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秋を追っかけて

10月に山を歩いていこようと休みをとったけど、天気が悪く、気分も乗らなかったため見送り、いつのまにか11月。里は秋爛漫だけど、山はもう秋というよりも初冬。初雪がちらついたとかなんとか・・・・逃げる秋を追いかけて奥秩父を歩いてきた。

2015年11月11日

3日休みをとって藪とか小屋とか楽しみながらゆっくり歩く予定だったけど、天気やらなんやらで1泊2日に。車なし都内生活者の王道、甲州西沢渓谷から。平日とはいえ、すでに紅葉の終わった西沢渓谷には人影がない。登山口の木々もすでに葉を落としている。

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それでも針葉樹のなかにぽつりぽつりと散在する広葉樹はなぜかまだ少し赤い葉を残してがんばっていた。

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黄金色の唐松も上の枝に少しだけ葉を残す。

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なかなか威厳のある後姿。

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ザックはGRANITE GEAR nimbus meridian。20kg以下の荷なら背負やすく使い勝手のよいザック。

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とことこ登ってザレ場で見た富士は雲海に浮かぶ島のよう。

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甲武信と狂人。

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で、昼すぎに小屋について一服させていただき、いつもの場所にツェルト。

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夜は美味しい酒と肴をごちそうになりました。小屋泊まりのお客さんは7人。ゆっくりできた。最近流行っているとのこれもいただきました。

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久しぶり、楽しかった。



2015年11月12日

翌朝はゆっくり7時に出発。武州秩父大滝川又をめざす。

笹平避難小屋手前のザレ場でもまた雲海富士。

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今回は使い慣れないカメラを持参して、設定を間違ってたようで画質が悪い。フレーミングが悪いのは誰のせいだ?

破風山ピークの手前でも雲海富士。

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破風歩道。来年はここと柳小屋を繋げてみたい。

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距離にして100mほど下ってみた。

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古い杣の跡はあるが、下りだと広い尾根でルート間違えそうだから、柳小屋から尾根をつめて下りは青笹尾根がいいかなあ。でもここまできたら甲武信小屋に寄りたいし・・・・


雁坂嶺までの尾根からも雲海富士。

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で、いつものように孫四郎尾根でショートカット。

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あたりまえのことだが、倒木が増え、少しづつ荒れが進んでいる印象。何度も歩いているけどやはり最初は広い不明瞭な尾根なので1/25000とコンパス頼りに下る。

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きのこじゃないよ。

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仮称 孫四郎天平で一本立てる。

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そのまま尾根伝いに下ると、びっくり!最初の小ピーク前の鞍部にいつのまにかこんな看板が。

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え?ここが孫四郎峠だったの?なんとなくもう一つ下の鞍部、登山道におりるところがそうだと思ってたんだけど・・・・最近、雁坂小屋のご主人がいろいろ道の整備などに力を入れられていると甲武信で聞いたのでこれもその一つかな。いずれにしてもつぎの鞍部から右側に少し下って登山道に復活。

地蔵岩にも上がってみた。雁坂嶺から今下ってきた孫四郎尾根を一望。

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あとは武州奥秩父らしい気持ちのいい道を川又まで下る。

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意外に早くバス停につき予定よりも一本早いバスで秩父へ。強引に川上家に泊めてもらい、山でするはずの二泊目は雨の秩父で。正太郎とも一緒に呑めたし、酒、肴、つもる話し・・・ご馳走さまでした。楽しかった。

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それで、山はいいなあ、以前のようにもっとたくさん歩きたいなあと思っていた矢先に、悲しい知らせが届いた。

11月28日、毛木平から甲武信を目指して歩いていた渡辺さん(ぼのぼのさん)が、途中で(おそらく心不全で)倒れて亡くなりました。渡辺さんはとても優しい、気どらない人で、私のような無礼な酔っぱらいでもいつも暖かく受け入れてくれました。ハンサムで山でもおしゃれでダンディ。下界で一献ご一緒させていただいたいたときは、仕事帰りでコート、スーツを着た渡辺さんの姿があまりにキマっていて、いい加減な格好をした自分が恥ずかしくなりました。酒席では、いつも見た目とギャップのあるおちゃめで絶妙な酔いっぷりで、見習いたいと思ってました。先輩、というよりも師匠のような人で、山に限らずいろいろなことを教えてもらいました。先日春の宴会でお会いしたとき、自分は心も頭もぼんやりざわざわしていてあまり喋れませんでしたが、今年定年だからこれからはゆっくり山、家族との時間を楽しむとおっしゃっていたのに。まだまだいろいろ教わりたい、手本にしたいと思っていたのに。

残念、悲しいという言葉ではとても足りません。


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渡辺さん、これからはゆっくり休んでください。ありがとう。
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by mobydick67 | 2015-12-05 12:02 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(4)

ぶらぶら奥秩父

ここ10年ほどはGWは奥秩父と決めているので、今年も奥秩父。最近は残雪を利用するつもりで藪に出かけて、逆にそれが仇になるような晩春の雪を罵りながら歩く山歩きが多かったが、昨年、今年と普段あまり山を歩いてないので、今年は日和って何度か歩いた廃道、縦走路、藪を繋いでゆっくり歩いてきた。

2013年5月3日

5時台の列車に最寄り駅から乗ると、なぜかそのドアにイジルが立っていた。近くにはHぴーが。別に待ち合わせたわけでもないのに奇遇。確か去年も同じようなことがあったようななかったような・・・赤いザイルで結ばれているのか?高尾で中央線に乗り換え、西沢渓谷から登るという二人を見送って、うとうとしていると小淵沢。一本早いのに乗ってきたので、小諸方面行きの発車までは1時間近くある。改札を出たところにある丸政でいつものように早い昼食。

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いつものように肉そば(煮込んだ桜肉)。

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横の名産品を集めた土産物屋でつまみその他を仕入れて、小海線で川上村へ。川上村営バスはほぼ満席だけったけど、小川山、廻目平方面へ向かう人が多いようで梓山白木屋前で降りたのは4人ほど。11:20、毛木平方面へと向かう人たちと別れて、いつものように進路を真南にとって歩き始める。

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いつものように鹿除けのワン公に吠えられる。

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いつものように常土院平の町田市民休暇村からは熊鈴をつけて歩く。

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いつものように廃道途上で自分撮り。

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いつもの唐松久保沢林道と国師方面への林道との分岐。

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家を出るまではここから梓川沿いに岩屋を目指すか、唐松久保沢沿いに進むのか決めてなかったが、陽気もいいし昨年のように北面を南北に流れる暗い苔むした沢を詰めるより、尾根の北面でも東西に流れる明るい沢のほうが楽そうだだったので、唐松久保沢に沿って歩くことにした。一応唐松久保沢が国師方面への道を横切るところまで行って渡渉してみたが、豪雨直後で氾濫していた昨年に比べると水量は少なく靴を濡らすことなく渡渉できた。

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分岐まで戻って唐松久保沢に沿って歩き始める。

最後の堰堤前。沢があって、山があって、涼風がふき抜けて・・・あとはビールさえあれば言うことないね・・・でも行動中は呑まないことにしてるんだよ。

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堰堤を左岸側から乗り越えたところが枝沢との出合い、そして緩い滝。

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滝を越え、歩きやすいそうなところ見つけて数度渡渉を繰り返す。昨年秋に歩いたときよりも水量が少ないので、そのとき張った場所よりも少し下を今日の幕営地に。14:30。眼の前を沢がちょろちょろ流れ、少し下には水が湧き出すところもある。

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薪集めて、生モノの肴を雪のなかにつっこんで、諸々準備を整えてから一人で乾杯。今回は酒はジンだけにしておこうと思ったけど、小淵沢で時間を潰しているときに、売店のグレースワインが気になって気になって・・・結局購入してホームで少しだけ味見して残りを500mlのナルゲンに詰め替えたものをザックに詰めてきた。集めた薪は乾ききっていて、ダケカンバの樹皮で一発着火。火が落ち着いて熾ができるまえにワインはなくなりジンへ。拾った骨と、沈む陽に刻々と色を変える林を愛でながら飲む。

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ソーセージ焼いたり・・・どうですか、奥さん?

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カレー(アルファ米とフリーズドライカレー)作ったり

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炎を相手に喋ったり

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酔いつぶれる前にテントに転がりこんで、寝袋にくるまって、おやすみなさい。


2013年5月4日

外が明るくなってきた頃起きて、湯を沸かし、スープパスタを作りながら茶を飲んで、コーヒーで一服して重い腰をあげて荷をまとめ、テントを畳み、7:00出発。

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少し歩くと沢は伏流し、ひらけたところで再び細い流れが戻る。

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ここからは谷が狭くなり少し斜度が増すがそれでも沢沿いに歩けば雪はほとんどなく歩きやすい。

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流れが途絶えたあたりでさらに斜度が増し、少し登ると40mほどのガレにでる。昨年の秋は左に巻いたので、今回右を巻いてみるが、右は北面でガレから少し外れると雪がたっぷりで踏み抜いて歩きにくい。失敗だ。

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それでも巻いていいる途中、振り返った唐松久保沢の谷越しの景色はなかなか。

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無理やり登ってガレの上にでるとそこから先は栂林で雪がたっぷりだけど、程よい硬さで踏み抜くことも、滑ることもなく歩きやすい。

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20mほど登ると雪に埋まった杣道。秋に歩いたときはこれを歩かせてもらったけど縦走路に出るには遠回りになるので、ここからアイゼンをつけてそのまま次第に斜度、密度が増す林を直登。

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途中から踏み抜くようになりワカンをつけようかどうか迷ったが、あと少しなので無理やり幼木に乗っかるようにして登ると尾根に出た。五郎山から富士見まで続く天竺平尾根。ここから富士見まではわずかばかりの尾根歩き。

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8:40 富士見。ここからは縦走路を一路甲武信へ。数日前に何度か雪が降ったせいか、春にしては雪が汚れていない上に、このところ気温が下がったせいかよく締まっていてトレースにしっかりあって歩きやすい。途中4月の小屋開きのときに一緒に登ったワッキーに会う。小屋の手伝い、長い間お疲れ様でした。

甲武信ヶ岳頂上を経て、9:40甲武信小屋。徳さん、すーさん、晴ぶー、ヅメリン・・・・。小屋泊りやテント泊の客もすでに出発し静まりかえった小屋はいいな。ビールをご馳走になって、テントを張ってまったりしていると、午後からは雪がちらほら。

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そのうち、平野さんも戸渡尾根経由で到着。夜は宴にまぜてもらって、その後開店準備の整ってないバーでちょっとだけ。本当にちょっとだけ。

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2013年5月5日

夜半まで雪が降ったせいか気温もあまり下がらなかったので快眠。朝起きてみると前日は気が付かなったけど(?)、テン場もいっぱい。快く起きて、快く飯を作って食って、日が昇ると快晴。

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だらだらして、いったん小屋を降りる徳さん、すーさん、小屋開きの以来ヅメリンと一緒にずっと小屋を切り盛りしてきた徳さんの弟ミツジさんを見送ってからゆっくり出発。9:00。ここからは平野さんと一緒。雁坂方面に向かってゆっくり残雪歩き。

12:00 雁坂嶺。ここから孫四郎尾根。多少踏み抜くけど、ワカンなしでも楽に歩ける。

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12:30 孫四郎天平。

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ここで一泊する予定だったけど、里と人が恋しくなってきたのでそのまま秩父へと向う。

13:20、登山道に戻る。結局ワカン使わずじまい。

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ここからはすっ飛ばして駆けるように下る。誰にも会わない。川又15:30のバスに間に合った。

バスを乗り継いで秩父市街、川上家。なぜか徳さんがいてすでに飲んでるし、山に登ったわけでもないのにわざわざ秩父まで飲みにきて、すでにぐでんぐでんに酔っ払ってる人もいて、すぐにすーさんも着いて、何かほかにえらいひともいたりして・・・

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またクラブ湯いって、番台のお姉さんが大滝出身で徳さんと顔見知りだとかなんとか・・・・

美味い酒、美味い肴はたっぷりあるし、人もたっぷりいるし、つもる話もたっぷりあるし・・・と思っていい気になって飲んでたらいつのまにかいつものように最後の一人になってた。


2013年5月6日

朝起きたらもう帰った人もいたけど、朝ごはんをごちそうになったら、ビールに手が伸びて・・・・元気が出てきたので、みんな羊山公園の芝桜観にいくというのでついていって・・・

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で、芝桜と武甲山。綺麗ですね。

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もちろん、花よりだんご、だんごより◯◯、というダメな大人のためのスペースがちゃんと用意してあるわけで・・・

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いま話題のイチローズ・モルトのハイボール。美味い・・・・だけどとてもロック、ダブルで!というわけにはいかないお値段。

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ああ、これは友達の正太郎です。別に酔っ払った怖い人ではありません。今年から秩父の牧場で働き始めて、肉牛を育ててます。

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武島屋のいなりずし。

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戻ってきてまただらだらと飲んで、気がついたら日が暮れて、最後の二人になってて、盗人に追い銭で、蕎麦やら酒やらたくさんお土産もらって、逃げるように電車に乗って帰ってきました。

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「ぶらぶら」とか、かっこつけてみたけど、、、だらだらでした。すみません。
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by mobydick67 | 2013-05-18 22:36 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(17)