奥秩父の藪尾根を歩く 天竺平尾根

そろそろ奥秩父でもちょっとした雪道歩きが期待できる季節。今年初めての雪の山歩きを狙って、週末に藪尾根を登って主脈縦走路にとりつき、藪尾根を下ってきた。


2010年11月20日

夜明けよりずっと前に起きて、京王線、中央線を乗り継ぎ小淵沢へ。ここで小海線に乗り換えるまえに中央線ホームの立ち喰い蕎麦で南アルプスや八ヶ岳を眺めながら早い昼飯。この日は少し前まで雨だった予報が前日くらいに晴れにかわり、雪は期待できなくなったが、雲ひとつない青空に文句なんてあるわけがない。

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小海線も紅葉のシーズンも終わりあまり混んではいない。信濃川上で下車、村営バスに乗り梓山へ。登山者が私以外に3人。梓山では他に誰も降りなかったので、川端下から金峰か。


11:10 梓山 出発
梓山の集落を抜け、レタス畑の脇を左手に五郎山の岩峰ピークを見ながら進む。

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11:50 町田市自然休暇村
今日はここで分岐を左、林道地蔵線のほうに進む。右は梓久保林道、岩屋林道(廃道)を経て国師ヶ岳へと繋がる

バンガロー、キャンプ地を抜け、最初の分岐は右。左は五郎山へと続く。

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このあとすぐに林岳、岩岳への登山道を分け、関係者以外立ち入り禁止の看板のかかったゲートもあるがひたすら林道を行く。

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道が大きな堰堤のある地蔵沢から離れて北に大きく蛇行する少し前に崩落箇所。このすぐ先に「林道地蔵線 終点」の看板があるが道はまだ続く。

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こんなラベルのポリ容器が十数個路上に廃棄されていた。下流で流水を飲まなくて良かった。

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秋と冬が混じりあい、人の手の入った痕跡は次第に薄くなってくる。

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このあたり、五郎山と奥秩父縦走路の富士見を結ぶ尾根が緩い鞍部になっていて天竺平と呼ばれている(山と高原の地図に記載あり)。そしてこの何度か起伏を繰り返しながら南北に伸びる尾根を天竺平尾根と呼ぶらしい。今回はこの尾根を歩いて縦走路に繋げてみようと思う。

天竺平尾根の少し手前、高度2150mで林道は針葉樹の林の中に溶け込むように消える。林道終点 14:00。予想以上に時間がかかった。

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ここからツガの林の中に入り、南南東に少し進んで尾根に乗る。最初のうちは疎林で概ね歩き易いが、2249mピーク手前あたりから石楠花が多くなり次第に歩き難くなってくる。石楠花、針葉樹の密生した展望のない林2358mピークまで進む。15:00 2358mピーク。

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このあと急な尾根を下りはじめたとろで左正面に、三宝、甲武信、破風の尾根が枝越しに見えた。下った鞍部は人の手の入った伐採跡で少し開けている。

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再び石楠花の藪をこぎながら登り返したところには古い森林作業用ワイヤーが残置されていた。

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15:30 2390mのピーク。ここから南東へははっきりと道がついている。林道を離れてからここまでテープ、赤ペンキの類は一切ない。薄い踏み跡とコンパスを頼りにするしかない。

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少し下った鞍部でなぜか道は消えるが、広い尾根をもう一度登り返すと見覚えのあるトラロープが前方に。

16:00 富士見。

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ここからは歩き馴れた奥秩父縦走路。陽が落ちるのは早い。甲武信小屋へと急ぐ。

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16:45 甲武信ヶ岳頂上。陽はもう西の稜線に沈んでしまった。誰もいない。

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17:00 甲武信小屋 到着。

なんとかヘッドランプを出すことなく小屋に着くことができた。夕食の準備で忙しそうな厨房に窓越しに挨拶だけ済ませて、ビールを飲みながらテント設営。テントは他に12、3張り。

夕食は西沢渓谷から登ってきた小屋素泊まりのイジルのパーティーや晴ちゃん、ヅメ、常連さんたちと一緒に。酒は「守禮」。泡盛44度。

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ボジョレーやいいちこもご馳走になって、すかっかりゴキゲンに♪♪。

SAM COOKE Portrait of a Legend 1951-1964


寒いけど、楽しい夜、また遅くまで・・・・
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by mobydick67 | 2010-11-24 22:38 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(0)
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