ぶらぶら奥秩父

ここ10年ほどはGWは奥秩父と決めているので、今年も奥秩父。最近は残雪を利用するつもりで藪に出かけて、逆にそれが仇になるような晩春の雪を罵りながら歩く山歩きが多かったが、昨年、今年と普段あまり山を歩いてないので、今年は日和って何度か歩いた廃道、縦走路、藪を繋いでゆっくり歩いてきた。

2013年5月3日

5時台の列車に最寄り駅から乗ると、なぜかそのドアにイジルが立っていた。近くにはHぴーが。別に待ち合わせたわけでもないのに奇遇。確か去年も同じようなことがあったようななかったような・・・赤いザイルで結ばれているのか?高尾で中央線に乗り換え、西沢渓谷から登るという二人を見送って、うとうとしていると小淵沢。一本早いのに乗ってきたので、小諸方面行きの発車までは1時間近くある。改札を出たところにある丸政でいつものように早い昼食。

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いつものように肉そば(煮込んだ桜肉)。

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横の名産品を集めた土産物屋でつまみその他を仕入れて、小海線で川上村へ。川上村営バスはほぼ満席だけったけど、小川山、廻目平方面へ向かう人が多いようで梓山白木屋前で降りたのは4人ほど。11:20、毛木平方面へと向かう人たちと別れて、いつものように進路を真南にとって歩き始める。

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いつものように鹿除けのワン公に吠えられる。

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いつものように常土院平の町田市民休暇村からは熊鈴をつけて歩く。

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いつものように廃道途上で自分撮り。

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いつもの唐松久保沢林道と国師方面への林道との分岐。

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家を出るまではここから梓川沿いに岩屋を目指すか、唐松久保沢沿いに進むのか決めてなかったが、陽気もいいし昨年のように北面を南北に流れる暗い苔むした沢を詰めるより、尾根の北面でも東西に流れる明るい沢のほうが楽そうだだったので、唐松久保沢に沿って歩くことにした。一応唐松久保沢が国師方面への道を横切るところまで行って渡渉してみたが、豪雨直後で氾濫していた昨年に比べると水量は少なく靴を濡らすことなく渡渉できた。

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分岐まで戻って唐松久保沢に沿って歩き始める。

最後の堰堤前。沢があって、山があって、涼風がふき抜けて・・・あとはビールさえあれば言うことないね・・・でも行動中は呑まないことにしてるんだよ。

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堰堤を左岸側から乗り越えたところが枝沢との出合い、そして緩い滝。

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滝を越え、歩きやすいそうなところ見つけて数度渡渉を繰り返す。昨年秋に歩いたときよりも水量が少ないので、そのとき張った場所よりも少し下を今日の幕営地に。14:30。眼の前を沢がちょろちょろ流れ、少し下には水が湧き出すところもある。

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薪集めて、生モノの肴を雪のなかにつっこんで、諸々準備を整えてから一人で乾杯。今回は酒はジンだけにしておこうと思ったけど、小淵沢で時間を潰しているときに、売店のグレースワインが気になって気になって・・・結局購入してホームで少しだけ味見して残りを500mlのナルゲンに詰め替えたものをザックに詰めてきた。集めた薪は乾ききっていて、ダケカンバの樹皮で一発着火。火が落ち着いて熾ができるまえにワインはなくなりジンへ。拾った骨と、沈む陽に刻々と色を変える林を愛でながら飲む。

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ソーセージ焼いたり・・・どうですか、奥さん?

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カレー(アルファ米とフリーズドライカレー)作ったり

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炎を相手に喋ったり

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酔いつぶれる前にテントに転がりこんで、寝袋にくるまって、おやすみなさい。


2013年5月4日

外が明るくなってきた頃起きて、湯を沸かし、スープパスタを作りながら茶を飲んで、コーヒーで一服して重い腰をあげて荷をまとめ、テントを畳み、7:00出発。

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少し歩くと沢は伏流し、ひらけたところで再び細い流れが戻る。

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ここからは谷が狭くなり少し斜度が増すがそれでも沢沿いに歩けば雪はほとんどなく歩きやすい。

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流れが途絶えたあたりでさらに斜度が増し、少し登ると40mほどのガレにでる。昨年の秋は左に巻いたので、今回右を巻いてみるが、右は北面でガレから少し外れると雪がたっぷりで踏み抜いて歩きにくい。失敗だ。

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それでも巻いていいる途中、振り返った唐松久保沢の谷越しの景色はなかなか。

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無理やり登ってガレの上にでるとそこから先は栂林で雪がたっぷりだけど、程よい硬さで踏み抜くことも、滑ることもなく歩きやすい。

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20mほど登ると雪に埋まった杣道。秋に歩いたときはこれを歩かせてもらったけど縦走路に出るには遠回りになるので、ここからアイゼンをつけてそのまま次第に斜度、密度が増す林を直登。

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途中から踏み抜くようになりワカンをつけようかどうか迷ったが、あと少しなので無理やり幼木に乗っかるようにして登ると尾根に出た。五郎山から富士見まで続く天竺平尾根。ここから富士見まではわずかばかりの尾根歩き。

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8:40 富士見。ここからは縦走路を一路甲武信へ。数日前に何度か雪が降ったせいか、春にしては雪が汚れていない上に、このところ気温が下がったせいかよく締まっていてトレースにしっかりあって歩きやすい。途中4月の小屋開きのときに一緒に登ったワッキーに会う。小屋の手伝い、長い間お疲れ様でした。

甲武信ヶ岳頂上を経て、9:40甲武信小屋。徳さん、すーさん、晴ぶー、ヅメリン・・・・。小屋泊りやテント泊の客もすでに出発し静まりかえった小屋はいいな。ビールをご馳走になって、テントを張ってまったりしていると、午後からは雪がちらほら。

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そのうち、平野さんも戸渡尾根経由で到着。夜は宴にまぜてもらって、その後開店準備の整ってないバーでちょっとだけ。本当にちょっとだけ。

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2013年5月5日

夜半まで雪が降ったせいか気温もあまり下がらなかったので快眠。朝起きてみると前日は気が付かなったけど(?)、テン場もいっぱい。快く起きて、快く飯を作って食って、日が昇ると快晴。

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だらだらして、いったん小屋を降りる徳さん、すーさん、小屋開きの以来ヅメリンと一緒にずっと小屋を切り盛りしてきた徳さんの弟ミツジさんを見送ってからゆっくり出発。9:00。ここからは平野さんと一緒。雁坂方面に向かってゆっくり残雪歩き。

12:00 雁坂嶺。ここから孫四郎尾根。多少踏み抜くけど、ワカンなしでも楽に歩ける。

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12:30 孫四郎天平。

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ここで一泊する予定だったけど、里と人が恋しくなってきたのでそのまま秩父へと向う。

13:20、登山道に戻る。結局ワカン使わずじまい。

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ここからはすっ飛ばして駆けるように下る。誰にも会わない。川又15:30のバスに間に合った。

バスを乗り継いで秩父市街、川上家。なぜか徳さんがいてすでに飲んでるし、山に登ったわけでもないのにわざわざ秩父まで飲みにきて、すでにぐでんぐでんに酔っ払ってる人もいて、すぐにすーさんも着いて、何かほかにえらいひともいたりして・・・

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またクラブ湯いって、番台のお姉さんが大滝出身で徳さんと顔見知りだとかなんとか・・・・

美味い酒、美味い肴はたっぷりあるし、人もたっぷりいるし、つもる話もたっぷりあるし・・・と思っていい気になって飲んでたらいつのまにかいつものように最後の一人になってた。


2013年5月6日

朝起きたらもう帰った人もいたけど、朝ごはんをごちそうになったら、ビールに手が伸びて・・・・元気が出てきたので、みんな羊山公園の芝桜観にいくというのでついていって・・・

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で、芝桜と武甲山。綺麗ですね。

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もちろん、花よりだんご、だんごより◯◯、というダメな大人のためのスペースがちゃんと用意してあるわけで・・・

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いま話題のイチローズ・モルトのハイボール。美味い・・・・だけどとてもロック、ダブルで!というわけにはいかないお値段。

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ああ、これは友達の正太郎です。別に酔っ払った怖い人ではありません。今年から秩父の牧場で働き始めて、肉牛を育ててます。

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武島屋のいなりずし。

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戻ってきてまただらだらと飲んで、気がついたら日が暮れて、最後の二人になってて、盗人に追い銭で、蕎麦やら酒やらたくさんお土産もらって、逃げるように電車に乗って帰ってきました。

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「ぶらぶら」とか、かっこつけてみたけど、、、だらだらでした。すみません。
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by mobydick67 | 2013-05-18 22:36 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(17)
Commented by at 2013-05-19 09:50 x
どこ歩いたのかなーと、このブログ待ってました。

ソーセージうまそうだね。
実は、うちらも今回の縦走に持って行きました。魚だけど。

ウトウで教わったようにカレー粉で炒めてみたけど、苦くておいちくなかった。何が違ったのか?やっぱ油なしだったから?

今度もう一度教えてください。
Commented by よよ at 2013-05-19 09:52 x
酔っ払いの写真はほどほどに・・・
Commented by づめ at 2013-05-19 12:44 x
山を歩いてきたと言うよりも、遠回りして飲みに行ったわけだな。下山後が山頂。しかし出禁にならないのが不思議だ。
Commented by mobydick67 at 2013-05-20 09:07
yo様。
ダメ、ダメ、こういうモノはいきなり乱暴に扱っちゃダメ。
しっかりオイルを手で塗りこんで、育てるようにやさしくコロコロして、もうこれ以上無理!はじけちゃう!ってところで咥えるんですよ。わかってるとは思うけど。

酔っぱらいの写真は証拠としてちゃんとおさえてありますから。
Commented by mobydick67 at 2013-05-20 09:14
づめ様。お世話になりました。
最近の秩父は難易度5.4、標高3900mくらいの感じです。

出入り禁止というか、首の皮一枚でなんとか生かしてもらっていて、もう死期が近いようです。
秩父は面白くて怖いところですよ。

で、ご報告。また壊れました。
今回は立派なテーブルと食器棚が凹みました。
犯人は甲武信小屋オーナーということにしてあって、
屋久杉一枚板もののテーブルとチーク材のカップボードを発注しました。
近々に請求書が小屋宛に届くと思うのでよろしくです。
Commented by 川上小屋の0号 at 2013-05-20 13:00 x
皆様、お疲れさまでした。
おもてなしするはずが、すっかり酔っぱらってしまいました。
今度はイチローズモルトを用意しておきます。
また、おいでください。
※どっかでおっぺしました?(意味不明)
Commented by 0号 at 2013-05-20 14:54 x
あ!!今回はmoby様に常連さんの連絡やら、調整役をありがとうございました。
Commented by mobydick67 at 2013-05-20 15:31
おっぺしてぇ!!!!!!
Commented by at 2013-05-20 21:53 x
ちょっと!

まじめに教えてほしいと思っているのに、この返答はどうよ!
山を始めてから愛用していた魚肉ちゃんの王政復古を果たしたいんだ!
Commented by つとぴ at 2013-05-20 22:13 x
おっぺしたものや事象すら知らずに
楽しい呑みの印象しかないです。
Σ( ̄ロ ̄lll);

早朝に帰路に着き
ただただ呑みに行って
ただただ寝てしまった。
(´・ω・`)ショボーン

また、遊ぼうね
O(≧▽≦)O ワーイ♪

あ、お酒の席で暴れるのは控えましょう
(o `▽´ )oΨ ケケケ♪
Commented by 0号 at 2013-05-22 11:29 x
よ様へ。
今度、来たときは魚肉ソーセージで一杯、飲みましょう。
(油とカレー粉と弱火で調理しましょう。)あぶって辛子醤油も
うまいですよ。
Commented by mobydick67 at 2013-05-22 11:53
つ、よ様。
いつも、ありがとう。
痴話喧嘩は仲良く家庭内でご自由にどうぞ。
Commented by 皆野の爺 at 2013-05-23 05:06 x
今回は家族サービスやら笠取山の金掘り他でご一緒できませんでした(^^;;

また遊んでください<m(_ _)m>
Commented by mobydick67 at 2013-05-25 18:43
皆野のおやじ様、お返事遅くなりました。
秩父でお待ちしてました。
笠取山の金鉱の位置、あとでこっそり教えてください。これでも山師ですから・・・
それとこれも忘れてて連絡遅くなりましたが、晴ぶーに預けてくださったもの、
しかと受け取りました。
Commented by いまるぷ at 2013-06-08 16:47 x
今ごろに済みません。
道は未知に通ず、などと過去に仕事上の文言でエラそうなことを書いた記憶に赤面しています。
いえ、既知の道の旅でさえ、こうしたものがたりに紡ぎ上げてしまう、
モウビィ師ならではの「たびごころ」というのか「旅情」なのか....
常に何か新しいことが起きているのは当然なのに、それに気付かない常人には届かない高みです。

ふっと思うのですが、山の時間と街の時間が連続してるじゃないですか、モウビィ師の場合。
普通なら往復の鉄路の「がたんごとん」ってひと刻みずつ山に入っていくような
あるいは帰ってくるような感覚があったものですから、良いなあと思いましたよ。
土曜日の夕方近く、ワンカップの写真を見ていたら猛烈に飲みたくなってしまいました。
晩飯はトンカツなんですが、飲みながら、揚げます。
Commented by mobydick67 at 2013-06-10 08:28
先輩、ごぶさたしてます。

こんな書きなぐりブログにいつも立派なコメントというか、励ましの言葉ありがとうございます。
先輩のブログに一歩で近づけるよう、真似をさせてもらったりしつつ、精進したいと思います。
ついつい目の前の雑事や仕事やらに追われて、筆不精になりがちですが、ちょっと意欲が湧いてきました。

「連続している」というか、
山にいくなら、テントだな、テントなら酒だ、酒なら当然肴、歩くのは藪、沢がちょっとあればいうことなし、
で、山から降りるなら、友人の住む里に下りたいな、一人もいいけど、帰路は人と一緒に歩くのもいいな、
友人たちと会うなら酒だな・・・というふうにつなげてる単なる欲張りだということに気づきました。

互いに、良い山歩きをして、良い酒が呑みたいですね。
Commented at 2013-11-03 20:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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