今朝、コーヒーを飲みながら新聞を読んでいたらラジオから聴きなれた曲の印象的なイントロが流れてきた。
He Got Game /PUBLIC ENEMY
パブリック・エネミーによるスパイク・リー監督「
ラストゲーム」(原題:He Got Game)の主題歌。パブリック・エネミーらしくない(?)爽やかな名曲。それでも歌詞(HIPHOPだから歌詞じゃなくてライム??)はなかなか辛辣。ちなみに映画も父と子の葛藤、人種差別、スポーツ界の厳しさと汚さを描いた佳作。デンゼル・ワシントン演じる父親がいい。
が、イントロが終わって歌が始まると、声も歌詞も全然違う。あれ???。曲が終わってピーター・バラカンが曲名と歌手を紹介した。
For What It's Worth / Buffalo Springfield
全然知らなかったけど、PEの曲はこれをネタにしたものだった。ニール・ヤングは好きなのでCSN&Yくらいまでは遡って聞いていたけど、バッファロ・スプリングフィールドまでは聞いてなかった。
私が生まれた1967年に作られた曲が、約30年後の1998年にHIPHOPでサンプリングされ、その13年後の今朝、40年以上前のオリジナルがラジオでかかって、私のなかでこの二つの曲がつながった。
ただそれだけのことだけど、ラジオっていいなあと思った。
ちなみに、二つの歌の曲名をくっつけた、この記事のタイトル・・・・
「その価値はともかく、勝負は彼の掌中にあった」
というような意味になる・・・