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ああっ、prolite4が・・・


サーマレスト プロライト4 レギュラー

4月初旬に来客があり、リビングでテレビを寝転がって見ていて、寒いというので、私のベッドの下にしまってあるサーマレストprolite4を出して膨らませた。テレビを見終わったあとも出したままになっていたのだが、そこにJoniが帰ってきて、客もいたせいで少し興奮して出してあったマットの上に乗った。あっ、やばいと思ったがもう遅かった。マットには三ヶ所も切り傷のような穴が開いてしまった。ちなみにJoniというのはうちで飼っているイヌ(9歳、♀)の名前である。妻や親族からは私の愛人とも言われている。そういうことなので、怒ろうにも怒れない。後の祭り。しょうがない、久しぶりにリペアキットで直すことになった。

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 以前、6月の台風近づく谷川連峰の大障子避難小屋に緊急避難したことがあった。窓がなく暗いところで、すのこ状の床の上に先代の旧U.Lサーマレストを敷いたら,ぷしゅっと音がした。よく見ると床から釘の尖ったほうが少しでていた。幸い専用の収納袋のポケットにリペアキットを入れていたので、外は嵐ですることもないので説明書の指示に従って、ホットボンドをコッフェルで沸かした湯で軟化させてパッチを張り、修理した。修理は初めてだったがうまくできた。よくこの手のマットはパンクしても最低限のクッション性が確保されると書いてあるが、ホントーに最低限(ないよりはまし、かも?・・・くらい)なので、現場で修理できれば修理するに越したことはない(ガムテープやダクトテープをエマージェンシーキットに入れておくとこの手のトラブル時に応急処置ができます)。それが確かまだ20世紀だった、今から10年以上前の話。キットには丸いパッチ4,5枚と10センチ四方の切ってパッチにする生地、ホテルの歯磨きセットの歯磨き粉のチューブぐらいの大きさの金属製チューブに入った、HotBondで構成されているが使ったパッチは1枚なのでその後もキットを泊まりの山行時には持ち歩き、マットをprolite4に買い換えてからもそれを携帯していました。
 今回、そのリペアキットをひっぱりだして、チューブのHotBondを湯せんで暖めたが、いくら暖めても程よい柔らかさにならない。溶けて粘性のあるゲル状にならず,溶けかかったゴムくらいにしかならない。それでも2箇所はなんとかそのボンドで補修したが、一番大きな穴はどうも無理。とりあえず、そのままにして新しくリペアキットを購入することにした。
後日渋谷OD-BOXで定価¥1470で購入。たかがボンドとパッチのセットなのに高いなあ~。ボンドはチューブではなくマックのケチャップのような容器3つに変わっていた。またタフスキン用の粘着剤つきの大き目のパッチも入っていた。素材が違う(ポリエステル)ようだが、残った穴は大きかったのでこのパッチにHotBond一つを盛大に使って補修。補修箇所に水を垂らしてみたが、空気はもれていない。4、5時間膨らましたままにしておいたが大丈夫。修理完了。

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 これまで、後生大事に携帯していたキットのボンドは経年劣化でだめになっていたのだが、それが山ではなくて家で発覚したのは幸いである。まあ10年前の年代物のビンテージホットボンドを持っている人も少ないと思うが、もし古いボンドを持っている人がいたら一度湯せんにしてみて充分軟化するか確認してみることをお勧めします。これってDIYショップで売られているホットボンドと機能はかわらないのかなあ?もっとも持ち運びをどうするか、湯せんでいいのか、という問題があるが・・・
 
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それと実際に補修していて気になったのだが、以前古いU.Lサーマレストが剥離したことを書いたが、そのときその原因が炊いた米の蒸らしにあると思っていたのだが、熱いものを直接置くなと書いてある一方で、こうして補修のときに沸騰した湯を入れたなべを使えと書いてあるのはどういうことだろう?剥離の原因は熱ではなかったのだろうか?だったら永久補償なので無償で修理可能だったのか?やはり経年劣化だったのか・・・





こいつが犯人
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by mobydick67 | 2009-04-13 20:17 | 道具
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