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MADE IN USA


別にアメリカ好きというわけでもないけど山登りを始めた頃に読んでいた雑誌Outdoor Equipmentの影響もありその頃買った道具はMOSSのテントにしろ、MSRのストーブにしろ米国ブランドの物が多い。これらの道具は耐久性もあり、今でも使っていたり使用可能だったりする(重さを気にしなければ・・・)。
身につける衣料については何年か繰り返し着ているうちに破れたり生地が薄くなってきたりして使えなくなってくるので補修はするにしてもなかなかずっと使い続けるというわけにはいかない。それでも繰り返し着倒しているのにへたらないものが二つほどある。

一つはPatagoniaのキャップ。

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これはおそらく10年以上山だけでなく普段もかぶり続けているもの。汚れたら洗濯機で普通に洗っているがそれでも多少色が落ちてきただけでまだ全然使える。このキャップ何かと便利なので、モンベル製の似たようなものを子供用に購入したが、それは1年も使わないうちに後ろのプラスティック製のバックルが割れた。

少し前に妻に「その帽子ものすごく長く使い続けてない?」と言われたのでよく見てみたらタグにMADE IN USAとあった。もう同じものは出していない。復刻してくれたら買いたいと思っているが。

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ちなみに今年の夏に買ったばかりのORのキャップ、買う前にきがつけばよかったのだがこんなことになってる。

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実用上は問題ないんだけど。製品管理がなってないなあ。ORってlifetime guaranteeをうたってるけど、これも言えば交換してくれかな、もうひと夏使っちゃたけど・・・。MADE IN CHINA。CHINA製のユニクロだって、いや、ならば、、こんなことはないだろう。

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もう一つはMOONSTONEのMONSTER JACKET

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REIのOUTLETで定価の半額以下になっていたものを10年以上前に購入。これも山だけでなく普段も着ている。最近はジテツーのとき上に羽織っているがとても具合がいい。REIのサイトの説明文に雪山で滑落時すべりすぎないうように表生地半分くらいはすべりにくい生地を使用とか書いてあったが確かにあまりつるつるしていないが、山で新雪のときは表面に雪が付着して夜脱いだあとで凍ってせんべいのようになってしまうのはちょっと問題。これまで滑落経験がなく、今後もそんなところにはいかないと思うので、その滑りにくさを実感することはないだろう。ひじの縫い目付近表生地がすこし生地が薄くなっているのと、去年袖口内側のゴアシートが少しめくれてきたくらいで(モンベルのパーマネントリペアシートで補修済み)他はどこも傷んでいない。結構生地が厚いが着ていてもあまり重くは感じない。腕周りは凝った立体裁断がされていて着心地はとてもよい。フードのフィット感も首まわりも含めてとても良い。ピットジップは透湿素材であっても透湿性があまり期待できない厳冬期の温度調節に重宝する。最近少し太ってきたせいで、下にインナー用のインシュレーションジャケットを着ると少し窮屈。
で、これもMADE IN USA。

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でもMOONSTONEって日本でエバニューが代理店やめただけじゃなくてブランド自体がなくなったの???山野井さんとか着てたよな、確か・・・。でも4、5年前に売ってたものって、アウトドアショップで触ってみても全然欲しくない感じだったよな・・・あれは何だったんだろう??最近のマーモットとかもこれに近い感触があるが・・・。



別にアメリカ製品マニアではないが、手元にある長く使っている山用衣類はMADE IN USAでした、という話でした。最近は購入時にブランドの国籍、生産国にあまりこだわらなくなった。たとえ、そういうことにこだわったとしても、使う山用品から、例えば中国製品をすべて排除することは至難の技・・・



そういえば関係あるかどうかわかりませんが、「キャピタリズム マネーは踊る」の試写会の舞台挨拶で、監督マイケル・ムーアは「愛車であるレクサスを作った日本は大好きです!」と言って、無邪気にアホ、馬鹿、間抜けぶりを発揮してましたが・・・



まあ映画ならこっちでしょ!!

メイド・イン・USA

ジャン・ピエール・レオに「ドン・シーゲル」という役名をつけるセンスだけでもう最高!



追記:いまこれを書きながらMOONSTONEがどうなったかいろいろググって調べてたら面白いサイトみつけた。
http://www.oregonphotos.com/Backpacking-Revolution1.html

バックパッキングギアメーカーの歴史のようなことがまとめてあります。
ちょっとリンクがうまくなくてまとめて目を通すには面倒だけど写真だけみていてもおもしろい。


ついでにもうひとつ、REIのサイトでは左側のメニューからMade in the USA製品だけが検索できる。これでみるとREIで扱っているテント(=大手メーカーのもの)でアメリカ製のものはないとか、アメリカ製の衣料品は下着類がほとんどだということがわかる。パタゴニアだとブリーフはMADE IN USA・・・。やっぱり股間だけはアメリカ男児の沽券に関わるから?!
by mobydick67 | 2010-01-09 23:11 | 道具
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