先日SORCEのイスラエル製ハイドレーションシステムについて書いたとき、シオニスト云々とエラソーなこと書いていてこの人のこと思い起こした。
ユダヤ系フリーミュージシャン John Zorn
80年代終わり頃(そう、バブル崩壊前後です)東京がとても面白かった頃(その頃は自分が山に登るなんて考えてもいませんでした)、ジョンは東京とニューヨークを往復するように暮らしていて毎夜毎夜いろんなセッションに参加。COBRAとか面白いことたくさんやってました。ライブの前は本当にゾクゾクしたもんです。映画フリークで当時私がバイトしていた映画館にもよく観にきて支配人と知り合いだったこともあり何度か言葉を交わしたこともあります。かっこいいパンクのおっさんという風情でした。すごい量でいろんなグループ、ソロ名義でアルバム(値段も高い!)を出してたな。東京でフリーを歩けばジョンにあたる状態。
その後90年台半ば頃より自身のルーツである、ユダヤ音楽に比重を置いた活動をするようになり、日本でも以前ほど頻繁にライブ活動しなくなり、私もこの頃からあまり彼の活動を追わなくなった。
ユダヤであることと自由。久しぶりに彼の今の音楽が聞いてみたくなった。
とりあえず過去の作品ですが最高にかっこいい1枚
Spy Vs. Spy: The Music of Ornette Coleman
いつ聞いても鳥肌。衝動。パンクもジャズもロックもケツまくって逃げ出す気迫。限りなく自由に近づくための音楽。