奥秩父の古い地図



奥秩父、大菩薩、奥多摩登山図 七万五千分ノ一
(1931年踏査版、コース時間入、浅古書房発行 定価二捨銭)

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先日、奥秩父関係の雑誌と共に購入。青赤黒の三色刷りの袋に、厚手の紙に同様に三色刷りで印刷された地図が入っている。とても状態がいいので、もしかしたら復刻版かもしれない。とても80年前のものには見えない。値段もそんなに高くなく、山と高原地図でちょうど「金峰山・甲武信」「大菩薩嶺」「雲取山・両神山」を揃えたくらいの値段だった。


幾つか気になるところを挙げておく。


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甲武信ヶ岳には甲州山梨側からの直登路はない。信州長野の毛木平からの道もない。代わりに国師ヶ岳、甲武信ヶ岳縦走路のほぼまんなか東梓あたりから梓山方面へ谷沿いに降りる道がある。真の沢林道もほぼ沢の側を小屋に直登している。


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雁坂峠、雁峠、将監峠の武州秩父側には荒川小屋、釣橋小屋、惣小屋など沢の谷筋に小屋が点在して、道も充実している。甲州、武州を結ぶ峠としてしっかり機能していたのだろう。



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雲取山まわりでは、三条ダルミに小屋がありこれが雲取小屋と呼ばれていて、現在の雲取山荘は武州雲取小屋となっている。石尾根縦走路の南側に尾根筋を巻く道が三条ダルミから七ツ石あたりまで続いている。




こうやって地図みてるだけでも結構楽しい。もちろん歩く方がもっと楽しいけど・・・
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by mobydick67 | 2010-04-06 21:41 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)
Commented by yabukogi at 2010-04-08 09:31
地図には、ひとの営みが刻まれていくのですね。
僕も歩いた記憶が濃いエリア、なんとも感慨深いものです。
雁坂峠なんか、道が集まってますね、往古は行き交う人馬で賑わったのでしょうか。
北アの古い地図、といっても昭和50年頃ですが、今は無いルートが書かれてたり
興味深いものでありました。廃道、というか痕跡、辿ってみたものです。
Commented by mobydick67 at 2010-04-08 22:09
いまるぷさんも奥秩父をよく歩かれたんですね。
WEB上のブログなどで道の最新情報を漁るよりも、古い山行記や地図を見ているほうが楽しいのはなぜでしょうか。
道から踏み跡がなくなり、そのうちもとの森に戻る時間を想像するのもなかなかいいものです。
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