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来年も畦地梅太郎


年の瀬が迫り、今年もそろそろ来年の畦地梅太郎カレンダーを入手しなければと思っていたが、毎年購入していたお茶お水の茗渓堂が閉店中なので、前から一度足を運びたいと思っていた鶴川のあとりえ・うに自転車で出かけてきた。


地図を頭に入れておいて出かけたが、近くにきてもなかなか見つけることができず、近所をぐるぐるまわって、人に尋ねてやっと見つけた。前を何度か通り過ぎていたが気が付かなったようだ。普通の新しい民家の裏にあった。

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やはり本物はいい。いいなあと思うと値段もいい。シミのついたものや、刷り損じのものなら、わりと廉価になっているので購入できそうだが、またの機会に。

おめあてのカレンダーだが、少し前に売り切れたとのこと。残念。ポストカードと缶バッジを土産に購入。

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アトリエのかたと少し話をすると、吊りカレンダーは今年は例年になく売れ行きがよいらしい。もしかしたら町田国際版画美術館にならまだ在庫があるかもしれないと聞いたので、パンフレットをいただいて電話してみるとまだ少し残っているという。せっかくなので町田まで足をのばすことに。

駅から自転車で5分ほど。かなり急な坂を下ったところにあった。

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めあてのカレンダーを入手。3号は朝夕は混むし、暗くなる前に帰りたいので展示は見ずに帰路についた。

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来年もあまり山を歩けそうにないけど、これで気を紛らわせよう。
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by mobydick67 | 2011-12-18 13:12 | 雑感 | Comments(4)

十文字峠越えの顛末

以前入手した古い山の雑誌「山と高原」に掲載されていた畦地梅太郎の「十文字峠越え Ⅰ」。続きの掲載された次号はさすがに見つからなかったが、この話が収録された単行本を入手した。

山の足音 (アルプ選書)

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畦地梅太郎の山の文がたっぷり楽しめる。紙面の都合からか、雑誌掲載時のイラストが多少割愛されているのは少し残念。

肝心の畦地一家の十文字峠の顛末。早朝白木屋をでて好天のなか毛木平から十文字峠へ。十文字小屋の女主人(現在の甲武信小屋主人徳さんのお母さん、山中時子さんと思われる)から子連れということもあって宿泊を勧められたが、そのまま峠越えを強行。日が暮れて真っ暗になってから栃本に到着。なかなかの健脚一家だ。

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阿佐ヶ谷の「穂高書店」で購入。まるで深い藪のような山岳書専門古書店。

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山から遠く離れたところで、山の足音に耳をすます日々。
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by mobydick67 | 2011-10-01 22:02 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(0)

畦地梅太郎と奥秩父

畦地梅太郎は奥秩父、そして山について次のように書いている。


山に考える

 わたしは、山へはいるまでは、まったく、おっくうな気持ちなんだが、いざ山へはいってしまうと、やっぱりきてよかったなと、いつまでも思うのだが、このごろのように、山がひとつの流行になってしまって、街でも、会社の机の周囲でも、どこそこの山へ行ったと、話しあうことが、お互いの自慢のようになってみると、わたしはつとめて、山へいくことをさける気持ちになってしまう。
 乗り物でも、山小屋でも、山を歩いてさえも、知ったかぶって、そして変に気取った人達が多い。それでなければ、おれは山を歩いて、自分をより人間的なものにたかめたんだと、いわんばかりに、おさまりかえっている人にも逢う。いやなものだ。

・・・・・・・・・・・・・

 わたしは、山は三〇〇〇メートルの雪線上もいいし低山もいいしどこでもいいのだが、たった一人で歩く原始林のなかなど、ことにすきである。
 もしろん、別の山にもいくらでもあることだろうが、秩父の原始林を一人であるくのはことにいいと思っている。

・・・・・・・・・・・・・

 秩父の山も、森林ばかりの山とはかぎらない。森林のない稜線を歩く場合もあるが、しかし、広大な森林帯の地勢の山だから、すぐ近くに、森林があるし、全体大森林におおわれた和名倉山が、いつでも目の前にあって、わたしの気持ちをよろこばしてくれる。
 こんなえらそうなことを書いても、秩父の山をそんなに知っているというのではない。ほとんどのところを知らないといった方が、たしかなことかもしれん。
 秩父の森林といえば、なんといっても十文字峠あたりだそうである。峠の平地がものすごい森林だ。森林といっても自然の生存競争とでもいおうか、ほとんどの雑木は姿を消してしまっている。日のめを見せぬ地表の下草はシダの類が多く、まったっくすがすがしいものがある。

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 秩父の山は、ものすごい森林のなかを歩くのに、少々飲み水に不自由するのじゃなかろうか。十文字峠越にしても、見下す深い森林の溪谷から、とうとうと水の流れる音をききながら、水にかつえて歩くなどなさけなくなるとういうものだ。これだけが欠点かもしれん。
 こんなに登山が盛んになったこんな日でも、秩父の山を歩く人は、大体に地味な人が多いようだ。山の人気は北アルプスや、谷川岳が、いまもなお独占している形だ。
 登山というものには、岩もあれば、雪もある。氷もある。もちろん森林もある。どれをやっても登山なんだ。そこに技術の差はあっても、山男の山に向かう精神の差があってはなるまいと思う。
 山男というものは、論理一点張りで山に向かうことだけでなく、いますこし、山に住む、動物的な、原始の感情と、感覚で、山に向かうということも考えてみたいものだ。



畦地梅太郎 山の出べそより



読むたびに身が引き締まる思いがする。初心に戻って、このような謙虚な気持ちで山を歩きたい。




でも、難しいなあ。
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by mobydick67 | 2011-05-09 19:39 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

十文字峠のはなし

山と高原 1959年8月号

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深田久弥の「日本百名山」が連載中。この号では連載第6回、甲武信ヶ岳がとりあげられている。

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でもお目当てはこっち。

十文字峠越え Ⅰ 畦地梅太郎

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どしゃぶりの雨の中、家族6人でとびこみで信州川上村梓山の白木屋旅館を訪れるところから話は始まる。品のいい女主人、田舎の割に立派な宿の設備、若山牧水の話などに触れながら翌日快晴のなか宿から毛木平まで歩いたところで「続く」となる。

残念ながら、これを見つけたお茶の水の古本屋にはこの号しか置いてなかった。
続きの十文字越え、十文字小屋の話が読みたい・・・きっといい話に違いない。

この時の思い出を書いた作品「六人の山」をあとりえ・うのHP上で見ることができる。



裏表紙の広告。コピーもデザインも何だか眩しい。

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とか言っているうちにGWもいつの間にか終わって5月も半ば・・・山の雪は融けて、下から新緑が覗く季節。

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by mobydick67 | 2011-05-08 14:46 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(0)

アルプ  1960年3月 25号

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裏表紙に譜面

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目次

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切り絵

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畦地梅太郎画・文 「雪の八ヶ岳」より

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1958年。ニッポンじゅうが高度成長で右肩上がり、上ばかり目指し、第一次登山ブームで先鋭的なアルピニズムがもてはやされ、やれ岩だ、登攀だ、と猫も杓子も山に殺到した時期に、そういったこととは全く無関係に自分の好きな山を好きなように歩き、広告を一切載せない妥協しない雑誌を作った人たちがいた。


アルプ―特集 串田孫一


ちょっとかっこ良すぎる。
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by mobydick67 | 2011-03-23 14:38 | | Comments(0)

帰ってきた山男

畦地梅太郎カレンダー2011は、山男シリーズが帰ってきました。風景もいいけどやはり男。年明けに御茶ノ水茗渓堂にて購入。陰ながら応援しているお気に入りの書店の一つです。服部文祥サイン本の他に、瀬畑雄三さんの新刊の筆書きサイン本もありました。南アルプスのマイナールートの解説本(これもサイン本でした)があり、欲しかったのですがとりあえず思いとどまりました。


1月は「雪のなかの男」

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う~ん、でも一月はいろいろあって雪のなかの男になれそうにありません。この連休も家でくさってます。

雪よ、待ってろよ!
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by mobydick67 | 2011-01-10 12:12 | 山の備忘録 | Comments(2)

茗溪堂


御茶ノ水に山の本屋さんがあることを知り、会社から近いので先日帰りに寄ってみました。1,2階が楽器屋で、そこを通り抜けて階段を上った3階にその小さな本屋、茗溪堂はありました。何度もその建物の前を通ったことがあったのにこれまで気がつきませんでした。
大型書店の山岳書コーナーとは一味違った品揃えで、別冊太陽の山関係の特集本のバックナンバーが揃っていたり、山岳会の季報なども置いてあります。
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畦地梅太郎のカレンダーを購入しました。
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by mobydick67 | 2009-02-06 18:42 | | Comments(0)