呉に帰省中。
毎日中途半端な天気で、遠出という気分ではないので、今朝は早起きして近くを走ってきた。
自宅を出て、地元で「バイパス」と呼ばれている、戦後米軍の弾薬輸送のためにできた道路からスタート。
工場地帯を抜けて・・・
米軍弾薬庫を横目で睨みながら、峠を越えると・・・
・・・そこは海であった。
いつもはくだらないことをいうのが罰当たりなくらいなすばらしい光景が眼前に広がるけど、今朝はあいにく朝霧で峠の上から海は見えなかった。それでもこの峠を越えると途端に潮の香りが強くなる。
峠を下って小さな漁村(坂田明の故郷、長浜)を抜けると、そこからは道は海と山のあいだのわずかな土地にへばりつくように続く。雨が降ってきたけど気にならない。
ちいさなちいさな造船所。
小学生の頃は、自転車の荷台に釣り道具と釣竿を括りつけて悪童たちと毎週末通った。
中学に入ってロードマンを買ってもらうと、何の目的もなくこの道をがむしゃらにとばした。側溝につっこんで、一回転半の背中着地というウルトラCをキメたこともあった。
大人になっても、結婚前の妻が運転する車でドライブした。
息子と自転車でツーリングもした。
これまでもこの道のことは何度かブログやFBに書いたけど、何度書いても書きたりないくらいいい道。できれば東京にこのまま全部持ち帰って毎日走りたい・・・・