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山田哲哉さん 北アで救助要請


岳人で「奥秩父 山、谷、道、そして人」を連載中の山田哲哉さんを含む7人パーティーが年末から正月にかけての黒部五郎岳への山行時に登頂をあきらめて下山中に、降雪のため下山できなくなり携帯電話で救助要請し、4日岐阜県警ヘリにより無事救助されたようです。

全員無事に救助されまずはなりによりだと思う。実は先日甲武信小屋にボッカの真似事をして登ったときも、小屋で飾られた海外の高峰で甲武信小屋の手ぬぐいを広げた登頂写真を見たり、無人売店(?)に置かれている安心して楽しめる 中高年の山歩き入門をパラパラと立ち読みしたり、岳人先月号の連載で同行した山行が紹介されているづめちゃんをからかったりしていたのだが・・・

現時点では救助要請にいたった詳しい経緯はニュースで紹介されている程度しか把握していないが、山田さん本人はいたって元気で、他の6人も健康には問題がないようでなによりである。昨年の北海道での夏の事故のこともありガイド山行(そもそも今回の山行がガイドとして参加した山行かどうかは報道を見る限りわからないが)はなかなか厳しい状況に置かれている昨今、決して安易な救助要請ではなかったと思うが、パーティー全員の安全確保に対していつも以上に気が配られたことは想像に難くない。

私自身は山岳会に属したり、ガイド山行に参加することはおろか、そもそも殆どがソロか息子との山行で、3人以上の多人数パーティーでの山行をほとんどしたことがないのだが、何かステップアップする時、例えば本格的な雪山登山、沢登り、岩登りを始めたいと思うことが今後あれば、さすがにそのようなことを耳学問や本から得た知識だけでいきなり一人で始めることはしないと思うので、ガイド山行、あるいは○○教室の類に参加する可能性がまったくないとは言えない・・・


と、自分でも何を言いたいのやらよくわからなくなってきたが、いずれにしろ今回の救助要請も含め山の事故や事故未満の出来事について、山岳誌を含む報道機関はもう少し当事者による報告も含めて詳しいことを興味本位ではない姿勢で調査報告してくれるといいなあと思った次第です。


このへんの継続的にだされている本も参考にはなるのですが・・

山の遭難 生きた、還った―セルフレスキューの秘訣

山岳遭難の構図―すべての事故には理由がある

ドキュメント 滑落遭難

ドキュメント気象遭難

ドキュメント 道迷い遭難

ドキュメント山の突然死


山岳誌でさえ社会問題化して騒がれたときだけ大きく記事として扱う傾向にありますが、もう少し細かな事故もひろって恒常的に詳しい報告が出来る場があってもよいかなと思う。本来、死亡事故や重傷事故の報告と死亡者がでなかった事故未遂の報告は同じように大切だと思う。

まあ今回の件は、岳人あるいは山田さんのHPでしっかりとフォローされると思うんですが・・・
by mobydick67 | 2010-01-06 23:08 | 山の備忘録
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