモンテの新しい赤テント2張見た。わりと緩めに張っていたが、ピンと張った姿が見てみたい・・・

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14:45 雲取山山頂。 団体ツアー御一行様で激混み。中央右奥に見える小さなピーク3つは木賊、甲武信、三宝か?

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15:00 雲取山荘。小屋の少し手前で、巻き道から来た以前奥多摩の飲み屋で偶然同席した名物小屋番Kさんと一緒になり挨拶したが、むこうは覚えてない様子。最低限でもここでテン泊を予定していたが、暗くなるまでまだ少し時間があるし、テン場が大学生のサークル(服装がかなり軽装なのでワンゲルではないと思われる)グループで混み合っていたため、水だけ汲ませてもらって先に進むことに。水は明日の昼前くらいまでを想定して計3.5Lほど。少し荷が重くなる。

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テン場には山ガールというか、普通の街にいるような格好をした女子(それと男子)がわんさかいた。

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旧雲取ヒュッテ。かなり崩壊が進む。建て替える前は山荘もこんな感じだったよな・・・。なんか甲武信小屋にも似てるぞ。

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大ダワの大ダワ林道入口にはトラロープが張られ、そこにぶら下げられた地図で崩落箇所が示され、通行止めになっていた。確か通行止めになったあとにも遭難事故があったはず。かなり昔に歩いたことがあるが、深い森の中を歩く良い道だが、そのあとの日原までの舗装された林道歩きが辛い。なかなか通行止めが解かれないということは崩落が大規模で仮設の巻道などもつけにくいということか。

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途中、一つめのの三峰方面への分岐を分けて、道は芋の木ドッケに向かうが、この芋の木ドッケあたり、テープも少なく古いテープが踏み跡から離れたところにあったりとちょっと道がわかりにくい。以前反対方向から積雪期に歩いたときはトレースがなく、登山道を無視して石楠花をかき分けながらピークを目指したこともある。

16:00 芋の木ドッケ。

このあと少し下って再度もう一つの三峰方面の分岐を分けるあたりから長沢背稜の尾根歩きとなる。このあたり来るたびに立ち枯れた倒木がどんどん増えてくるような気がするがこれも鹿の食害か。みんなで鹿を喰って食害解決に貢献しようではないですか。そういえば、卑しい欲望を察知してか、今回の山行ではこれまでのところ鹿の声は聞いたが姿は見ていない。

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日が短くなっていて確か日没は5時より前のはず。あたりは暗くなってきて足元も見えにくくなってくるが、もう少しいけばテントを張るより良い適地があるだろうとなかなか足を停めることができない。悪い癖。おまけにこの桂谷ノ頭あたりは木の根が浮き出た痩せた小さな尾根の登り降りが続く。急いで怪我をしてはしょうがないので慎重に進む。テントも水も背負っている。もちろんヘッドランプだってある。なんだったらナイトハイクを続けてこのまま歩き通したっていいんだ。とは言ったものの・・・腹も減ったし喉も乾いたしで、長沢山のピーク手前の鞍部でストップ。17:00。日はとっくに背後の稜線に沈んでいる。

登山道の脇の木立のあいだに手早くテントを張る。この日の幕はBig Agnes Copper Spur UL1のインナー抜きフットプリントとフライのみの仕様。もう虫はいないので、バスタブフロアー+メッシュのインナーは不要。

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蠟燭に火を灯し、ラジオをFMにチューニングして、漬物盛り合わせ、チーズ、サラミなどをつまみにワイン。ワインはREDWOOD。

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ほろ酔い加減で湯を沸かし、フリーズドライの白米とカレーで夕食。腹が落ち着いたところでスルメを焼いて、ナッツなどをつまみに飲み直していたらいつの間にか寝てしまった・・・
by mobydick67 | 2010-11-08 23:49 | 山歩き
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