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ゴールデンウイーク 奥秩父縦走 その2


2009年5月5日

3:40 起床

気温はテントの中で4℃くらい。
完全に二日酔いだが、昨夜一緒に飲んだijiruさんと今日は一緒に歩いてみようということになったので、手早く朝食を済ませ撤収して5:00に小屋の前にあがる。小屋の主人の徳さんに昨日買って頭に巻いていたのに酔って忘れてきた手ぬぐいを渡される。恥ずかしい。


5:10 出発

今日は息子、ijiruさんと3人で歩く。下りははijiruさんが先頭、それ以外は息子が先頭。二日酔いで足取りの重い私が最後に遅れがちについてゆく。くだりでのijiruさんはとても早く、ドーピングの効果か息子の足取りも軽い。

巻き道経由で破風避難小屋のほうへと下る。
曇っていていつもは展望の良い賽の河原も見晴らしが悪い。

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破風避難小屋の前で一休み。アイゼンを外す。テント2張り撤収中。昨日は何人か小屋にも泊まったようだ。


二日酔いの体に破風山への急登はこたえる。


7:20 破風山

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7:40 東破風山

8:30 雁坂嶺

9:00 雁坂峠

いつもは水汲みも兼ねて、雁坂小屋まで降りるのだが今日は多めに水を担いでいるのでそのまま南へ。

アイゼンは外したが、まだ北面の斜面にはところどころ雪が残っている。

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9:30 水晶山


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古札山は北面の巻き道で巻く。


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11:00 雁峠着

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ここで昼食。インスタントラーメンに大沢の代用ミート。ijiruさんに新鮮な生の葱を分けていただく。すでに縦走3日目、生ものに飢えた二人にはたいへんなご馳走。ありがたい。食べている途中から雨がぽつぽつと降り始める。

このあと笠取山は下の水干に巻いて、そのまま尾根筋の縦走路を行く。小雨が降る中先を急ぐ。尾根の南側をトラーバスする縦走路は何箇所か崩落箇所もあるが、しっかり修復されているので心配なところはない。


14:00 将監峠

少し雨足が強くなってくる。


14:20 将監小屋着

雨がかなり強くなってきたので、急いで手続きを済ませてテントを張る。天場には他に3張りほど。和名倉山ピストンの人が多いようだ。ijiruさんはツエルト持参だが迷った末に天候がよくないので小屋素泊まりに。息子とテントを張る間にもどんどん冷たい雨は強くなり風も結構吹き始める。

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テントを張り終わった頃和名倉山ピストンの登山者が数人戻ってくる。テントの人が多いようだ。小屋前の屋根のあるところで手早く夕食を済ませる。あまりに寒いのでナルゲンボトルとグランテトラに沸かした湯を入れて2人分の湯たんぽを作る。ijiruさんとそこで飯、酒を共にする予定だったが気温が下がって寒い上に、結構風が強くて雨が吹き込んでくるのでとても長居はできない。小屋のご主人に断って、小屋の薪ストーブのあるところで休ませてもらおうと、何度か声をかけたが返事がないのでとりあえず入らせてもらい1時間ほど休ませてもらっているところに主人が来て叱られてしまう。無礼を謝り小屋を辞して冷たい雨の中テントに戻る。
 
昨年春に夏に購入し何度か使ってきたテントGOLITE Valhalla 2+ ですが、本格的な雨の中で使うのは初めて。夕食前に少し縫い目から水が漏れているのに気がついたが、やはり漏れている。量はたいしたことはないが、ちょうど寝ている顔をあたりに時々したたり落ちる。幸い二人ともシュラフカバーを持参しているので、シュラフをひどく濡らすことはないし床が濡れてもマットがあるので大きな問題にはならない。寒いのでシュラフにくるまって早めに就寝。





2009年5月6日

4:30 起床

昨夜ijiruさんと明日は朝雨の様子を見て予定を決めようと相談。朝になっても雨は止んでいないが、もう強くは降っていない。

前室で湯を沸かし、アルファー米の梅茶漬け、うなぎ茶漬けにSOYJOY,コーヒーを朝食に。雨のなか撤収。

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テントの素材はシルナイロンが半分くらいだが、あまり雨を吸わないせいか雨でもそんなに重くなった印象はない。小屋前でijiruさんと相談、とりあえず予定通り飛竜方面に向かう。といってもここ将監小屋から三ノ瀬方面に下ってもバスはない(昔は一ノ瀬までバスあったよな・・・)。連休最終日、今日中に下山しなければならない。三条の湯経由でもよいがそれではワンパターンなので前飛竜経由で丹波に降りることに。


6:30 出発

8:00 飛竜下 禿岩

雨でガスっているため展望まったくなし。


ここから前飛竜を経て丹波に降りる道は私と息子は初めて。ijiruさんを先頭に降りる。前飛竜を過ぎると少し道は緩やかになり、広葉樹の森が広がる。新緑が萌え始めていてとても美しい。たべられる植物(山菜とかきのこ)にめっぽう詳しいijiruさんにコシアブラの木の見つけ方を教えてもらい、上下左右に目をやり探しながらゆっくり歩くが植物に疎い私や息子にはさっぱり見つけることができない。ijiruさんは次々と見つけていくのに・・・


10:00 サオウラ峠

ここから丹波天平に向かうことにする。


10:30 丹波天平

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ここはijiruさんも私も初めて。予想していたより広くびっくりする。丹波への分岐もはっきりとした道標がある。丹波への道は大半が明るい広葉樹林の林のなかの斜面を九十九折に降りてゆく。
丹波小学校の横にでたところで登山道は終わり。

11:00 丹波へ下山

のめこいの湯までは歩いてすぐだ。温泉の上の売店でワインを一本ずつ買ってから温泉へ。温泉の中の休憩所で軽い食事と酒。今回はいつも忘れるポイントカードも持参。あとハンコ一つで入浴券と交換だ。

このあとijiruさんに奥多摩駅前の美味しい餃子屋をおしえていただき電車の前に一杯。さらに同じ私鉄沿線なので地元近くの居酒屋でもまた一杯。またもや酔ってしまった。
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by mobydick67 | 2009-05-08 18:52 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

冬の甲武信ヶ岳 1&2日目


成人の日の3連休、去年に続き甲武信ヶ岳にチャレンジ。


当初は息子と二人で山行の予定だったが、前々日に息子が膝が痛いと言い出し、9日に病院で検査、オスグッドであることが判明。急遽ソロとなる。当分サッカーも山も無理だな。不憫。
ということで前夜一人用に荷を詰めなおす。テントもVALHALLAかエアライズか迷っていたが、一人ならエアライズ2で十分。夜遅くなっても都内は結構雨が降ってるが、山は当然雪だろう。去年の二の舞か・・・。武者震い?しながら眠りにつく。


2009年1月10日

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電車を乗り継ぎ山梨市駅へ。雲っているが駅周辺にはまったく雪がない。途中の高尾あたりのほうがまだ多いくらいである。バスに乗り西沢渓谷へ。途中だんだん雪が出てきて、西沢渓谷でだいたい15㎝ぐらいの積雪。

装備を整え10:20出発。徳ちゃん新道を行く。先行者がいるようで踏み跡がある。沢沿いの道との分岐点までアイゼンなしで進む。分岐点あたりで雪は30㎝前後。ここでクラッカーなどの行動食を昼食がわりにとる。
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分岐点を越えてすぐ先行者を追い越す。大きなザックを背負った夫婦で朝8:30に西沢渓谷出発し今夜は途中テントを張り明日頂上を目指すという。こんな時期に一人で登る人いるんだ~と言われ、互いに励ました後、先を行かせてもらう。
(追記:帰宅後WEBを見ていてこれがあのテントミータカさんだと判明)
ラッセルというほどでもないがやはりトレースがないところを行くのはシンドイ。登りも急になり高度2000mくらいで積雪は40㎝。2200mを超えると50㎝前後積もっていて結構キツイ。雪も少し降り始めスピードもかなり落ちてくる。
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16:00頃にやっと去年立ち往生した約2400mの縦走路との分岐点に辿り着く。去年はここから木賊山への登りが雪が深くて(胸まで埋まるくらいあった)どうしても登れずやむなくテントを張り翌日下山した。今年も腰の上まで埋まる積雪だが時間をかけながらなんとか木賊山頂上まで登りふきっさらしのザレ場を越えて甲武信小屋に到着したのが17:30。もうほとんど真っ暗になりかけていた。テントを張る余力などなく冬季小屋を使わせもらうことにする。小屋の入り口と冬季部屋にはそれぞれLEDの豆球が灯っていてとても助かった。翌朝確認したがソーラーパネルで発電、蓄電しているようだ。10年くらい前に4月上旬に一度冬季小屋を使わせもらったことがあるがその時とは開放してある部屋が違っていた。一階の広い部屋で普段は食堂に使っている部屋だとおもうが、いつもはテントなので入るのは初めて。小屋番がいるときはテントのくせに、留守のあいだに部屋にあがってしまう自分は少し厚かましいと思い反省。

ワインを乾きものののつまみで飲みながらMSRのWhiper Light Internationalで雪を溶かして湯を沸かす。2人の予定で詰めたまま詰め替えなかったのでホワイトガスはたっぷり1L持参。アルファー米の五目御飯と味噌汁の夕飯。先日Hiker's Depotで購入したオーサワの大豆ミートを味噌汁にいれて食べてみた。代用肉ということだが、歯ごたえのある油揚げという感じで、なかなかいける。かたちがカエルの脚にしかみえないのだが、故意か?酒もあまり持参していないのでほどほどにして寝袋に入ってラジオに耳を傾ける。外は結構吹雪いている。
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寝床は床にMPIのオールウェザーブランケットを半分折りにして敷いた上にマットはProlite4R、寝袋はモンベルのゴアシュラフカバーにスーパーストレッチ・ダウンハガー2。ULGさんが冬季寝床システムを検証中で、そこではどうもシュラフカバーは分が悪いようだが、それはあくまでテント内での話。小屋など湿気の心配のあまりないところでは当然カバーを使ったほうが保温の面でも有利だろう。靴下は予備のものを重ねて2枚履いて、TNFのLWの長下着上下を着たうえに、下はその上にMWの長下着を重ね着し、上はLow Alpineの厚めのフリース、モンベルのU.L.サーマラップパーカを着込み、ネックウォーマーと厚手のフリース帽つけて寝た。さらに沸かした湯をグランテトラ1Lに詰めて湯たんぽにし、丹田には使い捨てカイロを張って寝た。ここまでやると万全で、室内で夜は-13℃、起床時-17℃だったが寒いということはなかった。前述のULGさんのブログで呼気が寝袋を湿らすという指摘があったのでなるべく寝袋に顔をもぐらせないよう寝たが、朝になるとカバー、寝袋とも口に近い縁のあたりがバナナくらいの大きさで凍って硬くなっていた。やはり呼気の湿気はかなり影響大だ。
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2009年1月11日

5:30起床。

寒いが体を起こしてとりあえず湯を沸かす。アルファー米と中華スープの朝飯。食後コーヒーとチョコ。荷造りを済ませ荷物を小屋入り口にデポして6:30に頂上目指して小屋を出発。

小屋から上は雪が少なくかつ締っているため助かる。6:50頂上着。快晴だが風が強く(強風注意報がでている)積もった雪が吹上げられて空中を舞う。八ヶ岳、金峰山の五丈岩、(おそらく?)北アルプスがよく見える。風が強く寒いので頂上とその少し下で何枚か写真をとって小屋へ戻った。
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7:30、荷物を担いで小屋を出発。
ところが昨日自分がつけたトレースは風と新たな雪でほとんど無くなっているではないか!この分岐~小屋間は昨日最もラッセルにてこずったところでもう一度登り直すのはうんざりなので、いちかばちか北面の巻き道に向かってみた。こちらも5,60cmの積雪はあるがまだ木賊山の尾根筋よりはずっとましだった。昨日もこちらを通ったほうが楽だったかもしれない。
縦走路に合流。昨年はこのあたりでテントを張ったが雁坂方面への道は1m前後積雪がありとてもそちら行くのは無理でここから下山した。今年は昨年より少し雪が少なく、なんとかなりそうなので予定どおり雁坂を目指して進む。といっても腰上の雪の中をラッセル。とても時間がかかる。途中賽の河原で海が見えた。これは初めて。
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9:30に破風避難小屋着。中をのぞくと隙間から吹き込んだ雪が一面5cmくらい積もっていた。外のベンチでカロリーメイトなどを昼食代わりに摂る。
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このあとラッセルに苦しめられGWなどの倍以上の時間をかけて進むことになる。

11:30  破風山(2317m)

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15:00  雁坂嶺(2289m)   

15:40  雁坂峠(2050m) 

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16:00  雁坂小屋到着

この日の行動中の気温は-15℃~-5℃前後。
積雪はだいたい40cm~100cm。植生のまばらな樹林帯が吹き溜まりができやすいようで一番雪が深かった。
甲武信小屋~雁坂嶺間はまったくトレースがなく、鹿など野生動物のトレースも少なかった。雁坂嶺から峠までは一人か二人の新しいトレースがあった。雁坂峠近辺は結構たくさん踏み跡があった。

やはりこの日も小屋にたどり着くだけでへとへとでテントを張る余力がなく開放されている小屋を使わせていただく。というよりも、午後はもう疲れて途中テントを張ろうかと何度となく思ったが、小屋まで行けば楽ができるとそればかり考えてラッセルしていた。
また残り少ないワインを飲みながら湯を沸かし、インスタント塩ラーメンに大豆ミートを加えた夕食を摂る。高度を下げたせいで昨日より気温が高く小屋の中で夜-10℃、朝-13℃くらい。窓から月明かりが射してけっこう明るかった。ラジオを聴きながら寝た。
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by mobydick67 | 2009-01-15 18:05 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(4)

秩父へ行きたい

年に何度か秩父に行きます。今年は1月に甲武信ヶ岳(西沢渓谷から登ったが朝から大雪で小屋までたどり着けず縦走路との分岐あたりでテントでビバーク)、4月は雲取山、5月に瑞垣山荘、金峰山、甲武信ヶ岳、雁坂、川又縦走(残雪が多く2日目に甲武信小屋までたどり着けずミズシあたりの登山道脇でテント泊)と三度ほどの息子との山行。三条の小屋甲武信小屋、雁坂小屋の方たちにはテント泊にもかかわらずいつも親切にしていただき訪れるたびにまたすぐ行きたくなってしまう。昨年秋に甲武信ヶ岳に登ったとき帰路を真の沢林道にとりたいのだがと小屋の方に相談すると秋は落ち葉などで道が不明瞭なのでまた夏にでも登りで使ったらとアドバイスを受け、そのときは股の沢林道を下ることにして真の沢林道は今年におあずけとなった。で、今年こそはと思っていたのだが今年の夏休みは飯豊山行に使ってしまい結局行かずじまいになってしまった。もう秋でまた落ち葉の多い季節になってしまったので真の沢林道は無理だが、できれば秩父側から股の沢林道か、雁坂経由で登りたいなあ・・・甲武信小屋のヅメさんの掲示板でも真の沢林道のことが話題にのぼっていてさらに秩父への郷愁(?)をそそられる今日この頃。
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by mobydick67 | 2008-10-17 10:10 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(0)