タグ:奥秩父 ( 118 ) タグの人気記事

奥秩父の裏側を歩く 2

2012年10月7日

夜半にはかなり降っていた雨も朝には小雨になった。

f0194599_21354844.jpg


早起きして朝食を済ませコヒーを啜りながら、雨の中の撤収を躊躇っていたが、ラジオで天気予報を聞いても朝のうちは止みそうもないので出発することに。6:15 出発。雨なのでカメラはRX100 はジップロックに入れてザックのなかにしまい、スマフォ(104SH )で代用。

今日はこの唐松久保沢を源頭までつめる。

f0194599_213737.jpg


次第に狭くなり斜度も増す谷を30分ほど辿ると、水が岩の下に伏流する源頭と思しきところに着いた。

f0194599_2138610.jpg


源頭部を乗り越すと上には幅20m、高度30mほどのガリー。これは1/25000地形図にもよく目を凝らし見ると棒線で記されている。帰宅後調べたところ正式には「雨裂」記号というようだ。左側の樹林との縁を登る。

f0194599_2139299.jpg


ガリーを越え、苔むしたシラビソ林のなかを天竺平から富士見に連なる尾根を目指してつめる。

f0194599_2141471.jpg


が、あと尾根まで高度にして2、30mというところでしっかりとした杣道にぶつかった。道は尾根の下を稜線と平行するように続いている。

f0194599_21415150.jpg


せっかくなのでこれを富士見のピーク、南東方向に進む。しかしいくら進んでも道はいっこうに尾根に乗る気配はなく、かといって縦走路と交差するでもなくなんとなく縦走路の下を平行するように国師ヶ岳、南南西に方向を変え、そのうち下り始めた。

f0194599_21441991.jpg


途中に古い杭も残るが、道も途切れぎみで藪が濃く怪しくなってきたので見切りをつけて、来た道を戻ることに。

f0194599_214513100.jpg


少し戻って適当なところでやっぱりいつものように幼木の藪につっこんで登りつめると・・・

f0194599_2147298.jpg


8:10、主脈縦走路に出た。ここから富士見まで5分ほど。

f0194599_21481148.jpg


あとは歩き慣れた縦走路を進み、甲武信岳頂上へ。霧の上に頭を出したピークから紅葉が始まりつつある。

f0194599_21495417.jpg


f0194599_2150773.jpg


9:20 甲武信小屋。徳さん、ヅメちゃん、今井さんに加え、すーさん、ワッキー、晴ちゃんなど馴染みの顔が・・・

f0194599_215114.jpg


山旅ロガー、まあまあかな。

f0194599_22172417.jpg



いつもの場所にテントを張って、のんびりしているうちにいつのまにか天場も小屋もお客さんでいっぱいに。この日は小屋には90人近く宿泊したようだ。夜は美味しい酒、肴をご馳走になって遅くまで・・・・

f0194599_21514265.jpg




2012年10月8日

この日もお客さんが出発したあとコーヒーをご馳走になってゆっくり出発。なぜか前日下山予定の晴ちゃんが居残っていたので一緒に下山することに。9:20 縦走路を西へ出発。

秋の奥秩父。

f0194599_21531793.jpg


笹平。昨日までぐずついてた天気も回復傾向。

f0194599_21533886.jpg


今回はゆっくり歩こうと思っていたのに、晴ちゃんはすたすた先を行き、こっちはヒイヒイハアハア言いながらなんとか後ろをついて行く。侮ってました。すみません。

f0194599_21551597.jpg


11:30、雁坂嶺。せっかくなので孫四郎尾根をご案内。

f0194599_2156081.jpg


f0194599_21561884.jpg


藪女。えっ、ガール?

f0194599_2157352.jpg


f0194599_21572253.jpg



12:00 孫四郎天平。

f0194599_21574853.jpg


f0194599_2158833.jpg



ここで昼食をとり一服した後、コンパスと地図を頼りに薄い踏み跡が出てきたり、途絶えたりを繰り返す藪尾根を下る。最後は急な笹薮を下って・・・・

f0194599_220784.jpg



13:00、登山道に復帰。いつの間にか空模様が怪しくなっている。ここからは再びとばして歩く晴ちゃんに遅れをとらないよう何とかついていく。

f0194599_222763.jpg



15:00 川又バス停。途中孫四郎尾根で雁坂峠をショートカットしたとはいえ甲武信ヶ岳から5時間40分。恐るべし晴ぶー、じゃなくて晴ちゃん!

f0194599_22185839.jpg


このあとバスを乗継いで秩父に向かう途中、徳さんのお母さん山中時子さんが偶然バスに乗ってきてびっくり。お元気そうでした。また三峰駅で川上さん一家が迎えに来てくれていたのにもびっくり!感謝。


・・・・・ということで、またもや秩父川上家で楽しい時間を過ごし、なんだか浦島太郎なったような気分で亀ならぬレッドアロー終電で秩父を後に・・・・・
[PR]
by mobydick67 | 2012-10-15 22:21 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(4)

奥秩父の裏側を歩く

ここのところせかせかした山歩きばかりだったので3連休、奥秩父の裏側をゆっくり歩いてきた。


2012年10月6日

前夜パッキングに手間取り、遅くまで起きていたせいで眠い目をこすりながら鈍行列車を乗継いで信濃川上に向かう。途中、小淵沢駅で肉そばと稲荷。中央線ホームの丸政はまだ開いていなかったので、駅舎改札前で。

f0194599_037298.jpg


f0194599_036748.jpg


信濃川上駅からバスに乗ったのは自分の他に登山者二人だけ。11:10、梓山から南へ歩き始める。

f0194599_0375046.jpg


いつもの町田市民休暇村から右の国師方面、南へ向かう。

f0194599_0382042.jpg



カメラはRX100をRAPID R10速写仕様で。使い勝手がよく山でも十分使える。

f0194599_0385826.jpg



国師方面との分岐から左の「山道」、唐松久保沢沿いの昔の姿に戻りつつある林道を東へ。

f0194599_0404184.jpg


f0194599_0405437.jpg



道は部分的にしか残っていない。赤テープに従って沢床に降りたり、崩れかかった道に戻ったりしながら沢に沿って遡る。

f0194599_0441450.jpg


唐松久保沢には必要とは思えない堰堤が幾つも続く。道沿いには錆びついたワイヤー、H鋼、空き缶など人の営みの痕が残る。

f0194599_0434943.jpg


f0194599_0443267.jpg



ずっと右岸を進むが最後の堰堤は右岸が土崖になっているので、手前で左岸に渡り堰堤を超えると南側からの支流との出合い。ここで赤テープは途絶える。探索していないが、このあたりから尾根に取り付く道があるのかもしれない。

f0194599_0452820.jpg


出合いのすぐ先に10mほどの緩やかな滝。唐松久保沢唯一の滝。右岸を登る。

f0194599_0454547.jpg


滝から先も右岸に林道の痕跡が部分的に残るが歩きにくいところもあるので、渡渉を繰り返しながら歩く。

f0194599_0474489.jpg


右岸側の大きな崩落地を超えたあたりから谷は狭くなってくるので、今夜の幕営地を探しながら歩く。昨年のGWに歩いたときに甲武信、国師間の縦走路へとりつくために樹林帯の藪に突っ込んだところより少し先まで進んだが、結局先ほど目星をつけておいた苔むした沢の左岸の明らかに人の手で開いた幕営適地まで戻りそこにテントを張ることにした。14:40。

f0194599_04946.jpg


持参したワインを呑みながらゆっくりテントを張り、荷を片づけ、薪を集め、焚き火の準備。

f0194599_0502019.jpg



ダケカンバの樹皮を種火して湿った薪に火がについた頃には、ナルゲンに移して持ってきたワインが空いたので、次の大瓶にも手をつけ煙に燻される・・・・

f0194599_0523244.jpg


チーズや枝を挿して遠火で炙ったウインナーを肴に呑んでいると17:30頃から小雨が降り始め、結局テントに引っ込んで遠目に焚き火を肴に呑みながら、コンロで肴作りに励むことに・・・・

f0194599_053206.jpg


フィッシュバーガーカレー風味・・・・

f0194599_053392.jpg




沢音、雨音、Good Music・・・・

Takin My Time / Bonnie Raitt





夜は長い。



f0194599_121753.jpg

[PR]
by mobydick67 | 2012-10-12 01:06 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

正太郎の夏休み

昨年末の秩父夜祭りのとき、酔っ払った勢いもあったけど、川上家長男1号こと正太郎と、夏にみんなで甲武信ヶ岳に登って花火をしようと約束した。


それで8月第一週の週末、みんなで甲武信に登ることにした。金曜の夜、小淵沢ステビチームとルートイン秩父チームに分かれて前泊。秩父チームは私を含む酒癖の悪いメンツが揃ってしまったので随分遅くまで・・・・。翌朝6:00に川上家と合流して川上号で毛木平へ。ここで小淵沢チームと合流。

9:00 総勢9人で歩き始めた。こんな大人数で歩くの初めてだ。

f0194599_21511087.jpg


みんなで、ゆっくり、のんびりと。

f0194599_2151352.jpg


f0194599_21514891.jpg


千曲川源流沿いのこの道は夏でも沢風が通り抜けとても気持ちがいい。

f0194599_21522183.jpg


それでも、源流の碑から上はペースも落ちて、時間がかかった。

f0194599_21552912.jpg


17時過ぎ、甲武信岳頂上に着いた。

f0194599_215658.jpg


正太郎にまた来年も一緒に登ろうよ!と言ったら来年はもういいという答えが返ってきたのは少し残念。それでもなんだか顔つきも精悍になって、男前の正太郎。ああ、そういえば2号もあいかわらずキーキーうるさいけど、なかなかいいサポートしててちょっとだけ見直したよ。


小屋に着いたのは18時前。毛木平を出発して9時間かかって辿り着いた。食後に念願の花火。爪ちゃんから禁断の打ち上げ花火の差し入れもあり、みんなでわいわいわい言いながらやって、大人にとってもいい夏休みの思い出ができた。



これ、やっぱり来年もやろうよ。
[PR]
by mobydick67 | 2012-08-13 22:01 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(7)

奥秩父 山、谷、峠そして人・・・そして? 4

2012年5月6日

4時過ぎに起きると外は薄曇り。昨日もどしておいたアルファ米わかめジャコご飯と味噌汁で朝ごはん。練乳入りインスタントコーヒーを淹れて、荷を片づけて5時20分出発。腐りかけの雪に足をとられながら尾根沿いに30分ほど下ると、雪がなくなり踏み跡らしきものも見えてくる。

f0194599_2353935.jpg


人の痕跡

f0194599_2361558.jpg


少し下るとすぐに最初の小ピーク手前の鞍部。

f0194599_2365680.jpg


12月に爪リンと歩いたときは尾根通しに愚直に進もうとして藪にはまった。巻き道を探すと左手、西側にはっきりと道がつけられていた。

f0194599_2371323.jpg


最初の小ピークを巻くとすぐに二つめのピークとの鞍部に出るが、ここは地形図で見ても東側すぐのところに登山道が走っているはずだ。草付きの急斜面にもなんとなく道らしきものがあるような、ないような・・・・下りてみる。

f0194599_2374932.jpg


10メートルほど下ると登山道にでた。ここから地蔵岩への分岐までは2、3分。

f0194599_2382441.jpg


あとは朝の柔らかい光がさす奥秩父らしい道を軽快に下る。

f0194599_2391045.jpg


f0194599_2393167.jpg


ここにも森林軌道があったのだろうか。

f0194599_2394986.jpg


8:00 川又登山口。無事下山。


このあとバスを乗継いで三峰口へ。駅前の福島屋はすでに暖簾がでていて営業中。蕎麦と生ビールの誘惑は大きいが先を急ぐので駅の立ち食いで。何故か蕎麦がきれていてうどんになったけどこれもまたこれでよし。

f0194599_23103780.jpg


f0194599_2311404.jpg


お花畑駅で下車して川上家へ。実は5日に川上御殿でのホルモンBBQにお招きいただいていたが、山行予定から参加は無理そうなので辞退させていただいたのだが・・・・・

f0194599_23121132.jpg


ちゃんといました、居残り佐平次約2名と居残り佐平子約1名。またもや人の家で我がもの顔で朝からビールを飲んでました。家にも帰らず呑んだくれて待っていてくれました。川上一家の皆様にも勢揃いで迎えていただき感謝。



それでビールとかワインとか焼酎とか日本酒とか飲んでいると、外はザアザアゴロゴロドッカーン。でもこうなると雹も雷も大雨もいい肴、かえって興が乗ってくる。雨があがると、外は陽がさしてきて気持ちよさそうだし、こっちもゴキゲンに出来上がってきたので、みんなでぶらぶらと銭湯へ。

f0194599_23203386.jpg


クラブ湯

f0194599_23132515.jpg


男の夢。

f0194599_23134316.jpg


いい湯でした。風呂から戻るとまた飲みなおして・・・・気がついたら陽が落ちていた。光陰矢の如し。またもや後ろ髪ひかれる思いで秩父をあとにする。

f0194599_23151358.jpg


奥秩父 山、谷、峠そして人、そして酒。
[PR]
by mobydick67 | 2012-05-20 23:20 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(4)

奥秩父 山、谷、峠そして人・・・そして? 3

2012年5月5日

4時頃起きた。

f0194599_10163396.jpg


マルタイの屋台ラーメンを食べたり、小屋仕事をひやかしたり、ポップコーンを大量に作ったり、甲武信小屋新名物たい焼き(見てくれはいまひとつだけど美味い)とコーヒーをご馳走になったりダラダラ。今日の予定を徳さんに話すと、そんな寂しいところに一人だといくら酒があっても足らないだろうと芋焼酎を餞別にいただく。ありがたいことだ。

f0194599_1017097.jpg


さんざん長居して、11:30出発。縦走路を東、雁坂峠方面へ向かう。

久々に晴れ。気温も上がり霞がかかる。

f0194599_10174049.jpg


笹平避難小屋の前で一休み。最近お気に入りのしるこサンド。甘さ控えめで乾パンがわりに非常食にもなる。

f0194599_1018117.jpg


f0194599_10183378.jpg


破風山。水を3.5Lほど背負っているせいもあってなかなかスピードがあがらない。

f0194599_101915.jpg


15:40 雁坂嶺。

f0194599_10193626.jpg


ここから藪尾根、孫四郎道を下る。

f0194599_10205430.jpg


尾根はほぼ真っ直ぐなので、一度コンパスをセットして尾根を外さないように歩けば問題ない。念のため1/2万5000に加え、1/10000で出力した地図も持参。

f0194599_10214065.jpg


北面の樹林帯なので残雪はそこそこあって50cm~100cmくらい。腐りかけでときどき踏み抜くけどワカン、アイゼンなしでもなんとかなる。そこそこの藪で、やはり幼木が鬱陶しい。

f0194599_1022367.jpg


それでも途中、以前は道であったことを思わせるところも所々ある。

f0194599_10223776.jpg


16:20 仮称、孫四郎天平(まごしろうでんでいろ)。今夜はここに泊まる。

f0194599_1023167.jpg


f0194599_10231635.jpg


柄にもなく空を見上げたくなるような、そんな場所。

f0194599_10233716.jpg


幕営適地を探す。といってもサッカーのフィールドが優に1面はとれる天平。どこでも適地だ。それでもなんとなくサッカーならセンターサークルのあるど真ん中当たりに仮の居を定める。

f0194599_1024631.jpg




テントを張ったらやることはいつも同じだ。

音楽もある。

Be True to Yourself / ALTON ELLIS


つまみもある。

f0194599_1025728.jpg


酒ならたっぷりある。

f0194599_10252960.jpg





客のいない、バー孫四郎・・・・・
[PR]
by mobydick67 | 2012-05-12 10:28 | Comments(6)

奥秩父 山、谷、峠そして人・・・そして? 1

タイトルがまるまるパクリですいません。奥秩父 山、谷、峠そして人 山田哲哉については、いつかここに書こう書こうと思いながら、あまりの大著なためこれまでついつい躊躇してきました。それでも近いうち必ず書いてみようと思ってます。まあそれはおいといて・・・


2012年5月3日

天気予報では関東は5月としては記録的な雨量の大雨だと言っているし、また甲武信小屋情報では今年はGWとしては残雪が記録的に多いというけど、とりあえず天気は回復傾向、気温も上昇し雨も降れば雪も少しは融ける(腐る?)だろうと予定どおり奥秩父を歩きにでかけることにした。

最寄り駅から電車に乗るとなぜかイジルとHピーが。今年は経路が違うので山では別行動、互いに予定通りに歩けばすれ違うこともない。塩山で降りる二人を見送り、ゆっくり鈍行列車の旅。途中小淵沢の乗り換え時にホームの立ち食い蕎麦で腹ごしらえ。GW中はいつも観光客でぎゅうぎゅうに混みあう小海線も乗客は疎ら。信濃川上駅からのバスに乗った登山客は自分を含めて二人だけ。共に梓山で降りた。毛木平方面に向かうその若者と別れ、11:15、小雨のなか梓川沿いの緩い坂を歩き始めた。

f0194599_2230088.jpg



12:00 町田市市民休暇村

f0194599_2230209.jpg


GWにここから入山するのも今年で三年目。ただし、今年は一人だ。もう誰も一緒に歩いてくれない。雨は上がり蒸し暑くなってきたのでレインジャケットを脱ぎ出発。日が長くなったとはいえ今日も長い道程、ペースをあげて歩く。

f0194599_22313610.jpg



最初の崩壊した作業小屋を通りすぎて少し歩くと・・・

f0194599_22321060.jpg


道はこの濁流のなか。いつもは踝くらいの深さで、幅も4、5歩程度なのに・・・・。枝を拾って杖にして渡るが、膝まで水に浸かりすでにこの地点で靴の中を濡らしてしまう。


さらに30分ほど藪に戻りつつある林道を歩くと、朽ちて崩壊した橋のある梓川本流を渡渉するポイント。ここも水が多いがもう靴を濡らしているので強引に渡渉。

f0194599_22343853.jpg


渡るとすぐにもう一つ朽ちかけた橋があるがこれも危険なのでもう一度左岸から右岸に渡渉して戻るとすぐに崩壊した作業小屋。ここからは完全に藪化した林道跡を進むことになる。


けものの痕跡と・・・

f0194599_2235255.jpg


ひとの痕跡。

f0194599_22353934.jpg




3つ目の作業小屋の裏に回り込むようにつけられていた林道跡は鉄砲水で完全に分断されていた。

f0194599_22361829.jpg



このあたりから足元は雪、その上は藪。

f0194599_22363890.jpg


少し歩くと道は完全に途絶え沢床に消える。タイミングをあわせたように大粒の雨が降り始める。

f0194599_22375177.jpg


予想はしていたが水量も多く、腐りはじめた残雪もたっぷり。

f0194599_2239064.jpg


ずぼずぼ股まで踏み抜き、踏み抜いた下には冷たい水が待ち構えている。堪らずアルミワカンをつけて歩くことに。渡渉しにくくなるが背に腹ははかえられない。

f0194599_23122039.jpg


少し広い右岸を行くが、時には冷たい沢を左岸に渡りまた戻る。以前はなかったピンクテープ、赤テープ、赤ペンキが主に左岸つけられていて、少し興ざめ。

f0194599_22393564.jpg


最初に歩いた2年前に道を間違えた支流ポイント。北方向からの流れは完全に雪の下に伏流。西よりから流れてくる本流に沿って進む。

f0194599_2240239.jpg


このあたりから流れは半分くらい雪の下。渡渉も沢を覆った雪の上。そろそろと渡って上手く渡れるときもあれば、踏み抜いて腰の下まで水に浸かることも・・・。対岸にジャンプして上手く渡れることもあれば、ずりずりずり落ちて水に浸かることも・・・・。

f0194599_2242792.jpg



雨、雪、沢水にいい加減うんざりして、震えながら歩いていると、以前はこれが岩小屋だと思っていたニセ岩小屋に着いた。16:20。

f0194599_22442070.jpg


hachiさんによると本物の岩小屋はさらに先らしい。冷えた体に鞭打って先に進む。ニセ小屋から10分くらい進むと右側に大きな枝沢。ただし完全に雪の下で沢音だけが聞こえてくる。大きな岩のようなものが先に見える。本流との合流点から70メートル進んで先ほど見えた大きな岩の裏側に回り込むと大きな岩小屋があった。

16:40 梓川岩小屋。

f0194599_22483020.jpg


前に雪が150cmほど積もって小さく見えるが中はかなり大きい。テントだと5張り程度。雑魚寝なら15人くらいが雨露をしのぐことができるだろう。

中から。

f0194599_22495440.jpg



とりあえず、荷を降ろし雨のなかの薪を集める。集めた濡れた薪に火をつけようと苦労していると、体がブルブル震えてきて寒さが我慢できなくなったので、焚き火&岩小屋でテントなしで泊まる案を諦め、持参したBig Agnes Copper Spur UL1を岩小屋の中に張る。

f0194599_22523134.jpg


完全に雪の下に伏流化した沢から雪に穴をあけて水を汲み、テントのなかに入ってコンロの火をつけると焚き火のことなんてどうでもよくなった。とりあえず熱いお茶を淹れて体を暖めたら、スルメやチーズをツマミにボンベイサファイヤをちびちびやりながら夕飯の準備。

f0194599_22533234.jpg


今夜はいただきものの賞味期限切れアルファー米でカレー。100均のシリコン蓋となんちゃってコージーを使って暖かいカレーライスを食べると、さらにカレーが食いたくなったので、カレーポップコーンも。

f0194599_22542964.jpg


f0194599_22544032.jpg


f0194599_22545359.jpg


これをつまみに音楽を聞きながらまたちびちび飲んでいたけど、よっぽど疲れていたのかあぐらをかいたまま酒の入ったコップを抱え込んで寝てしまったようで気がついたらもう22時。つりそうになった足を揉みほぐして、寝袋にもぐりこんだ・・・・


Kath Bloom 1981-1984

[PR]
by mobydick67 | 2012-05-08 23:26 | Comments(4)

小淵沢

雨はひとまずあがったけど、甲斐駒は雲の中。

f0194599_9333822.jpg


しっかり腹ごしらえ。丸政。桜肉そば。

f0194599_9361997.jpg


f0194599_9372410.jpg

[PR]
by mobydick67 | 2012-05-03 09:32 | Comments(2)

奥秩父への誘い

奥秩父 山と渓谷社編 アルパインガイド15
(昭和42年4月1日改訂四版発行 420円)

f0194599_2305646.jpg


ちょうど私が生まれた年に発行された奥秩父のガイドブック。特筆すべきは国師ヶ岳に至る道が5つも紹介されていること。

f0194599_2321326.jpg


甲武信岳―国師岳縦走
国師岳Ⅰ―琴川コース
国師岳Ⅱ―石楠花新道コース
国師岳Ⅲ―天狗尾根コース
そして、
国師岳Ⅳ―岩屋林道コース 

巻末付属の地図

f0194599_2314064.jpg


このあと最初の琴川コースが森林軌跡から林道化されて、国師ヶ岳は、無雪期には簡単に車で頂上直下までアプローチできる観光登山の山となり、いずれのルートも歩かれることが少なくなってしまった。

蛇足だけど、巻末で宣伝されている奥秩父―山旅と風土 (山渓文庫〈第14〉)。高くて手が出ないけど読んでみたい。この他にもこの旧山渓文庫には、性の石神―双体道祖神考 (山渓文庫)なんていう魅力的な本もある。なんといっても奥秩父にはチン○ウ山こと金峰山があることだし・・・・

f0194599_2323859.jpg




机上登山ばかりではつまらないので、ゴールデンウィーク後半はやはり奥秩父を歩く予定。でも空模様も怪しいし、雨にうたれ、クサレ雪を呪う藪歩きになりそう・・・
[PR]
by mobydick67 | 2012-05-01 23:09 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(8)

山と鉄道

奥秩父縦走路のほぼ真ん中に位置する甲武信ヶ岳は、山容こそ凡庸だが、その頂上からの眺めは奥秩父随一だ。(山田哲哉調・・・)

f0194599_22311076.jpg



このところの降雪できっと奥秩父もいい感じになってるだろうなあ・・・と思いを馳せる今日この頃・・・・それはともかく、甲武信ヶ岳へと登る道には、他ではなかなかお目にかかることのできない森林軌道跡が武州埼玉側と甲州山梨側にそれぞれ一つづつある。

甲州側の近丸新道沿いの三塩森林軌道の珪石線跡

f0194599_2232314.jpg


武州側の川又から赤沢出合まで伸びているのは東京大学演習軌道の入川線跡

f0194599_2233581.jpg



両方とも、鉄道マニアでなくても歩いていると何故かウキウキ、スタンド・バイ・ミーな気持ちのいい道。


そんな全国の森林鉄道の資料を集めた本がある。

全国森林鉄道 JTBキャンブックス  西裕之

f0194599_22434369.jpg


それぞれの軌道の歴史、走っていた車両、管理者などがかなり詳しく書かれている。上記二線の現役時代の写真も幾つか掲載されていて往時を偲ぶことができる。簡単な軌道図もある。奥秩父のものとしては他に武州中津川森林鉄道も紹介されている。表紙の写真もぐっとくる。一部の鉄道マニアだけのものにしておくのはもったいない資料。ただの鉄道マニアに終わらない、趣味の細分化にも驚くけど、本業は歯科医だというこの著者、本当によくこれだけ調べたなあ・・・恐るべし鉄男魂!



The Grateful Dead (Skull & Roses)


小さくても大きくても、こういう緩い感じが鉄道のいいところ。



もしも長生きして老後なんてものがあったら、こんな鉄道にも乗ってみたい。

f0194599_22373773.jpg


やっぱり鉄男?
[PR]
by mobydick67 | 2012-02-20 22:40 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

奥秩父の歌?

変なのありました・・・・奥秩父縦走賛歌?

伊藤麻衣子 奥秩父子守唄!



こんなの聞くと藪を一人で歩けなくなるなあ・・・・
[PR]
by mobydick67 | 2011-12-23 23:33 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(0)