ゴールデンウイーク奥秩父テント縦走 ~装備について


テント
三季用で大丈夫です。四季用、冬張りなどは必要ありあません。私はためしたことないですが、タープ泊も可能かと思います。森林限界を超えた吹きっさらしは金峰頂上付近、国師ヶ岳頂上付近のみであとは秩父らしい針葉樹と広葉樹のミックスした森のなかを歩くことになるので、ビバーク時のテント、ツエルト、タープを張る場所には不自由しません。ただテン場に関しては,雁坂小屋、将監小屋は水場がちかいのはよいのですが、強い風、雨(あるいは雪)のときには避けたほうがよいかも。ふきっさらしです。私はこれまでMOSSのOUTLAND(いつの話だろう・・)、アライのエアライズ2、ゴーライトのバルハラ2+(雨漏りしたけど・・・)などを持参しましたが、どのテントでもこの時期なら快適に過ごせました。

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寝床まわり
寝袋は、厳冬期用、三季用両方試してみましたが、最低気温が低くても-10℃までは下がることはないので、三季用でも対応可です。いろいろためして、最近は三季用+ゴアのシュラフカバーというところに落ち着いています。シュラフカバーは主に保温力アップのために持参していますが、今年の山行ではテントが少し雨漏りしていたので大変役にたちました。シュラフカバーのかわりにインナーダウンジャケットやパンツで保温力アップして、できれば寝袋も軽いものにするというのが理想でしょうか。ただ、私には息子と二人分の寝袋ラインナップを充実させる資金及び収納スペースが決定的に不足しています。
マットは旧式のサーマレストウルトラライト(青いやつ)、リッジレスト、プロライト4などを使用。テントマットは使用しません。

足回り
靴は、これも冬用革製重登山靴、三季用革製トレッキングシューズ、合繊トレッキングシューズなどいろいろ試しましたが、私には三季用革製トレッキングシューズ(今使っているのはASOLOのもの)が一番しっくりきます。後述するアイゼンとの兼ね合いもあるのでこのへんが良いかと思います。最近の軽量冬用登山靴なんてのも試してみたいですね、もし買うことがあったら。この時期トレラン系シューズで甲武信あたりまで来ているひとをよく見かけますが、防水、アイゼン、耐久性などの問題がクリアできていれば何とかなるのでしょうか。縦走路に関しては雁坂以東なら雪も少なく問題ないかもしれません。この手のスニーカーって雪の中で使用したときの耐久性ってどうなんでしょうか。ちょっと私には未知の世界です。今年の山行では、大きなザックに、綿のシャツ、綿のパンツ、スニーカー、スパッツ代わりにすねにごみ袋を巻きつけた大学生くらいの3人パーティーをみましたが、なんか昔の自分を見ているようでおもわず微笑んでしまいましたが、そういう試行錯誤が許される、許されないという境界線上にあるのが、GWの奥秩父じゃないでしょうか。あまりになめていると痛い目にあいます。できればそういうことがない範囲内の無謀さであってほしいと思います。
スパッツは必携。それもできればロング、膝下まであるやつ。雪がくさっていて踏み抜いて股下まで埋まるなんてのは普通です。スパッツがないとあっというまに靴の上から浸水して不快な思いをすることになります。冬用でなく薄くて汎用性のあるロング。
アイゼンは、土踏まずタイプの4本爪(なんちゃって6本爪)、いわゆる6本爪までの軽アイゼン、8本爪、10本爪を試してみました。今年は息子の非軽アイゼン歩行訓練といことで、息子が8本、私が10本(共にKAJITAXのもの)を使用しました。去年は確か私が8本爪、息子は6本爪だったはず。いわゆる氷あるいは雪に足を滑らせて谷までまっさかさま、といった滑落の危険があるような場所はこの時期の奥秩父にはありませんが、アイゼンはとりあえずはなんでもいいので持参したほうがよいと思います。アイゼンなしでも樹林帯では凍っているところさえ避ければ何とか進むことはできますが、それではあまりに時間がかかって縦走は難しくなります。同じ理由で4本爪よりは6本爪、マイナーですがもしあれば8本爪がお奨めです。爪が増えてトラクションが強くなるほど歩行スピードが速くなります。のんびり山旅、が理想ですが学生のように時間がたっぷりあるわけではないので、やはりスピードは大事。前爪を利かせて歩くような場面はないので10本爪は必要ありませんが、まあそれでも6本爪よりは縦走に関してはつぶしが利くと思います。ただ雁坂以東ではほとんど雪がなくなるので、外して担がなければなりません。雁坂を中心にそれより西では6本以上、東では4本で充分という感じでしょうか。大は小を兼ねる(なんという反ウルトラライトな標語でしょうか・・)ので両方またがる縦走では6本以上ですね。
ついでなので、お奨めの4本爪アイゼンをひとつ。うちには古いメーカー不明のやつとか、新しいモンベルの紺色のASPが付いたやつとか4つぐらい4本爪アイゼンがありますがお奨めは、やはりKAJITAXの(別になんかこことつながりあるわけではないです、念のため)RX-4です。これは息子がまだ小学2年のころに足がまだ20センチしかないころ、なかなかサイズの合うアイゼンがなくてやっと見つけたもの。なんかゴムの一本締めですぐに外れてしまいそうなのですが、いやいやよくできていて歩行中に外れることはまずありません。歩いているとき私のつけている一般的な2本ゴム締めタイプはときどきゴムが外れるのに息子の着けたこれはぜんぜん外れないなんてこともありました。他のアイゼンのように横にゴムの取り付け口が立ち上がったりもしていないのでズレもありません。サイズ的にも汎用性が高い。ゴムバンドがそのままASPの役目を果たすのもシンプルでよい。お奨めです。

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長もの
しつこいようですが滑落するような危険なところは縦走路にはないのでピッケルはまず必要ありません。ただ、昨年雁坂から川又へ向かう雁道場経由の道を降りた際に、北面の延々とトラバースする痩せた道がけっこう凍っていてピッケルあったら安心かなというところが3,4箇所ありました。ほかでは特に必要性を感じたことはないので、クラッシックなスタイルのアクセサリーとして持っていってもよいかなあという程度です。
ストックはあればかならず役にたちます。この時期雪が腐っていて踏み抜くことが多いので、それを避ける踏み抜かぬ先の杖としても有用です。もちろん不運にも踏み抜いたあとにそこから抜け出すとときにも役にたちます。最近私もシングル派から転向したばかりですが、ダブルでの使用をお奨めします。
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by mobydick67 | 2009-05-19 21:56 | 奥秩父:山歩きと備忘録 | Comments(2)
Commented by mt_hanter at 2009-05-20 01:38
詳しい情報ありがとうございます。大変助かります!
今の時期、甲武信周辺の残雪状況が分からなく、装備に悩まされている人っていっぱいいると思いますよ。一番上の写真は甲武信ですか??すごい人気ですね…
Commented by mobydick67 at 2009-05-20 08:28
09年5月4日の甲武信小屋、テント場です。
小屋のひとによれば前日3日のほうが多かったそうです。
天気が良いとやはりこういう状況になりますね。
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