カテゴリ:奥秩父:山歩きと備忘録( 126 )

奥秩父の古い地図



奥秩父、大菩薩、奥多摩登山図 七万五千分ノ一
(1931年踏査版、コース時間入、浅古書房発行 定価二捨銭)

f0194599_21344763.jpg



先日、奥秩父関係の雑誌と共に購入。青赤黒の三色刷りの袋に、厚手の紙に同様に三色刷りで印刷された地図が入っている。とても状態がいいので、もしかしたら復刻版かもしれない。とても80年前のものには見えない。値段もそんなに高くなく、山と高原地図でちょうど「金峰山・甲武信」「大菩薩嶺」「雲取山・両神山」を揃えたくらいの値段だった。


幾つか気になるところを挙げておく。


f0194599_21353751.jpg



甲武信ヶ岳には甲州山梨側からの直登路はない。信州長野の毛木平からの道もない。代わりに国師ヶ岳、甲武信ヶ岳縦走路のほぼまんなか東梓あたりから梓山方面へ谷沿いに降りる道がある。真の沢林道もほぼ沢の側を小屋に直登している。


f0194599_21363390.jpg


f0194599_2137257.jpg


雁坂峠、雁峠、将監峠の武州秩父側には荒川小屋、釣橋小屋、惣小屋など沢の谷筋に小屋が点在して、道も充実している。甲州、武州を結ぶ峠としてしっかり機能していたのだろう。



f0194599_21373726.jpg


雲取山まわりでは、三条ダルミに小屋がありこれが雲取小屋と呼ばれていて、現在の雲取山荘は武州雲取小屋となっている。石尾根縦走路の南側に尾根筋を巻く道が三条ダルミから七ツ石あたりまで続いている。




こうやって地図みてるだけでも結構楽しい。もちろん歩く方がもっと楽しいけど・・・
[PR]
by mobydick67 | 2010-04-06 21:41 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

古い雑誌 ~ 岳人 昭和31年(1956年)4月号


奥秩父関係の古い本や雑誌、地図を幾つか入手したので少しずつ紹介していこうと思う。


岳人 昭和31年(1956年)4月号 秩父特集

f0194599_2183510.jpg


図を幾つか無断転載させてもらう。

奥多摩概念図
f0194599_2191769.jpg


奥秩父概念図
f0194599_2110072.jpg



気になるところがいくつか。

f0194599_21102449.jpg


例の孫四郎尾根道は途中分岐して柳小屋に通じていて、その尾根を乗り越すところが孫四郎峠。この柳小屋~孫四郎峠の間には荒川小屋という小屋があったことがあるらしいが、それがいつ頃のことかはわからない。

国師ヶ岳から梓山方面へ抜ける道がある。国土地理院の現在の1/25000地形図にも残っているが、どうやら廃道化しているらしい。




余談だが、こういう古い雑誌は広告も面白い・・・

f0194599_21105385.jpg


これは今のMinamiスポーツかな・・・
[PR]
by mobydick67 | 2010-03-19 21:20 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(3)

冬の奥秩父縦走 ~その5~「♪♪風呂♪♪ビール♪♪」


2010年1月30日(土)

4:30 起床。具沢山のそば、コーヒー。

6:00 出発。暗い中、飛竜へと向かう起伏、変化の少ない道をひたすら東へ進む。あいかわらず、互いにいい加減でテキトーな山岳同定を披露しながら。途中、持参していたデジカメRICHO R-8の電池がなくなりそうに。出発前に満充電しここまで約450枚撮れたので、山の厳冬期(といってもそんなに寒くなかったが・・・)ということを考慮すればなかなか優秀。ということでここからは主に ケータイのカメラで。ちなみにこっちは使うのは目覚ましくらいで全然繋がらない(ソフトバンク)くせに電池のもちが悪く、ヅメから携帯充電器を借りて再充電した。

8:00 飛竜権現。快晴でハゲ岩からは奥秩父が一望。

f0194599_23322024.jpg



ここからは下りが多くなるが、意外に雪が残っていて将監峠かからここまではアイゼンなしで来たのに着けることに・・・

f0194599_23324082.jpg



9:00 北天のタル。もう最終目的地、雲取は近い!

f0194599_23325950.jpg



f0194599_23332489.jpg



狼平

f0194599_2333379.jpg



11:00 三条ダルミ。ここで行動食で昼食。ボロボロになったパン。あと一息!

ここから頂上までの登りは雪は多くないが、けっこう凍っていてアイゼンつけたまま登る。


12:00 雲取山山頂。やっと着いた!土曜で人がけっこういる。出発した26日に金峰への登りで会って以来初めて人にあう。(イジルさんは別、というかドラえもんなんでヒトではない・・)

f0194599_23335724.jpg


頂上は20cmくらいの積雪。晴れていて甲武信もはっきり見える(これは山頂の山岳同定盤で確認したので間違いない、はず・・・)。

f0194599_23381196.jpg




感慨にひたる・・・なんてことはなく一刻も早く風呂、ビールにありつくためにすぐにきた道を引き返す。

水無尾根の道を三条の湯へと急ぐ。途中アイゼンをとり走るように下る。

14:30 三条の湯。

f0194599_23343644.jpg



とりあえずビール。乾杯!!テン場にテントを張り、風呂。最高!またビール。最高!ああ・・・酒がいくらでも飲めるって幸せ。小屋の主人木下さんや小屋番平井さんの好意で夕食は小屋の食堂でいただくことに。ここまで担いできた秘蔵のうなぎにタレをかけ、お言葉に甘えて薪ストーブの上であぶり、つまみに。また小屋からロースト鹿背肉もいただく。ご飯は具沢山のカレー。酒はいくらでも買うことができる。もう天国!が・・・なんかストーブで暖められた居心地のよい部屋で飲んでいるうちに眠気が・・・。で、あまり長居をしても悪いので、覚束ない足取りで寒いテントに戻り飲み直しているとまた目が冴えてきて・・・最後の夜だし・・・また遅くまで・・・




2010年1月31日(日)

7:00 起床。今日はもう降りるだけ。明るいなかゆっくり朝飯喰って、ゆっくりテント撤収して。荷もずいぶん軽くなったし・・・

9:00 出発。曇空のした竿裏峠へ向かう。

11:00 竿裏峠。天平尾根を行く。

11:30 丹波天平。九十九折の急な下りを丹波へ向かう。

12:00 丹波小学校。縦走終了。無事下山。

のめこいの湯で汗を流し、久しぶりの生ビール。道の駅でワイン、つまみ(鹿ソーセージ)を購入してバスに乗る。バスのなかでワイン一本を二人で空にして、奥多摩駅につくと赤ら顔の恵比寿様ことイジルさんが出迎えてくれた。奥多摩でデイハイクを楽しみ、少し前から餃子屋で待っていてくれたのだ。その餃子屋へ。三人で再会、無事縦走完了を祝して乾杯。餃子うまい。鹿レバの竜田揚げが旨い。鹿のハツ刺絶品。昨日のロースト・ディアといい今猟期真っ只中の奥多摩は鹿が旬!もちろん焼酎もうまい。この店は気がきいていて、電車が出る15分くらい前になるとそろそろ立川行きが出るよ、という感じで教えてくれる。何度かそんな声を聞いて、そろそろ帰らなきゃと重い腰をあげ、そうだ電車の中で飲むぶんをどこかで買ってから乗らなきゃ・・あ、もう時間ない!とか言っているとなぜか店のひとに澤乃井のワンカップを渡された。酒飲みのツボを心得た店。で、また電車のなかで飲んで・・・

f0194599_2335517.jpg





瑞垣山荘前から奥多摩までもとても遠かったが、奥多摩から家までも遠かった・・・
[PR]
by mobydick67 | 2010-02-11 23:41 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(6)

冬の奥秩父縦走 ~その4~「今日は三人で・・・」

2010年1月29日(金)

4:30起床。アルファ米五目御飯、味噌汁、コーヒー。

6:00暗がりのなかMSRのスノーシュー、デナリ・アッセントを履いたイジルさんを先頭に出発。ヅメと私はアイゼンで。イジルさんは西破風への岩場の急な上りでもスノーシューを履いたままバコバコ無造作に登っていく。

縦走路を振り返る。

f0194599_06506.jpg



7:00 破風山山頂。今日も晴れ。ここでふたりともアルミワカン装着。

ちなみに去年は・・・

f0194599_09347.jpg



今年は・・・

f0194599_0215083.jpg


20cmくらい雪少ないか・・


7:30 東破風山山頂。ここから一度ぐっと高度を下げてまた雁坂嶺まで上り返さなければいけない。

今日も晴れて富士が・・・

f0194599_0113180.jpg



8:40 雁坂嶺山頂。この古い道も気になるな・・・・

f0194599_0115876.jpg



9:10 雁坂峠。雪少ないぞ。

f0194599_0122363.jpg



古礼を巻き水晶山を経て、どんどん進む。イジルさん早すぎ!追いつかない・・・。

f0194599_0125817.jpg


f0194599_0134410.jpg


雁峠が近づいてくると雪が少なくなってきたのでワカンとってアイゼンで。

11:30 雁峠。

f0194599_014415.jpg


ここで恵比寿さま式ドラえもん型補給隊員イジルさんとはお別れ。イジルさんはここから新地平へ下山。最後にもう酒を隠し持ってないか念を押して(もう出てきませんでした・・・)分かれる。イジルさんありがとう!

と、思ったのだが別れて笠取のほうに向かって50mも行かないうちに・・・・いきなり雪が深くなる。なぜか雁峠山荘前あたりから雪が吹きだまっていていきなり膝上ツボ足。まあ水源の碑のほうにいけば雪も減るだろうとたかをくくっていると、緩やかな坂を登るにつれどんどん雪が深くなり腰まで埋まる。表面だけクラストしていて中はユルユルのたちの悪い雪。

f0194599_0152356.jpg


しょうがないのでまたワカンをつけることに。ワカンをつけても膝上までもぐる。もしかしてこれはイジルさんの仕掛けた罠か?いまこそスノーシューの出番なのに・・・。思わず他に誰もいない秩父の山のなかで「イジルの役立たず!ちゃんとトレースつけとけ!」と叫んでしまう。(ゴメンナサイ・・・)

水干を経て笠取山を巻く道に入ってからは雪も少なく再びワカンをとりアイゼンだけに。ここからは尾根沿いの縦走路を行く。登ったり降りたりの繰り返し。疲れがたまっているせいか、飲みすぎが原因なのか二人ともあまりスピードがでず・・・

f0194599_0165519.jpg


15:00 唐松尾山。この頃にはもうバテバテ。

それでも16:00 和名倉、下の縦走路との分岐、山ノ神土に着く。分岐の道標に下の縦走路は「ヘタレ用」、上の尾根筋の縦走路は「ガチ用」と落書きされている。ヘタレでも良かったな・・・。

f0194599_0174260.jpg




牛王院平から将監峠へ。防火帯にはしっかり雪が積もっていてまるでスキー場のよう。

f0194599_0182669.jpg


f0194599_0185367.jpg



16:30 将監小屋着。晩ご飯はヅメの用意したハヤシライス。具だくさんで旨かった。この日は酒がほとんどなく、その酒もすぐに無くなってしまったうえに、歩行時間も長く疲れたため二人とも早々に寝た。
[PR]
by mobydick67 | 2010-02-11 00:27 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(6)

冬の奥秩父縦走 ~その3~「恵比寿様が笹平にやってくる!」

2010年1月28日(木)

3:30 起床。朝食はコンソメスープスパbyヅメ。テントの中は生暖かく外に出ると曇天。今日は予報では午後から天気が崩れるらしい。

5:30 アイゼンだけで出発。実は幕営地はもうかなり東梓に近いところだと思っていたのですぐに着くと思っていたが、実際には全然進んでなかったようで東梓についたのは7:30。この国師~甲武信間はいつ歩いても遠い感じ。ま、それが大好きなんだけど。雪もすでに降り始めている。少ないと思っていた雪も東に進むにつれまた深くなってきたので、アルミワカンを着けた。今日はベルトを調整してアイゼンワカンに。

f0194599_057785.jpg


8:30 両門の頭。晴れてれば見晴らしのよい気持ちいい場所だが・・・

f0194599_0504470.jpg


9:00 富士見。ここまで来ると雪がけっこう深い。といっても50cm前後かな。難渋すると思って気合いを入れてきたが、ちょっと肩透かし。雪で白く染まりはじめた美しい林のなかを進む。

f0194599_051823.jpg



10:00 ミズシ。

f0194599_0512971.jpg



千曲川源流方面への分岐を経て甲武信への登りにとりつく。頂上直下のザレ場に出てあと10mほど登れば頂上というところで、右足ワカンの靴を載せるリングテープが切れる!あともう少しなのでそのまま登ろうかと思ったが、ぶらぶらして躓きそうであぶないので腰をおろして右だけワカンを外して手に持って上がる。何もこんなところで切れなくてもいいのに・・・。ちょっとまだワカンに慣れてないな。ときどき引っ掛けるし・・・。

10:40 甲武信ヶ岳頂上。なーんにも見えません。

f0194599_051542.jpg


11:00 甲武信小屋着。

f0194599_0573877.jpg



年末になんちゃってボッカにきたときとあまり雪の量が変わらない。今日の目的地は笹平避難小屋で時間に余裕があるので、水場まで降りて美味しい水を汲むことに。けっこう急で谷筋のため雪も多く降りるだけでも苦労する。水場周辺は下ががちがちに凍っていて危ないが、小屋番ヅメのリードでなんとか到着。夜に備えて水をたっぷり汲みまた小屋まで登りかえす。パトロール隊を自称しながら別に小屋の中に入ってみるわけでもない。というか・・・入りたくないんですかね、相棒は。

バンドのきれたワカンは細引きで修理できそうだが、もうここからはたいして距離がないので左足だけワカンをつけ、右足はアイゼンだけで笹平まで進むことに。意図せずワカンの効果を実験することになった・・・でまあどんな感じかというと、例えばアイゼンだけの右足だと膝まで埋まるところがワカンをつけた左足だと脹脛程度。アイゼンだと20cm埋まるところがワカンでは10cmくらいとまあ埋まるのが半分くらいで済む感じでした。我が身を呈して実験したデータです・・・

そんなこんなで、とりあえヅメに前を歩いてもらい、木賊山を巻いて進みます。木に雪がついてこの山行で初めて雪山らしい雰囲気になってきた。

f0194599_0582235.jpg


f0194599_0585428.jpg



途中、恵比寿様ことイジルさんに励ましのメッセージ(いや、ただの落書き・・・)を雪の上に刻みながら進みます。

f0194599_154456.jpg





14:00 笹平(破風)避難小屋着。昨年1月にもここを通りました。

昨年。

f0194599_121072.jpg




今年。

f0194599_122971.jpg



昨年秋に改装され屋根と外壁が新しくなり、中も以前は土間の方が広かったけど、板張りの床が広くなりました。以前ほどではないにしてもやはり雪が吹き込んで床が真っ白なので、備品のほうきで掃き落とします。ひさびさに広いところで荷を広げ、体を伸ばすことができる。

湯を沸かして茶を飲んだり、細引きでワカンの応急修理をしたりしていると、雪が止み、空が少し明るくなってきた。

f0194599_134632.jpg


f0194599_14522.jpg


そして15:30、とうとう恵比寿様がやってきた!美味しいものがたくさん詰まった袋(じゃなくてザックです)をしょってイジルさんが遥々来てくれました。夢で見た樽酒こそありませんでしたが(当たり前・・・)が美味しい芋焼酎や、おでん、キャベツなどを西沢渓谷から担ぎあげてくれました。感謝。で、さっそく明るいうちから宴会。主食は私の用意した焼きビーフン。

f0194599_16232.jpg


久しぶりの生野菜、豊富な酒。いい気になって飲んでいるいるうちにせっかく持ってきてもらったお酒も20:00くらいには底をつき、目つきが悪くなってきた二人が「酒まだ隠し持ってるだろ!!」と詰め寄っても、はじめはもう一滴もないと言っていた恵比寿様、じゃなくてイジルさんだが、しつこく食い下がる二人にあきれて、「明日別れるときに餞別がわりに渡そうと思ってたんだけど・・・」といってザックの奥から出したウィスキーを奪い取って、「やっぱりあるじゃないか、イジルさんってもしかして恵比寿様じゃなくてドラえもん?」とかおだてながら(?)、宴会再開。少しすると疲れたのか、呆れたのかイジルさんは先に寝袋に入って寝始めたが、それでもまだ寝ないで飲んで騒ぎ続け、寝袋のイジルさんに話しかけるバカふたり・・・学習能力ゼロ!操行ゼロ!



酔っ払って外にでるとオリオンの三つ星が見えた・・・

f0194599_164128.jpg



イジルさんは恵比寿様、で・・・二人は午前様でした・・・
[PR]
by mobydick67 | 2010-02-06 01:11 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

冬の奥秩父縦走 ~その2~「酒飲みに来たんじゃないんだよ!!?」


2010年1月27日(水)

5:30 携帯の目覚ましで起床。高度があまり高くないせいもあるが、あまり寒くない。まずお茶を沸かして目を覚まし、アルファ米五目ご飯と味噌汁、コーヒーで朝食。身支度整えテント撤収。

7:00 アイゼンつけて出発。樹林帯の枝尾根を主脈のほうに向って登る。積雪は30cmほどか。トレース、踏み跡はしっかりついている。昨日日帰り下山中の登山者2名にもあったし、金峰には冬でもけっこう人が入っている。

8:00 砂払いの頭。
ここで樹林帯を抜け、稜線にでる。快晴。風も思ったほど強くない。八ヶ岳はもちろん、南北アルプス、浅間山、その他色々(いい加減・・・)、あ、それともちろん富士山も。でも、もうこの景色を前にすると言葉や山の名前は必要ない、と柄にもないことを言いたくなるくらい素晴らしい・・・

f0194599_23483328.jpg


f0194599_2348542.jpg


f0194599_23491241.jpg


f0194599_23493297.jpg


f0194599_23565489.jpg



9:00 金峰山 山頂

頂上の東側、賽の河原はお気に入りの場所。頂上からこちら側はトレースもない!!!

f0194599_23495576.jpg


f0194599_23501880.jpg




鉄山のほうへ向かう広い尾根に入ると、急に雪が増え股下まで雪に潜るので、アルミワカンを着ける。家でアイゼンワカンができるようにベルトを調整しておいたつもりだったがうまくいかないので、アイゼンをとってワカンだけ着けた。

f0194599_23503814.jpg



鉄山を巻き、朝日岳を超え、国師ヶ岳を望みながら大弛峠へむかう。

f0194599_2351240.jpg



13:00 大弛峠着。小屋は広いスペースが開放されていた。水場の水(流水)もちゃんと流れていた。

f0194599_23512541.jpg


f0194599_23514311.jpg



行動食で軽く昼食をとって休み、国師岳へと向かう。雪が深く、木道、階段にも70cm程度積もっている。

f0194599_23523419.jpg



前国師からは甲武信ヶ岳も見える。まだずいぶん遠いなあ・・・。前国師から国師への尾根道はさらに雪が深い。

f0194599_23525896.jpg



15:00 国師ヶ岳 頂上着。

f0194599_23534094.jpg



ここからは広い尾根を北北東へと降下する。雪が深く膝で雪を蹴散らしながら重力を味方にして下る。傾斜が緩やかになってくると何故か雪が減って場所によっては土が見えてるところもある。国師のタルを越えて少しいったところで17:00をまわったので、適当な場所を探し、樹林帯の中の鞍部にテントを張った。

f0194599_23541589.jpg



この日の食事当番はヅメ。メニューは豚汁。家で仕込んで煮詰めたものを湯で戻して食べた。う~ん、やっぱり冬は鍋!!酒も進む、といいたいところだが、前日飲みすぎたので反省して、いやそうではなくて、酒の蓄えが少ないのでやむをえずほどほどにして、午前様になることなく早めに?寝た?かな?・・・・で、明日合流予定のイジルさんが恵比寿様の格好をして樽酒を担いで上がってくる夢を見た・・・・
[PR]
by mobydick67 | 2010-02-05 00:04 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(0)

冬の奥秩父縦走 ~その1~「不吉なスタート」


今年も行ってきました、冬の奥秩父。

昨年、甲武信から雁坂まで縦走し少し自信がついたので、当初今年は金峰から甲武信くらいにして、来年あたり全縦走かなあと予定してましたが、甲武信小屋小屋番ヅメちゃん(以下気持ち悪いので勝手ながらヅメ、と呼び捨てにさせていただきます・・・まあ本人も文句はないはずです、たぶん・・・)と飲んでいるときに、よかったら一緒に行かない?と誘うと快諾してくれたので、二人ならばこの冬全縦走ということになり、互いの予定を調整し、2010年1月26日から予備日含め6泊7日の予定で臨むことになりました。また山友のイジルさんも旅は道連れということで誘ったのですが、さすがに全部は仕事的に無理ということでどこかで途中参加してもらうことも約束しました。そんなことで年も明けていよいよ・・・

2010年1月26日(火)

今回はひとつのテントで二人で長期縦走、共同装備の割り振りなども1週間ほど前にわざわざ打ち合わせの機会ももうけ、イジルさんも呼んで、軽く飲みながら綿密に相談しました。緊張のあまりその席でも酒があまりすすまず(?)、三人とも素直に電車のある時間に解散したくらい。前日夜、仕事を片付けて帰宅後、装備を何回も確認、パッキングが終わったのは午前1時を過ぎていました。

4:30起床。京王線、中央本線を乗り継ぎ8:30韮崎着。9:00にタクシーで出発の予定でしたが諸般の事情により・・・・



・・・・今回の山旅はまずは一人で韮崎を観光することから始まることになりました。

f0194599_22102791.jpg


f0194599_22104693.jpg


f0194599_22111079.jpg



ということで12:30、気を取り直して韮崎をタクシーで出発。


13:30 身支度をして瑞垣山荘発。×××したのに妙に元気なこの人・・・

f0194599_22134273.jpg



富士見平小屋の水場で水を補給して先を急ぐ。このあたりから日陰に少しづつ雪がでてくる。

f0194599_22141932.jpg



大日小屋で日陰の急登に備えてアイゼンを付け・・・

f0194599_22283555.jpg





15:30 大日岩を越え、八丁平(小川山方面)への分岐がある尾根の上にでたところで二人で相談。この先砂払いの頭までは樹林帯だが、そこを越え主稜線にでると金峰頂上を越えて鉄山の巻き道に入るまではテントを張れそうな場所はない。スタートの遅れを取り戻すために突っ込みたい気分ではあるが、初日だしここは無理をせず早めにテントを張って休むことに。(結果的には、歩けるところまで歩いていたほうが、ちゃんと睡眠時間を確保できたのだが・・・)

テントサイトはちょうど大日岩の上部にあたる尾根の上の明るい林の中で、とても素敵な場所。

f0194599_2215219.jpg


f0194599_22173544.jpg


f0194599_22154158.jpg



八ヶ岳の向こうに沈む夕日がすばらしい。

f0194599_22181545.jpg




テント設営が終わると担いできたつまみをつつきながら晩酌。ちなみに今回私はいいちこ1Lに、赤ワイン720mlを持参。ヅメはバーボンを1Lにいいちこ500ml。これに、殊勝にもヅメがビール好きの私のためにとわざわざタクシーを途中増富温泉で停めて購入したビール500mlが2本(なんていい人なんだろう!!!)。これが二人で持参した全アルコール。

食事は今回全6泊を3泊づつ夕食朝食を各自が担当して、昼は各自好みの行動食を自分の分用意することになっている。じゃんけんで勝った私が初日の晩と翌朝の当番ということになり、あとは交代で。この日はアルファー米を戻したものに無印の沖縄風チャーハンの元をいれて炒めたいい加減なもの。おそらくヅメは汁系の飯を用意してくるだろうから、こっちは意図して炒め物系を用意してきた。

飯を食ったあとも飲み続け、まわりに人がいないのをいいことに二人飲んで騒いで・・・・ひととおり調理や湯沸かしが済んでコンロを消すと寒いのでロウソクをつけてまた飲んで・・・・とやっているうちにせまいテントの中で対面に座ったヅメが立膝をたてた私の膝を指差し、「お前誰だ?」とかいって、サワリ始めた・・・げっ、気持ち悪!と思ったがちょっと面白いのでそのままほおっておくとそれでもまだ「誰だよおまえ?ねえここにだれかいるよね?」とか言ってる。ああ・・・とうとうアル中が進んで幻覚症状まででるようになったか・・・と思いながらも、そのうちヅメもだんだんどうでもよくなったようで、膝お化けも仲間に入れて?三人?で飲んで・・・気がつかないうちに日付は変わり、時計を見ると12:30。愕然。

ふと手元の酒を見てみると、ワインがからっぽになっているだけならまだしもいいちこももう残りが半分をきっている・・・でヅメのほうを見るとあっちはあっちで持参したウイスキーが半分以下になっている・・・。まったくひとの酒まで・・・よく飲むお化けである。厳密に計算して節制しようと思っていた酒精計画が一晩で破綻!!酒がない!足りない!

今頃反省してももう後の祭り・・・なにか反省しっぱなしの一日・・・

f0194599_22391079.jpg



こうなったら米なら余分にあるので、道中発酵醸造させながら進むぞ!と気勢をあげて、酔っぱらいの夜は終わらない・・・・
[PR]
by mobydick67 | 2010-02-02 22:42 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(3)

帰ってきました・・・


昨日お昼過ぎに丹波小学校に無事下山。
夜遅く帰宅。

体のあちこちのネジが緩んでガタガタ・・・
[PR]
by mobydick67 | 2010-02-01 08:27 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(6)

奥秩父冬季山行の装備について ~足まわり

奥秩父冬季山行の装備について ~足まわり

12月に甲武信小屋のボッカに同行させてさせてもらった際に、1月の山行に備えていくつか装備のテストをしたので忘れないうちに記しておく。

・靴 SCARPA MIRAGE(SIZE 7 1/2)
・アイゼン KAJITAX LXT-C10




靴のサイズは厚めのソックスをはいてぴったり。自分の冬用ザン靴(LOWA EIGER SIZE 8 全皮革製)よりひとつ小さく、アッパーも柔らかいためフィット感は高い。LOWA片足1150gと重厚なのに対し、こちらは780gと両足で700g以上も軽い!これでソールはシャンク入りのハードソールで10、12本爪のアイゼン対応。今使っていいる3シーズン用の皮革製トレキングシューズより軽い。軽いのはよいことだ・・・。
歩き始めて1時間ほどしてアイゼンをつけたのだが、つけてから1時間ほど歩くと足の甲がしびれてきた。いつもの革靴の要領でバンドをきつく締めたのが良くなかったようだ。休憩時に少しだけ緩めるが加減が難しい。どちらか忘れたが片足が少しずれてきたがほんの少しなのでそのまま歩く。こういう皮革製でないアッパーの柔らかい合成繊維の靴にはバンド式ではなくセミワンタッチのほうがよいのかな?

ちなみにミラージュを含むSCARPA製3~4季用アルパインブーツの一部にはGRIVEL(日本代理店はMAGIC MOUNTAIN)が出しているGSb(GRIVEL-SCARPA BINDING)シリーズというつま先部分に小さな鈎状の留め具がついたアイゼンならば完全ワンタッチで装着できるようだ。

このつま先の隠し孔にフックを差し込む??
f0194599_2311017.jpg


代理店が違うせいかHPなどではあまり大きくこのことは謳われていない。

小屋について脱いでみても内側はさほど湿っていなかった。翌日下りでは最初からベルトを少しだけ緩めにつけたため甲が痛くはならなかったが、今度は足の裏にすこし痛みが・・・。軽量化でソールが薄く仕上げてあるからかと思ったが、雪道でクッションはしっかり効いていたはずだ。ソックスが少しへたってきたので買い換えるか、インソールを換えたほうがよいのかな・・・。わりとペラペラで保温材は挟まれてないので気温ー15℃くらいの厳冬期奥秩父ではどうかな??基本的には春~秋、残雪期~無雪期用なんだろうな。でもこの軽さを一度経験すると重い靴に戻るのは難しい・・・

アイゼンのほうはやはり甲武信岳では10本爪の前爪の必要性はあまり感じない。8本爪で必要充分という考えは変わらないが、この10本爪、手持ちの8本爪より軽いんだよな。フィット感についてはあまり違いを感じないし。ただこのKAJITAX LXT-C10は3季用も含め持っている登山靴のどれにでも装着可能で汎用性が高い。

当日雪ががんがん降って積もるようなら昨年末に購入したエキスパートオブジャパンのアルミワカン(L)を試そうと思ったが降雪もなく積雪も少なそうだったのでテストは断念。


・mont-bell Storm hunter pants
・2XU compression tights

気温が高かったため寒さを感じなかった。2XUの汗の戻りもあまり気にならず。股のあたりの違和感にも慣れて行動中はあまり気にならなかった。厳冬期の使用についてはどうかな?これだけだと寒そうなのでもう一枚何か足すことになるが、手持ちであるのはモンベルフリーズパンツかノースフェースのサーマルアンダーウエアー(LWとMW)だけど,フリースは摩擦係数が高いので歩くときシェルパンツとこすれて歩き辛いし、アンダーウエアをタイツの上に穿くのも変だし・・・
最近少し太ってきて腰回りが張ってるので、冬用のビブ(吊りズボン)が欲しい。

足まわりではないが、先日グリップをプチ改造したBlack Diamond Trail Compactは熱縮チューブの耐久性も問題なく、雪がついて凍ることもなく具合がよかった。
[PR]
by mobydick67 | 2010-01-13 23:24 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)

なーんちゃって、ボッカ


田舎者なので、年末年始は田舎に帰省、山でご来光というわけにはいかない。11月の山行で今年は最後かなと思っていたが、甲武信ヶ岳小屋番のづめちゃんに頼んで、年末年始営業のためのボッカを手伝わせてもらうことに。

2009年12月26日

赤羽で待ち合わせて大宮から佐久平まで新幹線にのって信濃川上まで。これまで小海線は中央線経由しか乗ったことがなかったが、長野新幹線経由のほうが早いし、料金も特急使うならあまりかわらない。信濃川上から村営バスに乗り終点梓山まで。この日は白木屋旅館に前泊。そうあの田部重治も泊まった老舗旅館。前々から一度泊まってみたかったところ。

f0194599_21342972.jpg


今回泊まった部屋は増築した新館の一番大きな部屋「甲武信」。風呂に入り食堂で夕食。新幹線からずっと飲み続けだが、夕食でつけてもらった日本酒だけでは足らず、部屋に帰ってからも二人でちびちびと。途中佐久平の土産物屋で仕入れた焼酎「入魂」はなかなか癖のある味・・・ちょっと失敗だった・・・酒なんだから入魂されてもねえ・・・

f0194599_21492128.jpg



12月27日
翌朝7:00起床。朝食を済ませ、いつもボッカをされている小屋の常連平野さんと合流。平野さんの車で毛木平へ。三人で荷を分けて9:00出発。晴天。風もなく暖かい。

f0194599_21494734.jpg


f0194599_21501422.jpg



最初はところどころ凍って滑りやすいところもあるが雪も少なく快適な山歩き。1時間歩いたあたりでアイゼンを装着。づめちゃんと平野さんは6本爪。私は今回息子の新しい靴を借りて(?)きたのでその靴と手持ちのアイゼンとの相性を確認したかったので10本爪を。ちなみに平野さんは自前のアルミ背負子で。かっこいい。

f0194599_21505730.jpg



12:10 千曲川源流碑。このあたりで雪は40cmくらい。これより先の登りで40cm~50cmくらいだが、しっかり踏まれていて歩きやすい。

f0194599_21512411.jpg



13:40 甲武信ヶ岳頂上着。少し雲もあるが富士はもちろん八ヶ岳、南北アルプス、赤城山と四方の見晴らし最高。

f0194599_21515531.jpg



14:00 甲武信小屋着。

f0194599_21522177.jpg


封じてある玄関の扉を開き、雨戸を外し、小屋の整理。水の準備。


先日秩父下界でご一緒した川上さんがこの日なぜか甲州西沢側から日帰りで甲武信にこられていたことを爪部屋の書き込みから知る。また行き違いでしたね川上さん!残念です・・・。ちなみにこれまた先日寒風吹きすさぶ連れ込みバーで一緒に飲んだふうろさんは翌28日に西沢から登ってきて着くのは夕方ということで、これもお会いできない。ニアミス多いなあ・・。ともあれ、明るいうちにできることを済ませ、夕方からは3人で酒宴。また遅くまで・・・・



12月28日
6:00起床。外は雪。

f0194599_21551568.jpg


朝食はカレー。1ヶ月寝かせたカレーは旨い。ああ、この日は北爪清史、サンジューキュー歳誕生日。おめでとう!まったりしたあと平野さんと10:00出発。雪は止み、外は晴れ始めている。昨夜は10cmほど新たに積もった。頂上経由で毛木平を目指す。降った雪が森を白く染め、また昨日と違う風景を楽しみながら空荷を担いで楽しい下山。

f0194599_21533478.jpg


f0194599_2153917.jpg


f0194599_21535854.jpg


f0194599_21542320.jpg



13:00 毛木平着。平野さんの車に乗せていただいて16:30帰宅。



たいした量は担げないのだが、今回はボッカを手伝わせていただきとても楽しかった。テント泊や冬季解放小屋泊はあったが営業小屋に泊まったのは他の小屋も含めて初めて。美味しい酒とご飯もごちそうしてもらったし。今年最後の山行がとてもよいものになり、甲武信小屋のみなさまには本当に感謝!!!また来年もよろしくお願いいたします、テント泊ですが・・・


ということで、奥秩父にどっぷりの1年でしたが、まだまだ奥が深い奥秩父、来年も地味に歩きます。
[PR]
by mobydick67 | 2009-12-29 22:15 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(4)