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デルスとアルセニーエフ

以前タイガを通って―極東シホテ・アリニ山脈横断記 (東洋文庫)を読んでい以来、ずっと読みたいと思っていたアルセニーエフの本を読んだ。

デルス・ウザラ (地球人ライブラリー)

とても良かったので、同じ本の旧訳、東洋文庫版を購入した。

デルスウ・ウザーラ―沿海州探検行 (東洋文庫 (55))

函入、布表紙、背文字は金文字の箔押し。決して派手さはないけどこういう本なら所有していたい。「タイガを通って」もやはり購入して手元に置いておこう。

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さらにアマゾンに薦められるままに、下記の二冊も読んでみた。

森の人 デルス・ウザラー(絵本)

バイコフの森 北満州の密林物語

デルス・ウザーラの物語は、新訳も旧訳、児童向けの絵本のどれもよい。新訳は語り口が少し叙情的、旧訳は乾いたハードボイルドな印象。絵本はたくさんあるエピソードのうち心に残る幾つかのエピソードを繋ぐかたちで物語を再構成している。デルスの自然に対する謙虚な態度、一見迷信とも思えるが実は正鵠を射ている森羅万象に対するシンプルな考え方、そして厳しい森で生きていく知恵、経験、機転は読む者を虜にする。しかしそれにも増して魅力的なのは作者アルセニーエフのそれら全てに対する観察力、描写、考え方、そして接し方かもしれない。二人の関係は決して主人とガイドという主従関係ではなく、友人という言い方でも足らないような親密さがある。ここで書かれている旅は、軍による地理調査を目的としていて、何人かの兵を従えた一種の行軍のようだが、時としてまわりの人々が霞んでまるで二人だけで歩いているようにさえ思えてしまう。そう、静かな森歩き。

「バイコフの森」にはほぼ同じ時期のタイガで、hut to hut、小屋から小屋へと主に狩猟小屋に泊まりながら狩りをする旅が書かれているが、主人公であるバイコフが猟師という設定になっているせいか、狩りに関する描写が多い。ここにもデルスのような案内人や、仲間が登場するエピソードもあるが単独のことが多い。

「デルス・ウザーラ」のもうひとつ魅力はその幕営と夜の過ごしかたにある。もちろん狩猟小屋や開拓小屋にも泊まるが、調査目的で小屋のないような奥地にまで足を踏み入れ、幕営することも多い。日暮れが迫ったり、天候が悪くなってくると幕営に適した場所を探しながら先に進む様は、現代日本の藪山歩きや沢歩きとなんら変わることはない。薪を集めて火を熾し、それを囲んで話したり歌ったり、あるいは時には火を離れて一人になってみたり。そういう夜を重ねながら続けていく旅が読む者にも無限に続けばよいと思えたりもするが、映画を見てご存知の方も多いと思うが、物語は悲劇的な結末を迎える。

これまで海外のトレッキングにあまり憧れたことはないけど、いつかこの物語の舞台となったシベリア沿岸のウスリー川沿岸やシホアリニ山脈を歩いてみたいと思った。
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by mobydick67 | 2010-11-29 22:37 | | Comments(0)

雨にぬれても


数日前、帰宅時雨に降られた。GHISALLO305のブレーキシューを替え、手組ホイール、タイヤを交換して初めての雨の中の走った。

リム:AMBROSIO EVOLUTION(アンブロッシオ エボリューション)

ブレーキシュー:KOOL STOP クールストップ ロード用 ブレーキパッド

タイヤ:HUTCHINSON FUSION3 ユッチンソン フュージョン 3 700×23

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リムは別として、タイヤとブレーキシューは雨天対応を謳ったもの。リムも細かい溝が刻まれてて柔らかいシューとの相性は良さそう。タイヤも道路のアスファルト上ならば雨で濡れていてもほとんど滑ることはない。雨の中いつもはブレーキの効きがいまいちだったり、タイヤが滑ったりするのでほとんど徐行状態だったが、これなら少しはスピードを出せそう。




MUTE BEATによるカバーもカッコイイ
MARCH / MUTE BEAT


でも、雨のなか走ると服も自転車も汚れて後始末が面倒・・・
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by mobydick67 | 2010-11-28 09:21 | 自転車 | Comments(0)

奥秩父の藪尾根を歩く 3 八幡尾根、下山

2010年11月22日

5:00 風の音で目が覚める。
夜中に目が覚めたときに外に出てみると星と月が輝いていたが、朝になると予報どおり曇。気温0℃。ちなみに昨日頭に巻いておいた手拭いが藪漕ぎ中にかぎ裂きに。気に入っていたので残念。

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アルコールストーブで湯を沸かし、お茶。昨夜水で戻しておいたアルファー米山菜ご飯を湯煎にして、その湯でインスタント味噌汁を作って一緒に食べる。食後は練乳入りコーヒー。簡単に荷物をまとめ、テントを畳んで、6:00。曇っているせいもありまだ暗くてヘッドランプなしでは行動できない。それでもこの日は予報では午後から天気が崩れるらしいし、ただ立っていても寒いので出発することに。

とりあえず目の前の10mほどの岩のピークに登ってみる。石楠花の藪を避けて右側から巻きながら登ると岩の上に標柱と札があり。また昨晩は見なかったほぼ同じくらいのピークが霧の中南方向すぐ近くに見えた。地図で確認するとどうやらそのピークが八幡山ピークらしい。針葉樹、石楠花のミックスした藪を下って鞍部に出てひと登りしたらそのピークについた。頂上はごつごつした岩と藪でスペースはほとんどないが南側が巨石の折り重なる岩場になっているのでまず八幡山ピークに間違いないだろう。

6:30 八幡山ピーク。

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隙間に落ちたら絶対に登れそうにない巨岩が重なりあう岩場を右に巻き、左に巻き、あるいはおそるおそる乗り越えて越えると、そこここに赤テープが出てくるようになった。このあともここから下ではテープが要所要所に巻いてあった。

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6:50 ちょっと開けた鞍部に錆びたトタン板、ワイヤー、古い酒瓶などが散乱。木材運搬用ワイヤーの支点でもあったのだろうか。

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標柱と赤札は境界尾根に忠実につけられているので、場合によっては藪や岩に阻まれて辿れないが、赤テープは歩けないところは巻くようにつけられていて助かる。それでもこのあたりは枝尾根が多く派生していて迷いやすく、何度か行っては戻りを繰り返す。

 
7:40 尾根の左、東側が崩落した崖を通過。ここを過ぎたあたりから踏み跡もはっきりとしてきて藪も少なくなり歩き易くなってくる。

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チョキの一つ手前のピーク前の鞍部から右、西方向に踏み跡があったので辿ってみるとこのような杭が。



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水源監視道だろうか。地図で確認するとこのあたりで八幡尾根は地図上の山道に一番近づいている。今回はチョキまでは八幡尾根を辿る予定なので2、300m進んでまだ先に道が続いていることを確認して八幡尾根に戻った。

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8:30 チョキのひとつ手前のピーク。金峰の五丈岩のように、なぜか頂上に岩が乗った(残った?)ような形のピークが多い。

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8:45 チョキ頂上。三角点を確認。小雨が降り始めた。

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このまま八幡尾根南にを辿って、林道まで降りてしまうと、バス停までは長い林道歩きが待っているので、このチョキから八幡尾根を離れて西に進路をとって増富温泉に方向に近い林道を目指して進む。右手にストック、左手にコンパスを持って尾根を辿って西に進む。幸い人の手の入った疎林で歩き易い。

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広い尾根に乗って下ると、コンパスが指す方向よりも少し南側、左方向に尾根は続き、しばらく行くと前方にガードレールのある林道が見えてきた。

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9:20 林道到着。意外に早かった。

このとき意外に早かったことと、少し南に寄ってしまったことをちゃんと疑問に思えばよかったのだが、林道についたことに安心し、とりあえずこの未舗装の林道を右、西方向に進んだ。すぐに左手に大きな鉄塔が見えてきて、しばらく行くと道はUターンして東方向へ。

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???おかしい、進む方向を間違えたかと思い来た道を戻り、林道に出たち地点から今度は南方向に進んでみた。だが、この道も30分ほど進んでもずっと南へと続く。北西に行きたいのだ。???おかしい。ここで再度地図をよく見て、やっと気がついた。思っていたより少し南東の林道に出たのだ。鉄塔こそ地図に記載されていないが、送電線はちゃんと記載されている。あやうく林道で道迷い遭難するところだった。この林道は南から北に走り大きくUターンしてまた南に向かっているのでまた来た道を北上し、Uターンしているところまで戻る。ここから林道を離れて藪を下れば少しは早く増富方向に続く林道にショートカットできそうだが、雨も本降りになっていてもうそんな気力もなくとぼとぼと林道を南に向かい、舗装された林道に出たところでまた北上、ひたすら歩いて歩いて、林道に出て2時間半歩き続けて、12:00。やっと目的地である増富の湯についた。

増富の湯はなぜか湯がぬるく、雨の林道歩きですっかり冷え切ってしまった体には物足りなかったが、食堂のつまみ、生ビールはなかなかよかった。休憩場の自販機にエビスがなぜかスーパードライと同じ値段で入っているのもいい。

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休憩室で缶ビールを飲みながらゆっくり休んでから、バスに乗って韮崎へ。客は私一人だけ。

中央線にワインを買って乗り込むとイジルからメール。高尾までお迎えにきてくれるらしい。嬉しいじゃないですか。

高尾駅で1日半ぶりに再会。南口駅前の居酒屋「彦酉」。古くて小さい店だが酒もつまみも充実していて旨い。お店の人もとても気持ちがいい。大当たり。またいい店を見つけた。

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家が遠いなあ。
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by mobydick67 | 2010-11-27 11:20 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

奥秩父の藪尾根を歩く 2 八幡尾根

2010年11月21日

4:00 起床。
気温-5℃。予想したほど気温は下がらなかった。


7:15 甲武信小屋出発。
国師ヶ岳を経て、黒金、乾徳、徳和と歩く予定のづめは一足先に7:00に出発。イジルパーティ3人、晴ちゃんと甲武信頂上へ。


7:30 甲武信ヶ岳頂上 快晴。

昨日歩いた天竺平尾根。

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これから歩く奥秩父主脈縦走路。奥に頭をのぞかせる南アルプスの尾根は冠雪。

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縦走路と毛木平方面への分岐で、晴ちゃんとイジルパーティの女性2人は毛木平方面へ、私とイジルは縦走路へと道を分ける。が、縦走路に入って10分もたたないうちに、イジルが体調不良で来た道を戻り、毛木平方面へと下山することに。藪を一緒に歩くのを楽しみにしていたけど、一人と決まればそれはそれで悪くない。朝日にきらきら輝く晩秋の縦走路を進む。できれば先に出たづめに追いつこうとスピードを上げる。が、あとで聞いたら差は縮まるどころかどんどん開いていたようだ。おそるべし、づめ。

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8:40 富士見

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9:30 東梓

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11:00 国師ヶ岳頂上
ここで、一人になったことだし岩屋林道に入ってみようかとも迷ったが、もしも遭難したときに家族や小屋に伝えてある予定と違うところを歩くと困ったことになるのでやめておく。ここを下るのは来年にお預け。ちょうど誰もいなかったのでシリアルや菓子パンで昼食。

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北奥千丈岳への分岐。づめはいまどの辺を歩いているのかなあ。イジルは無事に下山したかな。このあたりから登ってくる人とたくさんすれ違う。みんな軽装。

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12:00 大弛小屋。
水を3L汲ませてもらう。小屋の人に聞くと、本来前日20日に閉鎖される予定の林道が好天のためにまだゲートを開けてあるとのこと。どおりで人が多いはずだ。小屋の前の林道には駐車多数。

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12:30 朝日峠
ここの北面はペンキがついていて下れそう。


13:00 朝日岳。
このあたりから金峰から下山してくる人とたくさんすれ違う。


金峰ピーク手前より。八ヶ岳の稜線にも雪はついていない。

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13:40 金峰山頂上 好天の日曜日、林道ゲートが開いているせいもあって人が多い。素通りして先に進む。これから入る八幡尾根の始点を探しながら頂上の稜線を歩く。

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14:00 尾根の頂上付近はガレているよいうなので、すこし手前から登山道を離れてハイマツのなかをトラバースぎみに尾根にとりつく。ハイマツのしたも大きめの岩がゴロゴロしていて歩きにくい。

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尾根に乗ってしばらく藪を漕ぐと木を伐ってつけた道らしきものにたどりつき、それを辿って下っていると境界を示す赤い金属札と標柱をみつけ一安心。このあと木を伐った跡とこの標柱、札を辿って進む。が、藪や岩で忠実に尾根の境界をたどることはできず、かといって尾根を巻いて藪をこぐのも難儀でなかなか進み辛い。

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左ピークが八幡尾根とりつき。右のピークは五丈岩。途中の岩場は頂上から見て右を巻いた。

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標柱には赤い「恩(旧字?)」が。恩寵林の印か。

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14:50 2333mピーク?

ここから境界尾根は西に走り、枝尾根も派生するので、コンパスと地図を睨みながら。樹林帯のなかで展望もないので、プロトレックの高度計を頼りにし、さらに歩行距離を頭の中で予想しながら進む。薮も密になりとても歩き難い。トウヒなどの針葉樹はともかく、地面から斜めに枝を伸ばす石楠花密生帯はとても突破できないので迂回。巨岩が重なるところも多くこれも迂回。そのためか境界線を見失うことも多く、10歩進んで3歩戻る、といった感じ。もともと全行程2泊3日を予定。八幡尾根にとりつく前まではもしかしたらこの日のうちに下山できるかとも思ったが、やはりそんなに甘くはなく、尾根の上で一泊する必要がありそうだ。


ちなみに今回登りも降りも厳しい藪漕ぎが予想されたのでザックは生地にダイニーマを使ったGOLITE JAM。サイドポケット、メッシュ部分が弱そうで破れるのではと心配したけど大丈夫だった。この部分も意外に強そう。またダイニーマの長めのスリングを2本持参したけど使うことはなかった。手が塞がると枝をかき分けられないし、藪ではストックが邪魔になることも多いのでワンストックで。

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藪、

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藪、藪、

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藪、藪、藪・・・・・・

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古い木製の標柱。

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2150mあたりの鞍部岩の上の祠。

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16:30 日が落ちて暗くなる。プロトレックの高度計が2080m近くを示し、八幡山の側まできたことがわかった。もしかして目の前の岩場の上がそうかもしれないが、もう暗いので登るのはやめてその手前の鞍部の木立の間にテントを張ることにした。今回もBig Agnes Copper Spur UL1のインナー抜きフットプリントとフライのみの仕様。

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17:00 ひとりで乾杯。泡盛「国華」43度を水と持参したシークワサー果汁で。カマンベール、メザシ、スルメ。落ち着いたところで湯を沸かし、アルファ米ピラフ、ミネストローネスープ。腹が落ち着いたらまた飲み始める。

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ラジオの入りが悪い。BLUES、BLUESを!

Dark Was the Night/Blind Willie Johnson



奥秩父の奥深く。闇と静寂。ひとりも悪くない。
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by mobydick67 | 2010-11-26 14:32 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

奥秩父の藪尾根を歩く 天竺平尾根

そろそろ奥秩父でもちょっとした雪道歩きが期待できる季節。今年初めての雪の山歩きを狙って、週末に藪尾根を登って主脈縦走路にとりつき、藪尾根を下ってきた。


2010年11月20日

夜明けよりずっと前に起きて、京王線、中央線を乗り継ぎ小淵沢へ。ここで小海線に乗り換えるまえに中央線ホームの立ち喰い蕎麦で南アルプスや八ヶ岳を眺めながら早い昼飯。この日は少し前まで雨だった予報が前日くらいに晴れにかわり、雪は期待できなくなったが、雲ひとつない青空に文句なんてあるわけがない。

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小海線も紅葉のシーズンも終わりあまり混んではいない。信濃川上で下車、村営バスに乗り梓山へ。登山者が私以外に3人。梓山では他に誰も降りなかったので、川端下から金峰か。


11:10 梓山 出発
梓山の集落を抜け、レタス畑の脇を左手に五郎山の岩峰ピークを見ながら進む。

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11:50 町田市自然休暇村
今日はここで分岐を左、林道地蔵線のほうに進む。右は梓久保林道、岩屋林道(廃道)を経て国師ヶ岳へと繋がる

バンガロー、キャンプ地を抜け、最初の分岐は右。左は五郎山へと続く。

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このあとすぐに林岳、岩岳への登山道を分け、関係者以外立ち入り禁止の看板のかかったゲートもあるがひたすら林道を行く。

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道が大きな堰堤のある地蔵沢から離れて北に大きく蛇行する少し前に崩落箇所。このすぐ先に「林道地蔵線 終点」の看板があるが道はまだ続く。

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こんなラベルのポリ容器が十数個路上に廃棄されていた。下流で流水を飲まなくて良かった。

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秋と冬が混じりあい、人の手の入った痕跡は次第に薄くなってくる。

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このあたり、五郎山と奥秩父縦走路の富士見を結ぶ尾根が緩い鞍部になっていて天竺平と呼ばれている(山と高原の地図に記載あり)。そしてこの何度か起伏を繰り返しながら南北に伸びる尾根を天竺平尾根と呼ぶらしい。今回はこの尾根を歩いて縦走路に繋げてみようと思う。

天竺平尾根の少し手前、高度2150mで林道は針葉樹の林の中に溶け込むように消える。林道終点 14:00。予想以上に時間がかかった。

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ここからツガの林の中に入り、南南東に少し進んで尾根に乗る。最初のうちは疎林で概ね歩き易いが、2249mピーク手前あたりから石楠花が多くなり次第に歩き難くなってくる。石楠花、針葉樹の密生した展望のない林2358mピークまで進む。15:00 2358mピーク。

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このあと急な尾根を下りはじめたとろで左正面に、三宝、甲武信、破風の尾根が枝越しに見えた。下った鞍部は人の手の入った伐採跡で少し開けている。

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再び石楠花の藪をこぎながら登り返したところには古い森林作業用ワイヤーが残置されていた。

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15:30 2390mのピーク。ここから南東へははっきりと道がついている。林道を離れてからここまでテープ、赤ペンキの類は一切ない。薄い踏み跡とコンパスを頼りにするしかない。

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少し下った鞍部でなぜか道は消えるが、広い尾根をもう一度登り返すと見覚えのあるトラロープが前方に。

16:00 富士見。

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ここからは歩き馴れた奥秩父縦走路。陽が落ちるのは早い。甲武信小屋へと急ぐ。

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16:45 甲武信ヶ岳頂上。陽はもう西の稜線に沈んでしまった。誰もいない。

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17:00 甲武信小屋 到着。

なんとかヘッドランプを出すことなく小屋に着くことができた。夕食の準備で忙しそうな厨房に窓越しに挨拶だけ済ませて、ビールを飲みながらテント設営。テントは他に12、3張り。

夕食は西沢渓谷から登ってきた小屋素泊まりのイジルのパーティーや晴ちゃん、ヅメ、常連さんたちと一緒に。酒は「守禮」。泡盛44度。

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ボジョレーやいいちこもご馳走になって、すかっかりゴキゲンに♪♪。

SAM COOKE Portrait of a Legend 1951-1964


寒いけど、楽しい夜、また遅くまで・・・・
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by mobydick67 | 2010-11-24 22:38 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(0)

ワインが足らない

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しまった、いつもより遠いのか・・・
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by mobydick67 | 2010-11-22 16:27 | Comments(2)

クレイマークレイマー

今年は買ったばかりのモノがよく壊れた。


防水コンデジ PENTAX Optio WS80
真の沢で初めて使ったら結露し、液晶にノイズが出たままとれなくなった。



登山靴 GARMONT EMERY
山行5、6日でベロの縫い目が破れる。



で、またひとつ買って半年もたたないうちに壊れた・・・・

mont-bell(モンベル)U.L.コンフォートシステムパッド 90

今年6月に購入。マットはここ2年くらいはサーマレストプロライト4Rを愛用。分厚くて温かくて寝心地が良いが、ちょっと重くて嵩張る。以前息子がまだ小さい頃に買ったリッジレストSもあるけど嵩張るし、あまり外付けするのは好きではないし、冬はお犬様が専有している。ウレタンフォーム内蔵のインフレータブルタイプもサーマレスト保有の特許切れでここ数年値が下がって手頃になったので、3季用にと思ってこのモンベル製を購入。以来、今年の夏秋の山行ではずっとこれを使ってきた。安価で軽量、嵩張らないので重宝した。不要と思われたピローストラップもあると結構便利。接着剤とパッチのリペアキット、それを入れる専用の小ポケットのついたスタッフバックも付属してこの値段ならお買い得だ。厚さも必要十分、地面からの冷えもそこそこ遮断。気に入っていたのだが・・・

先日、岩屋林道を歩いて雨の中岩小屋にテントを張り、マットを膨らますとなんかおかしい。

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ちょうど、吹き込み口側にあるロゴプリントされた部分で中のウレタンフォームと外側の生地が剥離。これは約10年使って同じように剥離したサーマレストUL(R)と同じ症状。ここのところがんがん使ったとはいえまだせいぜい12、3泊程度。プリント部分から剥離したのは、プリントの塗料溶剤の影響か?あるいは剥離が吹きこみ口に近いのは、いつも酒臭いアルコールを含んだ息を吹きこんでいたせいか?いずれしても自分では修理不能なので、モンベルのサポートに症状を説明したメールを送ると着払いで送ってくれとのことなので、送って1週間後、戻ってきた。新品になって。「コーティングの圧着不良」とのこと。もちろん無償。


いままでこんなに買ったばかりのものが続けて壊れることなんてなかったのに。2度あることは3度ある?でも、すごいのは全部新品と無償交換というところ。確かに保証期間内なので当たり前といえば当たり前なんだけど。カメラはともかく他は山では欠かすことのできない大事な道具。どれも致命的な故障ではなかったけど、もう少し製品管理をしっかりして欲しい。


と、いった具合で、今年は厳しい山行を重ねるうちに、一流クライマーならぬ、一流クレイマーに成長しました。。。
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by mobydick67 | 2010-11-19 20:34 | 道具 | Comments(2)

山ガール よっちゃんの部屋 トワ

え・・・最近どうもこの部屋の女王様よっちゃんの酔いがたらないようだし、
集うのは私を含め加齢臭漂うオヤジばかりなので、
ここは一発気合をを入れて・・・

タイトルを、「酔っぱらい」はやめて「山ガール」にしてみました!!??

ここだけの話ですが、この名前に騙されて若い男が蛾のように集まり、それにつられて若いガールズが集まることを密かに目論んでいます??

ええい、写真も沢ガールだ!

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よろしくお願いしますよ!
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by mobydick67 | 2010-11-19 19:55 | よっちゃん | Comments(144)

お礼

昨日、山ごはんを買いにICI石井神田登山本店にいくと、入り口のレジの横にこんなものが・・・

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そして書籍コーナーには服部文祥のサイン本が山積み。


残念ながらよくレジに立っている平出さんはいませんでした。
でもいくら年下でも「平出君」はねえ・・・。どーせなら、まだ呼び捨てのほうが好感もてるけど。自分で「祝」っていうのも・・??

まあ、そこが服部文祥・・・好きだなあ。
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by mobydick67 | 2010-11-19 07:03 | 雑感 | Comments(0)

金峰山 南面甲州側登山道

表参道

金峰頂上から御室小屋を経て、林道経由で牧丘柳平へ。歩く人は少ない。林道歩きが長いため車かタクシーを使わないと難しい。南面なのに陰気な印象があるのはなぜ?



八幡尾根

金峰頂上西より南西方向に伸びる尾根。登山道でさえないが北杜市と甲府市の境界尾根で、札や杭、踏み跡程度はあるらしいが、藪漕ぎ必至。チョキより先は枝尾根がたくさん派生していて主尾根筋が不明瞭なのが気になる。あまり歩かれていないようだがググれば結構山行記を見つけることもできる。これもずっと林道にぶつかるまで降りてしまうと昇仙峡方面に向かわないとバスがない。途中チョキかその手前で西側の尾根を下り、リューゼンヒュッテ近辺に降りれば、林道少し歩いて増富温泉にでることができるか??


もう奥秩父稜線は冠雪しているらしい。

Combat Rock ☆THE CLASH

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by mobydick67 | 2010-11-18 17:31 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)