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変化

2016年9月30日、甲武信小屋に行ってきました。

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西沢渓谷から徳ちゃん新道を登り、テントで一泊して翌朝千曲川源流沿いに毛木平に降りました。
ボッカ以外で、普通の登山道を登って、ただ降りたのは久しぶり。紅葉にはまだ少し早い曇天の山をそれなりに満喫してきました。

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山は逃げないし、いつまでもそこにあるので、焦らず好きなときに歩いて愉しめばいいと思っています。でも人は変わっていきます。亡くなったり去ったり。いつまでも永遠にいるわけではありません。寂しい思いをすることもあります。でも去る人もまた別のところで新しいスタートをきると思えば、背中を押してあげたい、そんなことを想う季節の変わり目です・・・・
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by mobydick67 | 2016-10-02 16:05 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

春に開くのは桜の花だけじゃないよ

お願いして、2年ぶりに甲武信小屋の小屋開きに混ぜてもらいました。

2016年4月18日

立川で、ユウツだユーツだといいながらも、満更でもなさそうな小屋番づめりんとごっちゃんと合流、通学通勤で込み合う中央線で塩山へ。駅前ロータリーで笑顔で迎えてくれたワッキーの車に乗せてもらって西沢渓谷。

9:00、みんなで荷を分けて、春というよりも初夏を思わせる陽気のなかTシャツ一枚で歩き始める。

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麓の木々は、うずうずする春の匂いを放ちながら、新芽を膨らませ始めている。

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汗をかきかき軽快に登る。

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近丸新道との分岐を過ぎても雪は出てこない。聞いてはいたけど今年は本当に雪が少ない。雪が出てくるのは2000mあたりから。

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2200メートルを超えてからチェーンアイゼンをつける。空が曇り冷たいみぞれ混じりの小雨が降り始めたので、急いでカッパを着こむ。春山は装備の選択が難しい。奥秩父のゴールデンウィークは、雪が降って一晩で数十センチ積もることもあれば、大雨が降ることもある。この時期甲武信に登っていていつも思い出すのは、15、6年前に同じ道を登ったときのこと。4月初旬の暖かい日に半ズボン、T-シャツで西沢渓谷から登り始めて、最初は良かったがすぐに雪が出てきて、分岐あたりではもうしっかり積もっていたけど、暖かったのでそのまま登るとあっというまに膝下の雪になり、意地はってそのまま歩いているとすぐに膝上、股下と雪は深くなり、縦走路分岐あたりで耐えられなくなって雨具のズボンを履いたけど当時はまだスパッツというものを持っていなかったので、靴はぐじゅぐじゅ、体は冷え冷え、どうにか小屋の冬季小屋に逃げ込んだけど、持っていた寝袋も貧弱で、担いできたテントを小屋のなかに張らせてもらってしのいだ。翌日も天気は良かったが、とても頂上に登る元気などなかったので這々の体で来た道を下った。それ以来、春山にかぎらず装備は多め多め、行動は早め早めというのが山歩きの鉄則と考えるようになった。閑話休題。

いずれにしても今年は雪が少ない。縦走路との分岐あたりでも30cm程度。

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甲武信も遠目には雪が全くついていない。

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13:40、小屋に到着。先日の偵察時よりもさらに減ったとのこと。私もここのところ数年間この時期の小屋を見てるけど、こんなに少なくて土が見えてるなんて初めて。

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テン場もこのとおり、半分くらい雪がなく地面が露出している。

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この日は外は雨で雪も少ないので、小屋の中をざっと片付けて、美味しい鳥つくね鍋をいただいて・・・・酔っぱらいました。すみません。


2016年4月19日

ゆっくり起きて昨日の鍋の残りをうどんにしたものをいただいて、ゆっくりとお仕事開始。まずはワッキーと雪かき。量は少ないけど早くから暖かくなったせいか、溶けたり凍ったりを繰り返した雪には厚い氷の層があって意外に手強い。それでも、無心になってシャベルで雪を崩して放るのは気持ちいいな。

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一段落したら、今度は笛吹川水源の偵察から帰ってきたづめりんを先頭に、水源にポンプ設置を設置するために降りる。今年は秘密兵器のおかげで何度も降りたり登ったりすることなくすんなり水が揚がる。文明万歳!!

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お昼は痺れるような?コクのある越冬カレーをいただいて、そのあとも雪かきと翌日のヘリの荷揚げ、荷降ろしの準備。そこそこできりあげて、旨い酒と肴で宴。奥秩父の未来をめぐって議論が白熱したけど、心地良いギターで口直し(耳直し?)して、お休みなさい。

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2016年4月20日

当初の予定ではもう少し後になるはずだったヘリの荷揚げが、前倒しになってこの日飛ぶことになったので、朝から場所の確保、麓に降ろす荷の準備など粛々と進めて、もういつでもこい!と準備が整ったのが10時過ぎ。上手くいけば昼前に開始と聞いていたけど・・・・なかなか飛んでこない。間延びした長閑な時間が過ぎていく・・・。

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結局予定どおり13:00、麓の栃本からの第一便が轟音を響かせながらやってきた。



づめりんが身振りでヘリを誘導して、小屋裏の狭い場所に荷を降ろす。以前も見たけどなかなかの壮観。ヘリも誘導するほうも危険な作業です。

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今回は合計7便。ヘリが降ろした荷を4人で急いで小屋に運び込むと、一服するかしないかのうちの次の便が来てまた同じことを繰り返す。なかなか堪える作業。帰宅後久々に筋肉痛になりました。



無事7便分荷を下ろしたあと、軽食をいただいでワッキーとふたり西沢渓谷へ急いで下山。とばすワッキーをヒイヒイいいながら追いかけてどうにかこうにか明るいうちに下山。麓近くの唐松林がつい2日前に登ったときより緑を濃くしたように見えたのは気のせいか・・・・

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麓はもう春から初夏へ、もうすぐ山にも春がやってきて、小屋も開いて、お山の一年が始まる。奥秩父で働く人、奥秩父を歩く人にとって、事故のないよい1年になりますように。
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by mobydick67 | 2016-04-24 16:12 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

雪はどこ?

今年の師走は、2年ぶりに恒例の甲武信小屋の年末年始営業のボッカに参加させていただきました。

2015年12月27日
づめりん、平野さん、ごっちゃんと待ち合わせて車で一路長野県川上村へ。そこでかねやんと居合わせたいおりさんや金峯山小屋の小屋番さんも合流して、村役場となりの食堂でわいわいと。その後白木屋でも遅くまで・・・・麓の夜は長い。

2015年12月28日
朝食を腹一杯食べて毛木平へ。聞いてはいたけど雪は少ない。というよりもない。荷をみんなで分けて7:00出発。

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それでも少し歩くと雪が出てきて、なんだか嬉しくなる。

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年末ボッカの一番大切な荷はこの一斗樽。みんなで交代しながら背負う。

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雪は少ないけど、カリカリのところもあるのでアイゼンは必須。このぐらいの雪だと奥秩父では軽いチェーンアイゼンが重宝。

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千曲川源流の狂人。重いもの背負っていても、いやそのせいで、頭もからっぽになり、足取りも軽くなる。

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千曲川水源でも雪はこの程度。

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こんなに雪が少いと、トレースをつける必要がないのでピークを巻く。

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あっというまに小屋に到着。まだお昼前。雪も荷も少なく、楽なボッカだったなあ。

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一休みしたあとは、小屋の中をさっと片付けて、さあ一杯!のはずだったけど・・・・・今年は水や電気といったライフラインのトラブル、小動物たちのイタズラの後始末などいろいろやることが多い小屋開き。それでも暗くなる前には美味しい酒と肴にありつけた。

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2015年12月29日

朝起きると外は小雪がちらついていた。

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片付けやいろいろな問題への対応が一段落したのはお昼前。2300mにある厳冬の零下−10℃以下の小屋で、蛇口をひねれば水が出て、スイッチをパチンとすれば灯りがつき、食物をちゃんと保管して食事を出すのはなかなか大変なこと。そういうことを教えてもらえるのも、冬のボッカならでは。

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お昼には一緒にボッカした平野さんやかねやんが下山していき、午後になるとぼつぼつお客さんが到着したり、他の助っ人たちも到着。ちびちび飲みながら、手伝いというよりも、小屋仕事の邪魔をしながら宵を待つ。夜はお客さんたちと一緒に夕食、というか豪勢に酒と肴をいただいて・・・・・ごちそうさまでした。

2015年12月30日
この日は、小屋への水揚げが済んだところで、昼前に小屋を出発。みなさんありがとうございました。

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この日は快晴。

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南面の甲州側のみちはさらに雪は少ないけど、低い陽の光に冬を感じながら林の中を下る。

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無事下山して、西沢渓谷のこんにゃく館で一杯やってバスに乗ると、若い登山者からモービーさんですかと話かけられ、話をしてみると、奥秩父の藪尾根や廃道にとても詳く、電車で別れるまでちびちび飲みながら(こっちだけです)しばし奥秩父藪談義に花が咲きました。教えられることも多くとても楽しい時間でした。


ということで、今年もよろしくお願いします。

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by mobydick67 | 2016-01-01 20:31 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

秋を追っかけて

10月に山を歩いていこようと休みをとったけど、天気が悪く、気分も乗らなかったため見送り、いつのまにか11月。里は秋爛漫だけど、山はもう秋というよりも初冬。初雪がちらついたとかなんとか・・・・逃げる秋を追いかけて奥秩父を歩いてきた。

2015年11月11日

3日休みをとって藪とか小屋とか楽しみながらゆっくり歩く予定だったけど、天気やらなんやらで1泊2日に。車なし都内生活者の王道、甲州西沢渓谷から。平日とはいえ、すでに紅葉の終わった西沢渓谷には人影がない。登山口の木々もすでに葉を落としている。

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それでも針葉樹のなかにぽつりぽつりと散在する広葉樹はなぜかまだ少し赤い葉を残してがんばっていた。

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黄金色の唐松も上の枝に少しだけ葉を残す。

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なかなか威厳のある後姿。

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ザックはGRANITE GEAR nimbus meridian。20kg以下の荷なら背負やすく使い勝手のよいザック。

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とことこ登ってザレ場で見た富士は雲海に浮かぶ島のよう。

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甲武信と狂人。

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で、昼すぎに小屋について一服させていただき、いつもの場所にツェルト。

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夜は美味しい酒と肴をごちそうになりました。小屋泊まりのお客さんは7人。ゆっくりできた。最近流行っているとのこれもいただきました。

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久しぶり、楽しかった。



2015年11月12日

翌朝はゆっくり7時に出発。武州秩父大滝川又をめざす。

笹平避難小屋手前のザレ場でもまた雲海富士。

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今回は使い慣れないカメラを持参して、設定を間違ってたようで画質が悪い。フレーミングが悪いのは誰のせいだ?

破風山ピークの手前でも雲海富士。

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破風歩道。来年はここと柳小屋を繋げてみたい。

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距離にして100mほど下ってみた。

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古い杣の跡はあるが、下りだと広い尾根でルート間違えそうだから、柳小屋から尾根をつめて下りは青笹尾根がいいかなあ。でもここまできたら甲武信小屋に寄りたいし・・・・


雁坂嶺までの尾根からも雲海富士。

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で、いつものように孫四郎尾根でショートカット。

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あたりまえのことだが、倒木が増え、少しづつ荒れが進んでいる印象。何度も歩いているけどやはり最初は広い不明瞭な尾根なので1/25000とコンパス頼りに下る。

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きのこじゃないよ。

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仮称 孫四郎天平で一本立てる。

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そのまま尾根伝いに下ると、びっくり!最初の小ピーク前の鞍部にいつのまにかこんな看板が。

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え?ここが孫四郎峠だったの?なんとなくもう一つ下の鞍部、登山道におりるところがそうだと思ってたんだけど・・・・最近、雁坂小屋のご主人がいろいろ道の整備などに力を入れられていると甲武信で聞いたのでこれもその一つかな。いずれにしてもつぎの鞍部から右側に少し下って登山道に復活。

地蔵岩にも上がってみた。雁坂嶺から今下ってきた孫四郎尾根を一望。

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あとは武州奥秩父らしい気持ちのいい道を川又まで下る。

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意外に早くバス停につき予定よりも一本早いバスで秩父へ。強引に川上家に泊めてもらい、山でするはずの二泊目は雨の秩父で。正太郎とも一緒に呑めたし、酒、肴、つもる話し・・・ご馳走さまでした。楽しかった。

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それで、山はいいなあ、以前のようにもっとたくさん歩きたいなあと思っていた矢先に、悲しい知らせが届いた。

11月28日、毛木平から甲武信を目指して歩いていた渡辺さん(ぼのぼのさん)が、途中で(おそらく心不全で)倒れて亡くなりました。渡辺さんはとても優しい、気どらない人で、私のような無礼な酔っぱらいでもいつも暖かく受け入れてくれました。ハンサムで山でもおしゃれでダンディ。下界で一献ご一緒させていただいたいたときは、仕事帰りでコート、スーツを着た渡辺さんの姿があまりにキマっていて、いい加減な格好をした自分が恥ずかしくなりました。酒席では、いつも見た目とギャップのあるおちゃめで絶妙な酔いっぷりで、見習いたいと思ってました。先輩、というよりも師匠のような人で、山に限らずいろいろなことを教えてもらいました。先日春の宴会でお会いしたとき、自分は心も頭もぼんやりざわざわしていてあまり喋れませんでしたが、今年定年だからこれからはゆっくり山、家族との時間を楽しむとおっしゃっていたのに。まだまだいろいろ教わりたい、手本にしたいと思っていたのに。

残念、悲しいという言葉ではとても足りません。


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渡辺さん、これからはゆっくり休んでください。ありがとう。
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by mobydick67 | 2015-12-05 12:02 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(4)

雨の奥秩父、そぞろ歩き

先日ひさしぶりに雨の奥秩父をぶらりと歩いてきた。奥秩父を歩くのは2014年4月の小屋開けボッカ以来、テント背負って一人で歩くのは2013年9月の真ノ沢以来だ。

2015年6月18日

自宅最寄り駅から鈍行列車を乗継ぎ、信濃川上へ向かう。

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小淵沢へは一本早く着いて、立ち食い蕎麦。ホームにあった店はエレベーターの増設でなくなっていたので、改札出た駅舎の店で、いつもと同じようにさくら肉そば。

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信濃川上からバスに乗って梓山へ。地元の老人が途中乗ってきた以外に乗客はいない。梓山からは収穫最盛期のレタス畑を眺めながら南へと農道を登る。

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途中、町田市国民休暇村あたりから雨が降り始める。カッパを来てザックにレインカバーを被せて林道を歩く。途中路上一面にいちごの花が咲き乱れている。残念ながらまだ実はなっていない。一ヶ月後に練乳持って再訪しよう。

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国師、岩屋林道方面との分岐で南東へ、唐松久保沢に沿って苔むした沢床を歩く。何度か歩いた道だけど天候、季節によって風景も変わる。

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幾つか堰堤を超え、最後の堰堤を左岸側から越えると緩い滝。

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ここから先はあちこちに苔むした幕営適地がある。

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欲張っていいところはないかと歩いているうちに、雨は本降りになり、斜度が増して、沢床も狭くなってきたのでもういちど来た道を下って適当なところでツエルトを張った。

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今回は予報ではずっと雨だったけど、雨天下でどのくらい使えるかテストするために、テントではなくファイントラックツエルトⅡロングを仮の宿に選んだ。床はタイベックとレジャーシート、ツエルトの床の3枚重ねにしたが、前室がないのでツエルト内の一部を腐葉土をむき出しにして靴置き場とコンロの使用に使ったが、ここから湿気がテント内に充満して内側が激しく結露してしまった。結局ゴアのシュラフカバーで覆った寝袋に入るとき以外は、ツエルト内でもカッパを着ることになった。靴もシートの上に置いて、地面からの湿気を遮断したほうがよかった。何事もやってみて初めてわかることがある。

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ツエルトの中に逃げ込んで、湯を沸かしお茶を入れて一服し、雨で濡れて冷えた体を温めてから、お茶を持参したジンにかえる。雨音、沢の音に耳を傾けながら飲む。インスタントのカレーラーメンにキャベツと豚バラを加えたものが今夜の夕食。

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腹が落ち着いたあとも酒に手がのびたけど、いつの間にか寝てしまい、夜中の三時くらいに目が覚めたときに枕元のコップに残っていたジンを飲み干したら、また飲みたくなって継ぎ足して・・・山の夜は長い。



6月19日

朝5時に起きると雨は小降りになっていた。前日水で戻しておいたアルファー米五目御飯を温めてインスタント味噌汁。

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食後のコーヒーを飲んだ後、雨で外にでるのが億劫だけど、あきらめて雨具を着て雨のなかツエルトをたたみ、荷造りして6:00出発。今日も沢沿いを進む。

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沢の源頭部を超えて少し登ると40mほどのガレ。

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右側を巻いて、幼木がうっとおしい針葉樹林のなかを上り、途中あまり歩かれていない様子の廃道化した杣道を超えて五郎山方面から縦走路の富士見まで続く天竺尾根にたどりつく。

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ここから富士見まではすぐだが、緩い尾根なので復習がてらコンパスと地図を使ってみる。

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7:30 縦走路の富士見に出た。ここからは登山道で甲武信小屋を目指す。富士見から東に少し下ったところかっらしばらく続く林は素晴らしい。ここも季節を変えて何度でも歩きたい道のひとつ。

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甲武信ヶ岳頂上は雨で展望がないので、素通りして小屋へと向かう。

9:30 甲武信小屋。久しぶり、1年2ヶ月ぶりだ。

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ごっちゃんやヅメちゃんに会うのも奥多摩の新年会以来。

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小屋で少し休ませてもらって、雨のなか濡れたツェルトをいつもの場所に張らせてもらう。

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いろいろ話をしながら小屋仕事を冷やかす。

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この日の小屋泊りのお客さんは団体さんが多く40数人。

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夜は酒と肴をご馳走になった。消灯後、ツェルトに戻って寝袋にもぐりこんだが、なかなか寝付けずラジオを聞きながらちびりちびりと飲んでいたが、いつの間にか寝ていた。

6月20日

早起きして小屋の仕事を手伝わせてもらっているうちに、雨があがったのでテラスにツエルトを干して乾かす。概ね乾いた頃に小屋の仕事も一段落して、コーヒーをご馳走になり、荷をまとめて、出発。復路は徳ちゃん新道で西沢渓谷へ。意外に早く着いて塩山行きバスにも間に合い、駅でワインを買って中央線鈍行で帰路についた。

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いつもと同じ山歩き。でも昨年はいろんなことがあって、今年になっても初めのうちは山のことなんか考える気持ちの余裕もなかったけど、こうしていつもと同じように、好きなところを好きなように歩くことができるのは嬉しい。また行こう、奥秩父。
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by mobydick67 | 2015-07-04 19:07 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(6)

shelterへ

甲武信小屋へふたたび。


2014年4月17日

高尾でづめちゃんと待ち合わせて、電車でゆっくり西へ。

憂鬱?観念しなさい。

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塩山でイオリさんに拾ってもらって、西沢渓谷へ。調子の上がらない隊長にあわせてのんびり。

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2000mあたりから雪が深く、ちょっとした藪漕ぎも楽しめる。

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甲武信小屋。一週間で屋根の雪はほとんど落ち、先週均したところが雪塊の山に・・・

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あとはひたすら・・・・

ザ・タイマーズ


・・・・・雪掻き。


アルバイトの後のビールは格別だね。もちろんビールだけで終わらないけど。



2014年4月18日

雪。朝起きたら10cmほど積もってた。

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この日は水源にポンプを設置して水の確保。ちょんぼして余計な手間をとらせてしまいました。すみません。

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無事水が小屋まで上がったらまた雪掻き。

この日は午後に茨城のSさんも上がってきて、差し入れにいただいた肉ですき焼鍋で宴。


2014年4月19日

快晴。

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ちょっと雪掻きして昼ごはんに越冬カレーをご馳走してもらって、イオリさんと下山。途中隼温泉で垢を落として帰京。



Belly of the Sun / CASSANDRA WILSON




奥秩父の真ん中にあるみんなのshelter甲武信小屋は、4月25日営業開始予定。
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by mobydick67 | 2014-04-21 19:00 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

春だから奥秩父

ろくに山を歩かないまま、いつのまにか春になり、春になったら始まるものもあって、誘っていただき春うらら、ひさしぶりに山を歩いてきた。

2014年4月8日

早起きして途中の駅で拾ってもらって車で西沢渓谷へ。駐車場で身支度して出発。

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今回の甲武信小屋小屋開きに備えた偵察山行のメンバーは、ヅメちゃん、イオリさん、Gっちゃん、俺。


徳ちゃん新道から。分岐までは雪もほとんどなく、この日は陽気も良く、汗をかき笑みをこぼしながらの山歩き。

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と、油断しているといきなりこんなものに出くわして、春なのにお別れですね。

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分岐からスパッツつけて、少し歩いたところからアイゼンもつける。すぐに雪も深くなるが、当分降ってないせいか十分締まっていて歩きやすい。一部メンバーが持参したワカンはどうやら出番はなさそう。

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山頂標示版も雪に埋まった木賊山を超えると、久しぶり、4ヶ月ぶりの甲武信岳がどーんと姿を見せて御機嫌よう。

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ここから小屋まではあっというま。雪を背負ってどっしり構える甲武信小屋。そういえば「春を背負って」たはずなのに、春をすっとばして高いところに行ってしまった話もあったね。

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入り口前の雪をかいて小屋を開け、一休みしたら飲みたいビールも我慢して、雪を掻いたり小屋の中を片付けたり。雪は例年より多いけど、大雪が降ったわりにはそれほどでもなく一安心。まあそうやって、仕事するふりをしているうちに時間もたって念願のビールで乾杯。

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あとはストーブに集って、持ち寄った肴をアテに持ち寄った酒をのんびり飲む。里は春でもお山はまだ冬。日が落ちて冷え込んでくる頃には酒もすすみ、話も弾む。



2013年4月9日

日が出てからゆっくり起きだし、昨夜の残りものを混ぜた朝飯をいただいて、ゆっくりコーヒーを飲んでからまた雪かき。

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かいてもかいてもいくらかいてもいっこうに減らない雪。ほどほどにしておいて小屋を再び閉めて下山。

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この日も快晴、奥秩父西部を一望。ことしのゴールデンウィークはどこをどう歩こうかな。

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ぶらぶら下っていると、縦走路と戸渡尾根道との分岐に立つ道標が新しくなっていた。

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これまでのペンキの字が薄くなったもののうえに、薄いプラ板に木を模したシートを貼ったものがナット留めされただけ。安っぽい仕様なのは我慢しよう。せっかく加えた英語表記が同語反復的なのも我慢、我慢。でもやたら不必要な情報を盛りこんであるのには閉口。なぜ2000メートルを超える山の上の道標に「道の駅」とか「P」という文字が必要なんだ?「西沢渓谷」だけで十分でしょう。そうじゃなくても、県界尾根上の道が多い奥秩父は、一つのピークにニ県が、ひどいときは三県がそれぞれ勝手に道標を出してたりしてうっとおしいのに!・・・・・・閑話休題。


分岐から先はヌク沢沿いの近丸新道を下る。ここを歩くのは久しぶり。沢の渡渉も問題ない。

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沢の左岸の森林軌道沿いの道は気持ちのいい道だけど、谷筋はザレていて悪いところもあるので気をつけながら。

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無事下山。

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隼温泉でちょっと寄り道。「さくら」を肴にちょっと一杯。

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東京より少し遅れてやっと満開になった桜と追いかけるように咲く桃が咲き乱れる里を抜け、少し後ろ髪ひかれる思いで帰路につく。
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by mobydick67 | 2014-04-14 16:05 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(4)

甲武信小屋年末ボッカ


年が明けて日も経ち、ほおっておくと鬼が怒る?ので今年も声をかけていただいて参加した恒例の年末ボッカのことを書いておこう。

2013年12月27日
当初は28日早朝東京発の予定だったけど、今年は雪が多くクリスマス連休の第一次ボッカも小屋までかなり時間がかかったらしく、急遽例年どおり川上村白木屋に前泊することに。夜、宿に到着するとなぜか徳さんが寝てて、ヅメリンと俺はまだ晩飯喰ってなかったので起きだした徳さんと3人でちょとだけ酒。早めに寝たはず・・・

12月28日
宿で朝飯食べて、身づくろいして宿の前で、車できたKやんとわっきーと合流。

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雪の梓川。

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車で毛木平に向かったものの、駐車場手前あたりから雪が多く、車を梓山まで戻したり、なんだかんだで出発は8:30。

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酒樽、ザックをみんなで交代で持ちながら歩く。歩き初めてすぐにアイゼン。クリスマスボッカのトレースが残っているけど、その上にさらに10~20センチ程度積もっている。今年でこの年末のボッカも4度めだけどこれまでで一番の積雪。

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ナメ滝にも雪がたっぷり。

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それでも水源までは雪はそこそこで、久しぶりの雪歩きを楽しんだけど、水源からは吹き溜まりもありなんちゃってラッセル。

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高度を上げて縦走路との出合い。ここまでくればあともう一息。

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最後のひとふんばり。

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頂上。

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13:30 小屋に到着。

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この日は作業はほどほどにして早めに宴会開始。すき鍋を肴に酒、酒、酒・・・人のデポした酒にまで手を出して遅くまで・・・

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12月29日
朝ゆっくり起きて、鍋の残りで作った雑炊いただいて、ゆっくり作業開始。朝は冷え込んで外は-19℃。それでも薪を運んだり、雪をかいたりしていると体もあたたまって汗がにじむ。昼を過ぎると、日帰りの登山客やテント、小屋泊りの人々に混じってS嬢とはるぶーが到着。夜はS嬢が担ぎ上げたあんこう鍋、はるぶーがヅメリンの誕生日を祝ってケーキに舌鼓をうちつつ、はるぶーの落語なんてのも飛び出して、夜は更け、酒はすすむ・・・・


12月30日
朝ごはんをご馳走になって下山、西沢渓谷、山梨側の道はよく踏まれていて雪があっても快適。

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スピードも出て予定より一本早いバスに間に合って、バス停でこれから登るイジルとHピーに会う。



そんなことで今年もこれでよろしくお願いします!

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by mobydick67 | 2014-01-17 15:15 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(3)

追憶の真ノ沢林道-----SHINNOSAWA REVISITED Ⅱ


2013年9月28日

夜更けに一度目が覚め外に出てみると幕営地に覆いかぶさる広葉樹の枝葉のあいだから満天の星空。朝はゆっくり6時に起き、前夜水で戻しておいたアルファー米五目御飯を湯煎して温め、インスタント味噌汁、珈琲。ツェルトを畳み、荷をザックに詰め込み、7:00出発。

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30分ほどトラバースぎみに歩くとちょっとした岩場にぶつかる。ここでこのまま岩場を越えて行くか、上か下に巻くか迷っていると、後で鈴の音がしたので振り返ると単独の登山者がいてびっくり。少し話して、前夜2時に川又の管理釣り場を出発して歩き通しでここまできたこと、今年6月に一度この道を歩いていることなどを聞く。山慣れた様子なので先に行ってもらうことにして少し後を追って歩く。

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このあたりからテープは疎らで見つけにくくなり、踏み跡も不明瞭で何度か道を外して歩いていると上の方から鈴の音がして、助けられること数度。さらにこの方を追い越して歩いていて、いつのまにかただの獣道に踏み込んでしまい、岩場に阻まれて先に進めなくなり、高巻くために藪を漕いでいるとまたもや上のほうから鈴の音がして、「こっちこっち」と声までかけていただいたり。挙句の果てに、以前単独で登ったときにテープをみつけることができず、藪と沢に突入した地点で一服して待ちぶせして、後から来たこの方に道を教えていただいたり・・・そんなこんなですっかり頼りっぱなし。結局三宝沢を高巻いて乗り越えるあたりでまで追い越したり追い越されたりしながら歩き、最後に「道は基本高巻きばかりなので、迷ったら上のほうを見ればテープがあるはず」とのアドバイスをいただいて一人先に歩かせいただく。

ここから先道はさらにぐるぐるぐるぐる。疎らなテープはほんとにそっち?という方向についていたりする。

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ここはピークスの奥秩父特集のあの写真のポイント。

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高度があげると少し道型がはっきりしてくる。

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10:40 甲武信ー三宝山の一般登山道に出て、小屋に10:50到着。ビールのんでツエルトはって
ひと休みして、午後からはづめちゃんとあれこれしゃべったり、音楽を聞いたりしてまったり。


逝ってしまったJ.J.Caleのこと



黄金のヴァン・モリソンのこと



徳さんも十文字からやってきて、好天に誘われた登山者もどんどん到着。

正太郎、貼ってもらったよ。

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甲武信小屋のカレー。

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夜も宴に混ぜてもらい、この席には真の沢林道で出会った単独の方もいて、秩父生まれで徳さんの親戚だということもわかり、やはり血にはかなわないなと思ったり。

河岸を変えて遅くまで・・・なんかいいことあったかな?

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翌朝は早起きして小屋仕事をひやかして、お客さん出払うとまたまったり・・・結局昼前までいて昼もごちそうになり重い腰をあげて西沢渓谷へ。

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日曜、こんな時間に歩くひとは少なく、静かな山歩きを満喫。やっぱり山、それも奥秩父はいいね。
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by mobydick67 | 2013-10-12 19:17 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

追憶の真ノ沢林道-----SHINNOSAWA REVISITED Ⅰ

なかなか続けて休みがとれず、前回8月の山行から悶々とすること2ヶ月。不意に遠方に出張の仕事がキャンセルになり、2連休がとれそうになったので、えいやっーと3連休にしたのはもう休みの4、5日前。奥多摩主脈環状縦走?自転車と山を組み合わせたイッテキマスカエッテキマスロン?妄想が頭のなかでぐるぐる・・・

ぐるぐるぐるぐる・・・・真ノ沢林道だ。そう真ノ沢林道。これまで単独で登ったのが一度、即席パーティーで残雪のなか四苦八苦して下ったのが一度。いずれも真の真ノ沢林道とは程遠い藪漕ぎ山歩きになってしまい、とても「真ノ沢林道を歩いたことがある」とは言えない体たらく。今度こそあの道を歩いてみたい。


2013年9月27日

前日帰宅が12時をわまり、買い出しも行ってないし、冷蔵庫をあさって食えそうなものを集め、押入れのなかの装備をかき集めてパッキングが終わるともう3時半。少しだけ寝て起きて、なんとか西武池袋駅に辿り着き、飯能で乗り換えられない症候群の発症が恐ろしいので奮発してレッドアローに乗って、西武秩父にちょっと早くついたので秩父の友達に会って、少し元気をもらって、秩鉄に乗り、三峰口からバスに乗って、川又に着いたのが10:30。ここのところの週末の悪天が嘘のような好天の下、入川に沿って歩き始める。

道でない道、真ノ沢林道の一人歩き。ちょっと不安なので、ザックはもうくたくたになってしょうのはやめようと思っていた古い相棒OSPREY ZEALOTをが今回の旅の友。

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扇屋さんの養蜂場。ここのハチミチは旨いよ。

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いつ見てもほれぼれする佇まいの火の見櫓。

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夕暮キャンプ場、前田夕陽の歌碑。

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森林軌道跡を歩く。

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照りつける日差しはまだ夏のようだが、吹き抜ける乾いた風はもう秋の匂い。

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赤沢谷の出合から沢をいったん離れて尾根を巻く。

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いろんなキノコが土、倒木、苔から湧く。

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再び入川の沢音が近づいてくると柳小屋は近い。

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14:00 柳小屋。バスを降りてここまで誰一人会わない。

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先日このあたりを直撃した台風のせいか、小屋前の沢床の土はえぐられ倒木が積み重なる。この先大丈夫だろうか?

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股の沢林道との分岐から真ノ沢林道に入る。

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しばらく尾根をまっすぐ詰めて高度をかせぎ、小さな鞍部から右に巻く。

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16:00 千丈の滝上。渓相が一変していて驚く。

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左岸側にあった苔むした幕営適地は流れに抉られ、ほとんど河原がなくなり、左岸側に流れが寄った分、右岸側にガレた広い河原ができていた。ただ土が抉られて岩が露出し、倒木が折り重なっているので幕営には適さない。いつもより少し水量の多い沢を靴を脱いで渡渉し、先に進む。

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少し高巻いたところから見た滝上100mほど上流の渓相も一変していた。

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沢床の土がすべて抉りとられ、あの苔むした素晴らしい楽園は失われ、大小の砂岩が露出し、ところどころ真新しい倒木が積み重なる殺伐とした沢になってしまっていた。

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それでも谷側の土と苔、広葉樹が残った沢岸に今夜は泊まることにした。天幕はファイントラックツエルトⅡロング。

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沢の水を汲み、テントに入り失われた苔むした楽園のことを懐いながら呑む。あのような渓相に戻るまでどのくらい時間がかかるのだろう。

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前夜ほとんど寝ていないので、マルタイラーメンのヒガシマル カレーうどんスープ仕様のカレーラーメンで〆て早々と寝袋に入ると、ふかふかの腐葉土の極楽ベッドのおかげであっというまに寝入ってしまった。
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by mobydick67 | 2013-10-03 09:34 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(8)