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久しぶりに山を歩いてきた。


2011年11月30日

奥秩父。いつもの場所。

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いつもの人と、いつものようにたっぷり呑んだ。7ヶ月間、お疲れさま。




2011年12月1日

閉めた小屋を後に二人で小雨に煙る縦走路を東へ。

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前から一度歩いてみたいと思っていた尾根、孫四郎尾根。

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斜度はない。藪もたいしたことはない。倒木はあるが、うんざりするほどではない。ただ、地図とコンパスを頼りに暗い針葉樹林の緩い尾根を外さないように歩く。

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35.903369,138.788127 H:2113m

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一度は泊ってみたかった場所。予想以上に広い。まだ昼をまわったばかりだけど、雨は雪にかわりつつあるし、やはりここでテントを張ることにした。

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思ったほど気温は下がらず、湿った雪であまり積もらない。早くから飲み始めたので、宵の口には酒がなくなってしまった。



2011年12月2日

暗いうちに起きて、湯を沸かし、茶を淹れて、カッペリーニのスープスパで朝食。食後にコーヒと一服。小雪のなかテントを畳み、荷造りが終わった頃には少し空が明るくなってきた。

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広い台地の終わりからまた尾根を下り始めるが、針葉樹の幼木にシャクナゲが混じりはじめて少しづつ藪が濃くなり、斜度も増し、歩き難くなってくる。

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下ってきた尾根を振り返る。

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地図によると尾根の右、東側は土崖、左の西側は岩崖なので、なるべく尾根を外さないように藪を泳ぐように進む。尾根を忠実に辿って小ピークを2つほど越え、3つめを超えようとしたが、あまりに藪が濃くて尾根を辿るのを断念。右側に巻くと右手下方に登山道が見えた。ここで尾根から離れて登山道に出るとすぐ先に地蔵岩展望台への道標。ここからは薄っすらと雪が積もった登山道を緩やかに下る。

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川又のバス停まで出たが、次のバスまでかなり時間があって、寒くてとても待っていられそうにないのでそのまま秩父湖まで歩くことに。が、バスの経路が変わったことを確認していなかったため、さらに大滝温泉まで歩くことに。車道歩きにうんざりしてきた頃、やっとたどりついた温泉に逃げこむように立ち寄って体を温めた。氷雨のなかを凍えながら歩いているときにはビールのことなど念頭になかったのに、風呂からあがるとやはりとりあえず生ビール。そして熱燗。湯と酒で体をほぐしてから、宵祭りの秩父へと向かう。
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by mobydick67 | 2011-12-05 21:15 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

奥秩父を舞台にした山小屋小説 「春を背負って」

春を背負って 笹本稜平

甲武信ヶ岳と国師ヶ岳の縦走路のほぼ中間地点にあるという山小屋を舞台に、父の急死でその小屋を継ぐことになった一人の若者の視点から、その山小屋で起こる様々な事件や出来事を綴った短編連作小説。もちろんそんな小屋は実在しないが、小説中の記述からその場所をある程度特定できそうなので地図を見ながら考えてみた。

梓小屋と名づけられたその小屋は、甲武信ヶ岳と国師ヶ岳を結ぶ稜線のほぼ中間から長野側に少し下った沢の源頭にあった。梓川の谷の上部に位置することからつけられた名前らしい。
 近くには二二〇〇メートル台の眺望に恵まれないピークがあるだけで、・・・・・・

国師のタルは梓小屋から二キロほどのところにある主脈上の鞍部で・・・・普通なら片道二時間はかかる。



とあるので、おおよそ東梓と両門の頭の間の尾根の北側、下の地図、鳥瞰図の上赤丸近辺の場所と思われる。

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ここならば唐松久保沢沿いに続く林道(廃道)から途中沢を渡渉して南に尾根伝いに登ることもできるし、山梨側も塩山尾根が主脈にぶつかるところに近いので山梨側に道がつけやすい。小説にあるように山梨、長野の両側に通じる登山道を結ぶポイントとしては絶好の場所かもしれない。そもそも山小屋は、甲武信小屋や雁坂小屋もそうであるように縦走路上でかつそこに取り付くための登山道が何本か交差する場所(あるいはその近辺)にあると営業する側も利用する登山者も都合がいい。でも、もしここに小屋ができてしまうと大弛小屋、この梓小屋、甲武信小屋、雁坂小屋とそんな小屋が縦走路上に続くことになりせっかくの奥秩父の奥深かさが損なわれてしまうような気もするが・・・

小説は春の小屋開けから始まって、小屋閉めを経て次の小屋開けに備えて荷揚げするところまでのほぼ一年を6話の短編をつなぐ構成になっているが、肝心のお話のほうは、ご都合主義的だし、ステレオタイプな人物しか登場しないので退屈極まりない。でもそういうこととは別に奥秩父、特に国師、甲武信近辺の地名や登山道がマイナーなものも含めて頻出するので読んでいてなかなか楽しい。特に、第5話の「擬似好天」という一編は、3月後半の小屋が閉まっている時期に、雁坂から甲武信、この梓小屋を経て川上村に下山する予定の3人パーティが二つ玉低気圧による悪天候で甲武信小屋の冬季開放小屋で停滞を強いられる話で、少しつっこみどころもあって(冬のトイレや雪崩、救助隊のとるルートなど)おもしろい。奥秩父が好きな人には楽しめる一冊・・・かな?
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by mobydick67 | 2011-08-17 00:31 | | Comments(2)

奥秩父 さらに奥へ 2011/GW 3

2011年5月1日 

4:30 早出するテント泊の人たちが起き始めた音で目が覚めた。湯を沸かしてお茶。スープパスタ。練乳コーヒー。外に出てゆっくりテントを片付けているあいだに陽が登って空が明るくなる。

少し上には今回初幕営のテントガール?

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この日は息子と二人主脈縦走路を東に進み、破風山、雁坂嶺経由で孫四郎尾根まで歩き尾根上で幕営の予定。ゆっくり9時くらいに出発すれば十分着けるはずだった・・・・

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客が出発して閑散とした小屋の中で、薪ストーブで持参したカレーポップコーンを作って食べていたらどこからか缶ビールが出てきた・・・・

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息子は腹が減ったといって焼きそばをつくり始めて・・・・そのうち今日はもう歩きたくないとか言い始める始末・・・・目の前でワインを旨そうに飲んでいる不届き者もいるし・・・・


ということで・・・・もう一日停滞。


息子には罰として朝撤収したばかりのGOLITE VALHALLA2+を一人で再度設営してもらう。もうこれくらいなら任せることができる。あとは荷物をたっぷり担いでくれて、幕営地に着いたら黙っていても気の利いた酒の肴と温かい食事が出てくるようになれば云うことないのだが・・・・

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この日はちびちび酒を飲みながら、一日まったりと。

ゴミではありません。小屋のなかで越冬したというナントカと言う名の蝶。いつまでたっても誰も名前を覚えてくれない不憫な居候。

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夜は夜でまた遅くまで・・・・


2011年5月1日

4:00 起床。

今回もまたお世話になりました。

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お客さんが全員出発したあとでゆっくり出発。帰路はイジルとそのお友達H(♀)さんと。

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分岐でこれから登る知り合いのI夫妻に出会い、そのあと徳ちゃん新道経由で下山。

11:40 西沢溪谷。無事下山。



この後・・・


道の駅三富まで歩きながらジン・・・・

バスに乗ってはやぶさ温泉で生ビール・・・・

バスに乗って山梨市駅前の居酒屋歩成で焼酎で馬刺し・・・・

中央線でワイン・・・・



様々な難所を乗り越え、麓で遭難することなく無事帰宅。予定の半分しか歩けなかったけど、酒は倍呑みました。
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by mobydick67 | 2011-05-06 18:56 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(9)

奥秩父 さらに奥へ 2011/GW 2

2011年4月29日

14:30 唐松久保沢を離れて斜面にとりつき、南東に進路をとって主脈縦走路を目指す。

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足元は息子はエキスパートオブジャパンのアルミワカン、イジルはシンコーのプラワカン、私はBDの12本爪アイゼン。スノーバスケット付きダブルストックを手に臨む。ちなみにこの他に6mmのロープを20m、長めのスリング2本と安全環付きカラビナを持参したが結局沢でも藪でも使用しなかった。日当たりのよくない北面斜面なのでこんな低地でも表面は軽くクラストしているが中はグズグズの腐れ雪。それぞれの自重、荷重、装備、脚力、歩行センス、そして運によって踏み抜いたり踏み抜かなかったり。ここは一番自重+荷重の軽い息子に先頭を歩いてもらう。最初はかなり踏み抜いたが少し高度を上げると踏み抜く確立は半分以下に下がる。それでも急な樹林帯の斜面で踏み抜けば腰まで雪に埋まる。四苦八苦。

15:50 主脈縦走路に辿り着く。

登ってきた藪。

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ここまでのルートはこんな感じか。ほぼ予定どおり。もう少し沢をつめれば少し等高線の疎らな斜面を登れたかもしれない。

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で、予想通り・・・残念なことに、というか光栄にもというべきか、縦走路には前にも後ろにも踏み跡なし。

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途中から割り込む形だが、2011年ゴールデンウィークの国師ヶ岳ー甲武信ヶ岳間縦走路一番乗り。もしかしたら3月末に息子と歩いて以降誰も歩いてないのかもしれない。縦走路上で幕営もありだけど、せっかくここまで来たんだから、日没までに甲武信小屋に着くようスピードを上げて歩く。

16:20 富士見。このあたりから雪が深くなり、ほぼずっと膝上のツボ足。ときどき踏み抜くと腰上。やっぱりワカンが欲しい。

近いようで遠い・・・

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17:40 千曲川源流方面との分岐。ここからはしっかりと踏み跡がある。

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18:00 甲武信ヶ岳頂上。来た道を振り返る。

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18:10 甲武信小屋着。予定より遅くなってしまった。テン場はかなり混んでいて良い場所がなく、テラス下の斜面を整地して急いでテントを張る。

テラスでマルタイラーメンで夕食。爪ちゃんからのミルク鍋のお裾分けが冷えた体に沁みいる。目刺しやチーズを肴に、先日いただいたSIGG+甲武信小屋ダブルネームのアルミボトルに入れて持参したボンベイサファイアで心と体を温める。



このあと最終目的地でワインとか泡盛で遅くまで・・・・


残雪歩きはなかなか堪えたけど、なかなかいい山歩きだった。

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by mobydick67 | 2011-05-05 15:56 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(6)

国師ヶ岳、甲武信ヶ岳間の主脈縦走路に信州側からとりつく道 再考

Hachiさんから情報をもとにルートを割り出すと・・・・こんな感じかな?西から。

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よーく見ると幾つか堰堤があったりけっこう奥まで道がついている模様。北から。

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もうここまできたら後には引けない。最終目的地はここ!(便所じゃないよ!)。上から・・・

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by mobydick67 | 2011-04-23 21:52 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(4)

2010年最後の山歩き

2010年最後の山歩きは、甲武信小屋の皆様のご好意に甘えて、正月営業に合わせて甲武信に登ってきました。

12月27日、昼過ぎに高尾駅でヅメリンと待ち合わせ。ビールを飲みながら普通列車を乗り継ぎ小淵沢へ。途中線路に倒木があって20分ほど停車。小淵沢駅の売店でグレースワイン「茅ヶ岳(赤)」を購入。以前南アルプスからの帰路、甲府で購入して美味かったワイン。観光シーズンも終わり客のすくない小海線で信濃川上駅へ。駅からは宿の車で梓山白木屋旅館へ。宿に着く頃には日はとっぷり暮れていた。

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昨年は新館の部屋に泊めていただいたが、今年は旧館2階の八畳ほどの角部屋に。田部重治も泊まったことがあるかもと思いを馳せました。下の食堂で美味しい夕餉。熱燗。夜はそこそこ早めに。


12月28日 6時に目覚ましで起きて朝食。7時前に宿を出て、ご主人の車で毛木平まで送ってもらう。民家が途絶えレタス畑が広がるあたりからは道にも10~20cm程の積雪。

7:15 身支度を整え出発。

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川上1号さんが26日にナメ滝まで入山して雪がそこそこあることは聞いていたが、確かに去年よりも少し多いようで嬉しい。1号さん以外の踏み跡も残る。靴はGARMONT EMERY、アイゼンはKAJITAX LXT-C10、スパッツはイスカの冬用。奥秩父雪道歩きの標準装備。

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積雪は30cm前後

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(何かWBが変だな・・・)

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11:20 千曲川源流の碑 

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ここから尾根の縦走路までは急な登り。トレースはなくなった。

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12:00 縦走路分岐。 甲武信方面、国師方面ともトレースなし。

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尾根にもかなり雪が吹きだまっている。

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13:00 甲武信ヶ岳頂上

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13:30 甲武信小屋到着

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小屋を開け、テンに荒らされた中をざっと片付けて、ストーブの火を熾してひと休みしているとふうろことSさん到着。西沢から一人重荷を背負って登ってきた。1年ぶりの再会。

このあとしまってあるものを出したり、ざっと掃除をしたりして陽が落ちるころにはなんとか格好がついて、3人で飲み始める。ふうろさんが背負ってきたクエ鍋。ご馳走と美酒。外は粉雪が舞う。

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12月29日 歳をとるとついつい朝早く目が覚めてしまう・・・・昨夜の雪でさらに20~30cmほど雪が積もった。外で-12℃。

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朝食後、午前中は外で体を動かす。快晴の空のした汗をかきながら雪と格闘し無心になる。

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雪の下に懐かしいものも見つけた。

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昼にカレーをご馳走になったあとは、小屋開けに備えて中の準備。いつまでたっても段取りがわからず右往左往・・・・

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16:00くらいからお客さんがぼつぼつ到着。予想以上の雪で遅れたり、テント泊を素泊まりにする人も多い。


夜はこれまたSさんが担いてきたスッポン鍋!少し残っていたうわさの泡盛「南どなん」で。川上さん、ご馳走さまでした。

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食後にはなんとヅメリンのBDを祝うケーキも。これまたSさんが担いできた。おそるべし体育会系女子。さすがスッポンガール!

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楽しい夜でした。



12月30日 朝食後、西沢へ下山。小屋の前でもう一度毛木平にボッカで降りるヅメリン、Sさんと別れる。

7:15 出発 小屋を出るとすぐに曇ってきた。

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この日こちら方面に降りるのは最初だったようだが、前日までのトレースが残っているし、背中のザックはほぼ空っぽなので歩き易い。

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徳ちゃん新道と近丸新道の分岐あたりから雪は少なくなった。徳ちゃん新道を下る。

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9:40 西沢山荘

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東沢山荘のバス停前で山梨市山岳救助隊が来ていてテレビの取材してました。緊張感がなかったので事故ではなく単なる時節のニュースの類か。


バスで山梨市駅に出て、普通列車でゆっくりビールを飲みながら帰宅。2010年最後の山でもなかなかいい山歩きができました。
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by mobydick67 | 2011-01-05 21:57 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(8)

奥秩父の藪尾根を歩く 天竺平尾根

そろそろ奥秩父でもちょっとした雪道歩きが期待できる季節。今年初めての雪の山歩きを狙って、週末に藪尾根を登って主脈縦走路にとりつき、藪尾根を下ってきた。


2010年11月20日

夜明けよりずっと前に起きて、京王線、中央線を乗り継ぎ小淵沢へ。ここで小海線に乗り換えるまえに中央線ホームの立ち喰い蕎麦で南アルプスや八ヶ岳を眺めながら早い昼飯。この日は少し前まで雨だった予報が前日くらいに晴れにかわり、雪は期待できなくなったが、雲ひとつない青空に文句なんてあるわけがない。

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小海線も紅葉のシーズンも終わりあまり混んではいない。信濃川上で下車、村営バスに乗り梓山へ。登山者が私以外に3人。梓山では他に誰も降りなかったので、川端下から金峰か。


11:10 梓山 出発
梓山の集落を抜け、レタス畑の脇を左手に五郎山の岩峰ピークを見ながら進む。

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11:50 町田市自然休暇村
今日はここで分岐を左、林道地蔵線のほうに進む。右は梓久保林道、岩屋林道(廃道)を経て国師ヶ岳へと繋がる

バンガロー、キャンプ地を抜け、最初の分岐は右。左は五郎山へと続く。

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このあとすぐに林岳、岩岳への登山道を分け、関係者以外立ち入り禁止の看板のかかったゲートもあるがひたすら林道を行く。

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道が大きな堰堤のある地蔵沢から離れて北に大きく蛇行する少し前に崩落箇所。このすぐ先に「林道地蔵線 終点」の看板があるが道はまだ続く。

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こんなラベルのポリ容器が十数個路上に廃棄されていた。下流で流水を飲まなくて良かった。

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秋と冬が混じりあい、人の手の入った痕跡は次第に薄くなってくる。

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このあたり、五郎山と奥秩父縦走路の富士見を結ぶ尾根が緩い鞍部になっていて天竺平と呼ばれている(山と高原の地図に記載あり)。そしてこの何度か起伏を繰り返しながら南北に伸びる尾根を天竺平尾根と呼ぶらしい。今回はこの尾根を歩いて縦走路に繋げてみようと思う。

天竺平尾根の少し手前、高度2150mで林道は針葉樹の林の中に溶け込むように消える。林道終点 14:00。予想以上に時間がかかった。

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ここからツガの林の中に入り、南南東に少し進んで尾根に乗る。最初のうちは疎林で概ね歩き易いが、2249mピーク手前あたりから石楠花が多くなり次第に歩き難くなってくる。石楠花、針葉樹の密生した展望のない林2358mピークまで進む。15:00 2358mピーク。

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このあと急な尾根を下りはじめたとろで左正面に、三宝、甲武信、破風の尾根が枝越しに見えた。下った鞍部は人の手の入った伐採跡で少し開けている。

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再び石楠花の藪をこぎながら登り返したところには古い森林作業用ワイヤーが残置されていた。

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15:30 2390mのピーク。ここから南東へははっきりと道がついている。林道を離れてからここまでテープ、赤ペンキの類は一切ない。薄い踏み跡とコンパスを頼りにするしかない。

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少し下った鞍部でなぜか道は消えるが、広い尾根をもう一度登り返すと見覚えのあるトラロープが前方に。

16:00 富士見。

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ここからは歩き馴れた奥秩父縦走路。陽が落ちるのは早い。甲武信小屋へと急ぐ。

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16:45 甲武信ヶ岳頂上。陽はもう西の稜線に沈んでしまった。誰もいない。

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17:00 甲武信小屋 到着。

なんとかヘッドランプを出すことなく小屋に着くことができた。夕食の準備で忙しそうな厨房に窓越しに挨拶だけ済ませて、ビールを飲みながらテント設営。テントは他に12、3張り。

夕食は西沢渓谷から登ってきた小屋素泊まりのイジルのパーティーや晴ちゃん、ヅメ、常連さんたちと一緒に。酒は「守禮」。泡盛44度。

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ボジョレーやいいちこもご馳走になって、すかっかりゴキゲンに♪♪。

SAM COOKE Portrait of a Legend 1951-1964


寒いけど、楽しい夜、また遅くまで・・・・
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by mobydick67 | 2010-11-24 22:38 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(0)

梓川を遡って国師ヶ岳へ 4

2010年10月10日

8:20 国師ヶ岳頂上出発。

雨はあがり、雲間に青空が覗き始めた。

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奥秩父主脈縦走路は何度も歩いても、歩くたびに違う景色を見せ、違う匂いを放ち、飽きることがない。特にこの国師ヶ岳、甲武信ヶ岳間の深い森の道は、人によっては変化に乏しい退屈な道と思うかもしれないが、自分にとってはとても大切な宝物。

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人にもほとんど会わず、極上の森歩きを堪能した。


12:10 甲武信ヶ岳頂上。

残念ながら国師ヶ岳は雲を被っていたが、富士山は雲間に頂上が見えた。

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12:20 甲武信小屋着。

再会。ビール。テント。

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夜は泡盛、焼酎、たっぷり飲んだ・・・




2010年10月11日

4:00 起床。

小屋仕事をひやかす。


8:00 下山開始。

下界でライブのあるヅメと一緒に歩く。

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快晴。

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10:30 徳ちゃん新道をへて登山口着。

道の駅みとみで生ビール、カレーパン。

ワイン買ってバスに乗って山梨市駅に出て、自転車で来たときに下見しておいた居酒屋歩成へ。馬刺し、馬ハツ、焼酎、さんま・・・・。ほうとうは食ってないけど、いい呑み屋だ。

踊る人。

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スーパーでワインを買って中央線に乗り込み、南アルプス帰りのめすーさんと車中合流。
 
途中下車して飲んで・・・・。少し反省。
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by mobydick67 | 2010-10-23 10:30 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

山へ自転車で その3 甲武信ヶ岳~山梨市駅~自宅


2010年9月4日

17:30 甲武信小屋着 。

冷えたビールが旨い。このまま呑み始めたいが、もう暗くなり始めているのでとりあえずテントを設営。Big Agnes Copper Spur UL1。手持ちで一番軽いテント。軽量化のためにインナーを省力してフライとグランドシートだけにしようかと思ったがまだ結構虫がいると聞いていたのでフル仕様で持参。ガイラインや要所々々にリフレクタ素材が使われていて酔っぱらいには心強い。

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ちなみに寝袋はモンベルのダウンハガー サーマルシーツ (昔のジッパーレスタイプ)でマットは同U.L.コンフォートシステムパッド 90 。併せて1kg以下。テントを入れて2kg強。なんちゃってUL。

小屋番づめちゃんが小屋の中で小屋泊まりのお客さんと一緒に飲もうと誘ってくれたので、言葉に甘えて小屋に上がり5人の熟年登山者と飲み始める。その人たちに何で家から自転車で?と訊かれ返答に困る。大先輩に倣って「そこに山と自転車があるから」と煙に巻いてもよいのだが、とりあえず真面目に「やってみたかったから」と答えたがこれも答えになっていないようで、まだいろいろ訊かれたので少し面倒になって「このづめちゃんも去年この小屋から赤羽の自宅まで荒川沿いにボートと徒歩で下ったんだよ」というと矛先がそちらに移ってひと安心だが、やはり同じようになんでまたそんなことを?と訊かれたづめは「だってみんなが山に登るのだって同じだよね」と答えてた。これで話題はお客さんたちの山行の話に移っていった。
 
 正直に言って、今回のここまでの旅程はそんなに面白いものではなかったが、やってみなければわからないことはたくさんある。くだらないことだが、自転車でとろとろ登り坂を走っていなければ、秘宝館の看板も見ることがなかったはずだ。面白いかどうかはやってみてからでないと言えない。その後づめちゃんと取れ込みバーで二人で呑んでいるときも、先日NHKでマッターホルンに登った「ちんた」ちゃんのこと、最近奥秩父で頻発する遭難などを話題にしながら、何であれまずはやってみないとわからないし、それが例え仕事であろうとやったもの勝ち。もちろん遭難などして他人に迷惑をかけるのは論外だが、勢いは大切だし、「慎重な無謀さ」ともいうべきものがないと前には進めない・・・と少しだけ真面目な話をしながら夜は更けていった・・・


2010年9月5日

5:00 外が明るくなってきたのと寒さで目が覚めた。テントの外で13℃。

とりあえずアルコールストーブスタンドDXセットで湯を沸かす。このストーブの扱いにも少し慣れてきた。まずは茶をいれて、残り湯に水を足して再沸騰させアルファ米梅じゃこ飯と具沢山の味噌汁。

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小屋泊まりの客が出発したあともだらだら。バスの時間があるわけでもないし、急いで帰る必要もないので、以前から試してみたいと思っていたアルコールストーブスタンドDXセットのネイチャーストーブ仕様での使用を実験。とりあえず小屋の近くに落ちている小枝をボキボキ折ってつっこみ、そこに樹皮をくしゃくしゃにしたしたものにライターで着火して投入。あっけなく簡単に火は燃え始めた。最初は湯でも沸かそうと思っていたが、づめちゃんが粗びきウインナーを出してきたのでいつのまにかバーベキューモードに。そのうちビールにも手が伸びて・・・・。

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実験どころじゃなくなってきたが、ストーブのほうは上から木を足せばいくらでも燃えるので問題ない。ビールがなくなり焼酎を飲み始めてウインナー一袋なくなる頃にストーブは炭や灰でいっぱいになり一度火が消えてしまった。いつまでも飲んでいるわけにいかないのでラーメンでも食べて〆ようと一度燃え滓を全部出して今度は湯を沸かしてみた。が・・・これはあまりうまくいかない。鍋を載せると蓋をしたような状態になり下から上への空気の流れが滞ってしまうようで、さきほどのバーベキューのときほどは勢いよく燃えない。にもかかわらず、酔っているせいもあって先程のノリで木をたくさんいれると、完全燃焼しない燃え滓でストーブが一杯になってしまった。で、再度ひっくり返してそれを出して着火。づめちゃんは待てなくなって小屋でガスや電子レンジまで使って自分のラーメンを作り始める始末。で、結局たかが500mlの湯を沸かすのに15分以上かかりやっとラーメンにありつけた。鍋をしまうとき煤はともかく樹脂で鍋底が黒光りしていたのにはびっくり。

※ちなみに基本的に小屋のテン場、敷地内は焚き火禁止です。今回は特別に許可(共犯?)をいただいて実験してみました。もしもテン場等でネイチャーストーブ等を使うときは小屋の許可を得ましょう。


で、酒の酔いも覚めて腹ごしらえもできたので・・・12:30 甲武信小屋を出発して下山開始。

巻き道で木賊山は巻いて、近丸新道経由で。それにしてもなぜ「新道」なのか?

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麓はまだまだ夏の匂いと暑さ

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15:30 西沢渓谷着。


道の駅みとみで自転車を回収し、16:00 出発。ここからいっきに山梨市駅まで下る。土曜の遅い時間で道を走る車も少なく快適に飛ばす。最高時速58.7km/hを記録。市街地に入るまでほとんどペダルを踏むことはなかった。

16:50 山梨市駅着。何はともあれ無事到着。もちろん帰路は、電車で輪行。笹子峠を登り、100km以上走って家に帰る余力などどこにもない。自転車を輪行袋にしまって、デポし、駅前のコンビニでビールと乾きものを買って鈍行列車を待つ。


鈍行電車で疲れてうとうとしながら呑む。これもまたよし。

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by mobydick67 | 2010-09-10 21:30 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(4)

山へ自転車で その2 塩山~甲武信小屋


2010年9月3日

11:00 塩山駅

あまりの暑さに尻尾を巻いて帰りたくなったけど、とりあえず行けるところまで行ってみることに。


緑の家。塩山駅北。

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秘宝館に希望と人権を!? 牧丘にて。両方帰りに寄ってみるか?

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最初はアクエリアスや水を飲んでたけど、次第に栄養ドリンク系にも手を出すようになる。シャリバテ、暑気あたりの末期症状。 牧丘 ハッピードリンクショップ。

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11:50 はなかげの郷 まきおか道の駅。天ぷら蕎麦で昼食。味は普通。手作りパンとかいなり寿司にすればよかった。一旦中に入ると暑い外に出たくない。

12:20 出発。ここからは雁坂みちを延々登る。暑さで頭が朦朧。体へろへろ。それでもダンプ、トラック、トレーラーが多く油断できない。本当にUターンして帰りたくなった。確かこのあたりは自由乗降区間なので輪行して山梨市営バスに乗ろうかとも考えた・・・

13:15 広瀬ダム。ここまでくればあとは登りはほとんどない。

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13:20 道の駅みとみ。自転車はここまで。走行距離:135km。

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トイレで水を汲んで、道の駅でワインやつまみを購入。店の人に明日まで自転車を置かせてもらえないかとお願いすると快諾してくれた。裏の倉庫に置いた。

14:00 西沢渓谷入口出発。自転車で足が疲れていて歩けないかと心配したが足は大丈夫。ただ暑さには閉口。

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徳ちゃん新道から。水はプラティパスに2Lと自転車用ボトルに0.6L。SOURCE CONVERTUBEで水をチュウチュウ、iPodで音楽シャカシャカ鳴らしながら登る。「Helpless」。平日のこの時間、下る者も登る者もいない。

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15:50 近丸新道分岐。シャリバテにならないようにカロリーメイトとソイジョイ。もう飴以外に行動食はない。このあたりから雲も出てきて、林の中を歩くので少し体感温度も下がり助かった。

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途中、2000mあたりで登山道にテントを張ろうとしている単独登山者に会う。登る途中だが疲れたのでここで泊まることにするという。こっちは小屋で飲むビールを励みにもう少し頑張ることに。

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木賊山との鞍部のザレ場から見た甲武信には雲がかかっていた。

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17:30 甲武信小屋着。小屋ではちょうど食事が始まろうとしていたが、とりあえずづめちゃんから冷えたビールをもらって一人テラスで乾杯!!自宅を出発して13時間、やっと着いた。
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by mobydick67 | 2010-09-08 18:44 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)